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ライブ配信の通信量、高画質は1時間2GBが目安

2026年8月15日|いろは堂テック編集部
室内で1人が動画配信アプリの画面をスマートフォンで操作する手元

画像出典: cottonbro studio / Pexels

この記事の要点
動画のライブ配信は高画質(1080p相当)で1時間あたり約2GB、標準画質(480p相当)で約0.5GBが目安です。ニュース中継のように音声と字幕が中心の映像なら、モバイル通信のときだけアプリ側の画質を下げる設定にしておくと、視聴時間を変えずに消費を数分の一に抑えられます。自宅のWi-Fiにつながっているかを見てから再生を始めるだけでも効果があります。
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中継を2時間見ていたら、月末でもないのにギガが残り少なくなってた…

ライブ配信は、テレビと同じ感覚で「つけっぱなし」にしてしまいやすいものです。ところが通信のしくみとしては、映っている間ずっと映像データを受け取り続けているので、見ていた時間がそのまま通信量になります。式典の中継や記者会見のように数時間続くものだと、その差は無視できない大きさになります。

正直なところ、視聴をがまんする必要はありません。減らすべきなのは視聴時間ではなく、1時間あたりに受け取るデータの量です。やることは、回線の確認とアプリの画質設定の2つだけです。

ライブ配信は1時間でどれくらいの通信量になる?

まず、どのくらいの規模の話なのかを数字で合わせておきます。通信事業者系メディアが示している一般的な目安は次のとおりです。

画質1時間あたりの通信量目安
高画質(1080p相当)約2GB
標準画質(480p相当)約0.5GB

NURO 光(So-net)の公表データをもとに作成

上の表で見ると、同じ1時間でも画質によって4倍ほど差が出ます。高画質のまま3時間の中継を見れば6GB前後、標準画質なら1.5GB前後という計算です。月3GBのプランを使っている人にとっては、この違いはそのまま「今月あと何日ふつうに使えるか」に直結します。

別の換算では、高画質なら1GBを約1時間で使い切り、低画質なら1GBで約3時間見られるとされています。標準画質(480p)で1GBあたり約2〜2.5時間、あるいは約90分といった目安も紹介されていて、数字には提供元や条件による幅があります。厳密な値ではなく「桁の感覚」としてつかんでおくのが実用的です。

ニュース系のライブ配信でも同じ量を使う?

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映画じゃなくてニュース中継でも、そんなに使うものなの?

ニュース系のアプリは、映像の性質に合わせて画質の選択肢を細かく用意していることがあります。NHKプラスのライブ配信を計測した目安が公開されているので、幅がわかりやすい例として見てみます。

画質設定1時間あたりの通信量目安
高画質約0.7GB
中画質約0.4GB
低画質約0.2GB
最低画質約0.1GB

WiMAX解説ブログの公表データをもとに作成

上の表の高画質と最低画質では、7倍の開きがあります。同じ資料では、月3GBのプランでも中画質なら約7時間半視聴できる計算になると紹介されています。設定ひとつで「3GBが1日で消える」か「1か月分の中継に足りる」かが変わるということです。

そして中継やニュース速報は、風景の細部より「誰が何を話しているか」「テロップに何と出ているか」が情報の中心です。スマホの画面サイズなら、低〜中画質でも読み取りに困る場面は多くありません。映画やスポーツの動きの速い映像とは、必要な画質がそもそも違います。

Wi-Fiと4G/5Gはどう使い分ければいい?

ここでいう使い分けは、難しい設定の話ではありません。自宅や職場のように固定回線のWi-Fiがある場所では、そのWi-Fiにつながった状態で再生を始める。移動中や外出先ではモバイル回線(4G/5G)に切り替わっている前提で画質を下げておく。この2つが基本形です。

やっかいなのは「つながっているつもり」のときです。玄関を出た直後や、電波の弱い部屋の端では、Wi-Fiの表示が残ったまま実際には不安定になっていることがあります。長時間の中継を見る前だけでも、画面上部のアイコンがWi-Fiか、モバイル回線の表示になっているかを一度見ておくと安心です。

  1. 再生前に接続先を見るステータスバーがWi-Fi表示か、4G/5G表示かを確認します。長時間見るときほど効きます。
  2. アプリの画質設定を開く動画・ニュース系アプリの多くは、設定内に画質やデータ消費の項目があります。
  3. モバイル通信時だけ画質を下げるNHKプラスのように、モバイル通信時とWi-Fi接続時で別々に画質を設定できるアプリがあります。分けて設定できるなら、Wi-Fiは高画質のまま、モバイルだけ低画質にします。
  4. 見終わったら再生を止めるライブ配信は開いている限りデータを受け取り続けます。ながら視聴で放置しないだけでも差が出ます。
長時間の中継を見る前の3点チェック
  • いまWi-Fiにつながっているか(アイコンを見る)
  • アプリの画質はモバイル通信時に下がる設定になっているか
  • 今月の残りデータ量は、視聴予定時間×画質の目安に耐えられるか

外出先のフリーWi-Fiにつなげば解決する?

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カフェのWi-Fiにつなげば、ギガを使わずに見放題ってこと?

公衆Wi-Fiは通信量を使わない代わりに、別の注意点がついてきます。総務省は公衆Wi-Fi利用者向けの簡易マニュアルで、対策として①接続するアクセスポイントをよく確認する②正しいURLでHTTPS通信しているか確認する③パソコン・端末の共有設定に注意する、の3点を挙げています。

公衆Wi-Fiでは通信内容が盗聴され、IDやパスワードが盗まれるおそれがあります。そのため総務省の資料では、VPN(通信内容を暗号化してやり取りするしくみ)の活用や、外出先ではまず携帯電話回線を優先し、信頼できないフリーWi-Fiで重要な情報をやり取りしないことが推奨されています。

ニュース映像を見るだけならリスクは限定的ですが、その同じ回線でログインや決済をしないこと。ここが実際の線引きになります。中継を見ながらネットバンキングを開く、といった使い方は避けてください。

画質を下げないほうがいい場面もあります

手話通訳や資料映像のように、画面の細かい部分を読み取る必要がある中継では、画質を落とすと本来の目的が果たせません。字幕やテロップが読みにくいと感じたら、無理に最低画質で粘らず、Wi-Fi環境へ移るか一段上の画質に戻す判断のほうが正解です。データを節約するために内容を取りこぼしては本末転倒です。

プランを変えたほうがいいのはどんな人?

設定でしのげる範囲を超えているなら、プラン側で解決したほうが早い場合もあります。判断の目安は「月に何時間くらい、Wi-Fiのない場所で動画を見るか」です。ここが月10時間を超えてくると、小容量プランでの節約はかなり窮屈になります。

市況としては、楽天モバイルがデータ使用量に応じた段階制で無制限プランが月3,278円、ahamoは大盛りオプション加入で月間110GBまで、povo2.0はauのメイン回線を使うトッピング(都度課金)型、といった選択肢があります(いずれも2026年8月時点の比較メディアの掲載内容で、正確な最新条件は各社公式サイトでの確認が必要です)。

容量を使い切った後の低速時の速度にも差があります。例としてahamoは最大1Mbps程度、povoは最大128kbpsとされています。1Mbps程度あればニュース記事のテキストや画像は読めますが、ライブ動画の視聴は苦しくなります。128kbpsになると、テキストの表示すらもたつきます。制限にかかった後どこまで粘れるかは、この数値でおおよそ見当がつきます。

今日からできる設定の見直し

結局のところ、効くのは地味な2つです。ひとつは、長時間の中継を再生する前に接続先を一度見る習慣。もうひとつは、アプリのモバイル通信時の画質を一度だけ下げておくことです。どちらも数十秒で終わり、次からは何もしなくても効き続けます。

次に速報や中継を見たくなったときに、通信量を気にして見送らずに済む。それだけで十分な見返りだと思います。

よくある質問

ライブ配信を1時間見ると通信量はどれくらいですか?

高画質(1080p相当)で約2GB、標準画質(480p相当)で約0.5GBが目安です。ニュース系のNHKプラスのライブ配信では、高画質約0.7GB、中画質約0.4GB、低画質約0.2GB、最低画質約0.1GBという計測目安が示されています。実際の値は配信側が1秒あたりどれだけのデータを送る設定にしているか(ビットレート)によって変動します。

モバイル通信のときだけ画質を下げることはできますか?

できるアプリがあります。NHKプラスのアプリはモバイル通信時とWi-Fi接続時で別々に画質を設定できる仕様で、外出先のモバイル通信時だけ画質を低くしておけば、自宅のWi-Fiでは高画質のまま視聴できます。設定は各アプリの設定画面内の画質・データ使用の項目にあります。

月3GBのプランでライブ配信はどのくらい見られますか?

NHKプラスを中画質(1時間あたり約0.4GB)で見た場合、月3GBで約7時間半視聴できる計算になります。同じ3GBでも高画質(1080p相当・1時間あたり約2GB)の動画なら1時間半程度で使い切ります。画質設定によって視聴できる時間は数倍変わります。

外出先のフリーWi-Fiでライブ配信を見ても安全ですか?

映像を見るだけであればリスクは限定的ですが、公衆Wi-Fiでは通信内容が盗聴されIDやパスワードが盗まれるおそれがあります。総務省は接続先アクセスポイントの確認、HTTPS通信の確認、端末の共有設定への注意を挙げており、信頼できないフリーWi-Fiでログインや決済などの重要な情報をやり取りすることは避けるべきとされています。

※記事で使用した内容・数値は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。