SBI証券アプリの注文画面、入力する3つの項目
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SBI証券のスマホアプリの注文画面で入力する項目は、大きく「株数」「執行方法(成行か指値か)」「注文の有効期間」の3つです。成行は価格を指定せずその時の市場価格で確実に約定させる方法、指値は価格を指定してその条件でなければ約定しない方法で、有効期間は当日中・今週中・期間指定(最大15営業日)から選びます。出した注文は注文照会画面から価格や株数の訂正、指値から成行への変更ができます。
アプリの注文画面は、初めて開くと項目が多く見えます。株数、執行方法、期間、預り区分(その株を課税口座で持つかNISA口座で持つかの区分)。どれか一つでも意味が分からないと、確認ボタンを押す手が止まります。実際のお金が動く画面なので、そこで慎重になるのは自然なことです。
ただ、入力の中心は「何株を」「どんな価格の決め方で」「いつまで有効に」の3つだけです。この3つの意味が分かれば、残りは確認画面をたどるだけで注文は出せます。ここではSBI証券のスマホアプリを例に、画面のどこを見て何を入れるのかを順にたどります。
注文画面はどこから開く?
注文の入り口は2つあります。一つは個別銘柄の画面から入る方法で、見たい銘柄を表示した状態で「取引」ボタンをタップすると、新規注文の入力画面に進みます。銘柄を確認してから発注する、いちばん基本の流れです。
もう一つが板(気配値一覧)からの発注です。板とは、いくらの価格にどれだけの買い注文・売り注文が並んでいるかを一覧にした画面のこと。この板の価格をタップすると、その価格が注文入力欄に反映されます。SBI証券の株アプリでは、この板注文機能で最短2タップの発注ができるとされています。
初めのうちは、銘柄画面から「取引」で入るルートで十分です。板からの発注は入力が速い代わりに、押した価格がそのまま指値になるため、慣れないうちは意図と違う価格をタップする余地があります。
- 株数(何株買う・売るか)
- 執行方法(成行か指値か。指値なら価格も入力)
- 注文の有効期間(当日中・今週中・期間指定)
成行と指値は何が違う?
執行方法の欄で選ぶのが、成行(なりゆき)と指値(さしね)です。ここが注文画面でいちばん迷うところなので、違いをはっきりさせておきます。
| 成行 | 指値 | |
|---|---|---|
| 価格の指定 | しない | する |
| 約定のしやすさ | その時の市場価格で約定する | 条件に合わなければ約定しない |
| 約定価格 | 事前に確定しない | 指定した条件の範囲内 |
| 向く場面 | 価格より約定を優先したいとき | 約定より価格を優先したいとき |
SBI証券の公表データをもとに作成
成行注文は、価格を指定しない注文です。「いくらでもいいから買う(売る)」という指示なので、その時点の市場価格で約定します。約定しやすい代わりに、いくらで約定するかは事前に確定しません。
指値注文は、価格を指定する注文です。「この価格以下でなければ買わない」「この価格以上でなければ売らない」という条件が付くため、希望する価格を確保できます。ただし条件に合う相手がいなければ約定しないまま終わります。
判断の軸はシンプルで、「確実に約定させたい」なら成行、「この値段でなければ見送っていい」なら指値です。どちらが優れているという話ではなく、その注文で価格と約定のどちらを優先するかで選び分けます。
板が薄い(注文が少ない)銘柄や値動きの荒い場面では、直前に見ていた価格と実際の約定価格が離れることがあります。価格のブレを避けたい場面では、指値で上限・下限を自分で決めておくほうが結果を読めます。
指値の価格はどう入力する?
指値を選ぶと、価格の入力欄が現れます。ここに入れるのは「自分が許容できる価格」です。買いなら「これ以上は出さない」という上限、売りなら「これ以下では手放さない」という下限になります。
- 銘柄画面から「取引」をタップ新規注文の入力画面を開きます。
- 株数を入力その銘柄の売買単位(単元)に沿った株数を入れます。
- 執行方法で「指値」を選択成行との切り替えはこの欄で行います。
- 価格を入力板の価格をタップして反映させることもできます。
- 有効期間を選択当日中・今週中・期間指定から選びます。
- 確認画面で内容を照合銘柄・売買の別・株数・価格・期間を読み上げるつもりで確認します。
確認画面は形式的な一手間に見えますが、押し間違いを止められる最後の場所です。特に「買い」と「売り」の取り違え、株数のゼロの数は、ここで気づけば損失なく直せます。
有効期間の「当日中」「今週中」はいつまで?
指値注文はその場で約定するとは限らないため、注文をいつまで生かしておくかを決める必要があります。SBI証券では次のように定められています。
| 有効期間 | いつまで有効か |
|---|---|
| 当日中 | 注文した日の15時まで |
| 今週中 | 注文した日を含む週の最終営業日15時まで |
| 期間指定 | 注文した日から最大15営業日まで設定できる |
SBI証券の公表データをもとに作成
成行なら市場が開いていればその場で約定するので期間はあまり意識しませんが、指値では期間の選択が結果を左右します。「今日の値動きの中でこの価格になったら」という考えなら当日中、「数日のうちにこの価格まで来たら」という考えなら今週中や期間指定が対応します。
配当や株主優待をもらうには、その権利が確定する日までに株を買っておく必要があります。買う期限にあたる日を「権利付き最終売買日」、その翌営業日で権利が付かなくなる日を「権利落ち日」と呼びます。この2日をまたぐ「今週中」「期間指定」の注文は、権利確定情報が確認された場合に受付が抑止されます。権利落ち日には株価の基準が変わるためです。長めの期間を設定したのに注文が通らないときは、この時期に当たっていないか確認してください。
出した注文は後から直せる?
約定前の注文なら、訂正も取消もできます。注文照会画面で対象の注文をタップし、「注文訂正」ボタンから価格や株数を変更します。指値から成行への変更もこの画面で行えます。「なかなか約定しないので、価格指定をやめて確実に約定させたい」という切り替えができるということです。
ひとつ注意点があります。期間指定で出した注文の価格を成行に変更すると、有効期間は自動的に「当日中」に変わります。成行は当日の市場価格で約定させる注文なので、複数日にまたがる設定が維持されない仕様です。変更したつもりのない期間が短くなるので、訂正後は期間の表示も見ておくと安心です。
訂正できるのは約定前の注文に限られる、という前提は押さえておいてください。成行注文は出した直後に約定することが多く、その場合は訂正の対象になりません。価格を練り直す余地を残したいなら、はじめから指値で出しておくほうが選択肢が残ります。
成行・指値の次に出てくる注文方法は?
SBI証券には、成行・指値のほかにいくつかの注文方法があります。名前だけ知っておくと、画面で見かけたときに戸惑いません。
- 執行条件付注文:成行・指値に条件を付けるもので、6種類の執行条件が用意されています。
- 逆指値注文:「この価格まで下がったら売る」というように、通常の指値と逆向きの条件を付ける注文。保有株が下落したときの損失拡大を防ぐ(損切りの)用途で使われます。
- OCO注文・IFD注文・IFDOCO注文:複数の注文を組み合わせて出す方法です。
最初のうちは成行と指値の2つで足ります。逆指値は、あらかじめ決めた損切りラインを注文として置いておける点で、感情が入りやすい下落局面と相性がいい仕組みです。基本の注文に慣れてから触れると、意味がつかみやすくなります。
操作そのものは、入力3項目と確認画面だけです。それでも初回に不安が残るのは、画面の意味と自分の意図がまだ結びついていないからです。次の5点を確かめると、意図と画面が揃います。
- 買いと売り、意図した側になっているか
- 株数は売買単位に合っているか・桁は正しいか
- 成行と指値、この注文で優先したいのはどちらか
- 指値なら、その価格は自分が許容できる水準か
- 有効期間は自分の想定する時間の長さと合っているか
この5点を口に出して読めるなら、その注文は自分の判断で出した注文です。操作を覚えることが目的ではなく、意図どおりの注文を出せる状態を作ることが目的なので、時間をかけて確認して構いません。
アプリの画面構成や仕様は変更される場合があるため、実際の操作時は最新の公式案内をご確認ください。投資は自己責任であり、元本が保証されるものではありません。本記事は特定の銘柄や商品の売買を推奨するものではなく、操作方法と用語の解説を目的としています。
よくある質問
SBI証券のアプリで成行注文を出すと、いくらで約定しますか?
成行注文は価格を指定しない注文のため、約定価格は事前に確定しません。注文が処理された時点の市場価格で約定します。値動きが荒い場面や板が薄い銘柄では、注文直前に見ていた価格と約定価格が離れることがあります。
指値注文の有効期間はどれくらい設定できますか?
SBI証券では「当日中」が注文日の15時まで、「今週中」が注文日を含む週の最終営業日15時まで、「期間指定」は注文日から最大15営業日まで設定できます。
出した注文の価格を後から変更できますか?
約定前であれば、注文照会画面で対象の注文をタップし「注文訂正」から価格や株数を変更できます。指値から成行への変更も可能ですが、期間指定の注文を成行に変更すると有効期間は自動的に「当日中」になります。
板から注文する方法と、銘柄画面から注文する方法は何が違いますか?
板(気配値一覧)からの注文は価格をタップすると注文入力欄にその価格が反映され、最短2タップで発注できます。銘柄画面から「取引」ボタンで進む方法は入力項目を一つずつ確認しながら進められるため、操作に慣れていない段階ではこちらのほうが取り違えに気づきやすくなります。
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