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英検6級・7級は延期中、今から始めるなら5級が入口

2026年11月4日|いろは堂まなび編集部
木の机の上に開かれた古い英語の洋書、屋内で人物は写っていない。

画像出典: ぱくたそ

この記事の要点
日本英語検定協会は2026年7月31日、新設予定だった英検6級・7級の導入延期を発表し、新たな導入時期は未定です。2026年10月30日に申込が始まった2026年度第3回検定は従来どおり5級〜1級で、英語に自信のない人の入口は英検5級になります。5級は中学初級程度で、長文読解はなく短文の空所補充や語順整序が中心です。
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英検に6級と7級ができるって聞いたんだけど、それなら自分でも受けられるかな…?

英検の6級・7級は、2026年7月31日に日本英語検定協会が導入延期を発表しています。小学校段階の外国語教育をめぐる次期学習指導要領の審議動向を踏まえ、制度設計を再検討する必要があると判断したためで、新しい導入時期は未定のままです。いったん公表されていた出題形式や検定料も、導入時期の再設定に合わせて見直される予定とされています。

つまり、2026年10月30日に申込が始まった2026年度第3回検定に、6級・7級は含まれていません。今から英語をゼロから積み直したい人にとっての現実的な入口は、従来どおりの英検5級です。正直なところ「もっとやさしい級を待とう」と構えていると、待ち時間だけが伸びます。待たずに踏める一段を先に見ておきましょう。

英検6級・7級はいつ受けられる?

現時点では受けられません。2025年11月27日に「6級」「7級」を新設し、2026年度第3回検定から導入する予定だと発表されていましたが、その後2026年7月31日に導入延期が正式に発表されました。延期の理由は、小学校段階の外国語教育の見直し議論を含む次期学習指導要領の審議動向を踏まえ、英語能力観に即した制度設計の再検討が不可欠と判断したためです。

当初の計画では、6級・7級は小学校中〜高学年の英語学習に対応する、5級よりやさしいレベルとして想定されていました。検定料は6級1,500円・7級1,000円、会場は学校や塾などの団体(準会場)申込で、PCやタブレットを使うオンライン方式で実施する計画でした。ただしこれらの条件は、導入時期の再設定に合わせて見直される予定です。今の数字をそのまま前提に計画を立てない方が安全です。

待つ選択が向かないケースもあります

新しい導入時期は公表されていません。「6級ができたら始める」と決めると、始める日が自分の手から離れてしまいます。英語をやり直す動機が今あるなら、現行の級で始めた方が動きやすいです。逆に、お子さんの学習として小学生に合う級を探している場合は、現行5級が難しければ英検Jr.のような別の選択肢を検討する余地があります。

ゼロから始めるなら、なぜ5級が入口になるのか

英検5級は中学初級程度のレベルで、出題は筆記(リーディング)・リスニング・任意の録音形式スピーキングテストという構成です。一次試験のリーディングとリスニングに合格したあと、スピーキングテストを録音形式で任意に受けられる仕組みになっています。

英語から離れて長い人が身構えるのは「長文を読まされるのでは」という点ですが、5級のリーディングに長文読解はありません。中心は短文の空所補充と語順整序で、問われるのは基礎的な語彙・熟語の知識と基本文法です。be動詞と一般動詞の現在形、疑問文、否定文——学校で最初に習った範囲が、そのまま出題範囲だと考えてください。出題テーマも家族・趣味・スポーツなど身近な話題に限られます。

5級で問われるもの
  • 基礎的な語彙・熟語の知識
  • be動詞/一般動詞の現在形
  • 疑問文・否定文のつくり方
  • 短文の空所補充・語順整序
  • 身近な話題のリスニング

似た名前の「英検Jr.」とは性格が違います。英検Jr.はBRONZE・SILVER・GOLDの3グレードで、リスニング中心・合否判定なしの育成プログラムです(評価は正答率ベースで、目安は80%)。英語に親しむことが目的なので、「英語力を示す」「上位級につなげる」には向きません。対して英検5級は合否判定のある資格試験で、ここで受かった事実がそのまま次の級への足場になります。学び直しの区切りを形に残したいなら、5級の側です。

社会人はどう時間を確保する?

ここからは、確保できる時間が違う二者に分けて書きます。まず社会人の場合、平日にまとまった学習時間を取るのは現実的ではありません。狙うのは通勤・昼休み・寝る前の3枠です。朝の移動でリスニング音声を流し、昼休みに単語を10語、寝る前に短文の問題を5問。1枠が10〜15分でも、週5日続けば平日だけで週2.5〜3.75時間になります。

この「1日3枠×10〜15分」は、何時間で合格できるかという話ではなく、続く形から逆算した時間割です。合格までの必要時間は公表されていないので、他人の時間数を目標に据えない方がいいです。代わりに到達点で測ります。5級なら「身近な話題の短文を、辞書なしで意味が取れる」「be動詞と一般動詞の疑問文を自分で作れる」状態を目安にしてください。これは出題範囲から導いた基準で、達成できたかを自分で確かめられます。

  1. まず範囲を固定する5級用の問題集を1冊だけ決める。複数冊は進捗が見えなくなる原因になります。
  2. 単語を先に回す短文が読めない原因の多くは文法ではなく語彙です。先に語彙を動かす方が、問題が解ける体感が早く来ます。
  3. 週末に通しで1回平日に積んだものを、週末30分で過去形式の問題に通す。できなかった箇所だけ翌週の平日枠に戻します。

学生はどう取り組む?

学生の場合、平日の放課後や休日にまとまった時間を取れるぶん、進め方が変わります。社会人向けの「スキマを拾う」設計は、時間がある人には逆に非効率です。週2〜3回、1回45〜60分のまとまった枠を取り、1回の中で「語彙→文法→リスニング」を通してください。短く区切る必要がない人は、一続きでやった方が文法と語彙のつながりが見えます。

学生が5級から始めることに抵抗を感じる場合もあります。ただ、合否の出る試験で基礎の完成を確認してから4級・3級へ進む方が、途中でつまずいて戻る回数が減ります。5級はゴールではなく、上位級への足場として設計されている級です。先に進むスピードを上げたいほど、ここを飛ばさない価値があります。

🤔
5級から受けるのって、遠回りにならない?

遠回りになるかどうかは、今の到達度で決まります。短文の語順整序が自力で解けないなら、4級の長文に進んでも時間だけがかかります。逆に5級の問題を解いてみて8割以上取れるなら、1つ上の級に申し込む判断でかまいません。受ける級は願望ではなく、解けた問題数で決める——これが一番失敗しない選び方です。

申込はいつまで?手続きの進め方

2026年度第3回検定の申込情報は、2026年11月3日時点で確認できる範囲では次のとおりです。本会場の個人申込は、申込期間が2026年10月30日(金)から2026年12月14日(月)まで、一次試験は2027年1月24日(日)に実施予定とされています。

一方、準会場(学校・塾などの団体申込)は、本会場と異なる日程が設定される場合があります。学校やお子さんの塾を通して受ける場合は、本会場の日程をそのまま当てはめないでください。準会場の正確な申込スケジュールは、日本英語検定協会の公式サイト(eiken.or.jp)の申込ページで確認するのが確実です。申込先の団体からの案内がある場合は、そちらが優先されます。

申し込む前に決めておく3つ
  • 受ける級(5級の問題を10問解いて判断する)
  • 本会場の個人申込か、準会場の団体申込か
  • 一次試験日から逆算した、週あたりの学習枠

締切まで日数があると、申込自体を後回しにしがちです。ただ、申し込んで試験日が決まった時点で学習計画の終点が確定します。先に日付を決める方が、学習は続きます。まずは公式サイトで級ごとの申込ページをのぞいて、自分が受ける形式を確かめるところからで十分です。

この進め方が向かないケース

仕事や学業の繁忙期が2026年12月〜2027年1月に重なる人は、無理に第3回に合わせる必要はありません。英検は年に複数回実施されるため、次の回に照準を合わせた方が、途中で投げ出すリスクは下がります。また、資格の形で残す必要がなく英語に触れたいだけなら、試験を目標にしない学び方の方が合っています。

よくある質問

英検の6級・7級はいつから受けられますか?

新たな導入時期は未定です。日本英語検定協会は2026年7月31日に6級・7級の導入延期を発表し、今後の審議動向を踏まえて改めて検討・公表するとしています。2026年11月3日時点で、具体的な実施時期は公表されていません。

2026年度第3回検定に6級・7級は含まれますか?

含まれません。2026年10月30日に申込が始まった2026年度第3回検定は、従来どおり5級から1級までが対象です。英語をゼロから始める人が選べる最もやさしい級は5級になります。

英検5級はどのくらいのレベルですか?

中学初級程度です。出題はリーディング・リスニングと、任意の録音形式スピーキングテストで構成されます。リーディングに長文読解はなく、短文の空所補充や語順整序が中心で、基礎的な語彙と、be動詞・一般動詞の現在形や疑問文・否定文といった基本文法が問われます。

英検Jr.と英検5級はどう違いますか?

英検Jr.はBRONZE・SILVER・GOLDの3グレードで、リスニング中心・合否判定なし(正答率ベースの評価、目安80%)の育成プログラムです。英検5級はリーディングとリスニングの2技能に任意のスピーキングを加えた構成で合否判定があり、上位級につなげる資格試験としての性質を持ちます。

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