引越しのネット回線、そのまま?それとも乗り換える?
引越し時のネット回線は「継続(移転手続き)」か「乗り換え(解約して新規契約)」の2択です。今の回線に不満がなく新居が対応しているなら継続、速度や料金に不満があるなら違約金と工事費残債を確認したうえで乗り換えが有力です。手続きは引越しの1カ月前、3〜4月の繁忙期にかかるなら2カ月前に始めると安心です。
わかります。引越しの準備リストの中で、ネット回線はいちばん後回しにされがちで、いちばん「後悔しやすい」項目です。手続きが遅れると、新居でしばらくネットなし生活になることもあります。
梅雨どきの引越しは天気こそ心配ですが、実は春の繁忙期を外れていて、業者の予定も工事の予約も取りやすい時期。7月の異動シーズンを前に、この6月に新居へ移る方も少なくありません。
この記事では、「継続」と「乗り換え」どちらを選ぶかの判断基準と、引越し前後の手続きの流れ、ネットが使えない期間のつなぎ方をまとめます。
引越しのネット回線、選択肢は何がありますか?
大きく分けると2つです。1つめは継続(移転手続き)。今の契約を続けたまま、利用場所を新居に移す方法です。2つめは乗り換え。今の回線を解約し、新居で別の回線を新規契約する方法です。
「今のままでいいや」と思っていても、新居が今の回線の提供エリア外だったり、マンションに別の回線設備しか入っていなかったりして、乗り換えざるを得ないケースもあります。まず最初にやるべきことは、新居で使える回線を確認することです。物件の不動産会社への確認や、各回線のエリア検索で調べられます。
継続と乗り換え、どちらを選べばいいですか?
判断の材料は、おおよそ次の4つに整理できます。
| チェック項目 | 継続が向く | 乗り換えが向く |
|---|---|---|
| 今の回線への満足度 | 速度・料金に不満なし | 夜遅い・料金が高いと感じる |
| 新居の設備 | 同じ回線がそのまま使える | エリア外・別設備のみ |
| 違約金・工事費残債 | 残債が多く解約コストが重い | 更新月が近い・残債が少ない |
| 特典 | — | 新規向けの割引・特典を使いたい |
今の回線に不満がないなら継続、「夜に遅い」「料金が高い」と感じているなら、引越しは乗り換えの絶好のタイミングです。引越しでは多くの場合どのみち工事や手続きが発生するので、乗り換えの手間が相対的に小さくなるからです。
継続(移転)の手続きはどう進めますか?
- 新居の対応を確認する今の回線の公式サイトやサポートで、新居の住所が提供エリアか、建物に設備があるかを確認します。
- 移転を申し込むマイページや電話で移転手続きをします。引越し日と新居の住所が決まったら、できるだけ早めに。
- 工事日を調整する新居での開通工事(必要な場合)と、旧居の撤去対応の日程を決めます。立ち会いが必要なことも多いです。
- 新居で開通を確認するルーターを設置し、接続を確認したら完了です。
注意したいのは、「継続」でも新居で開通工事が必要になり、移転工事費がかかる場合があること。無料キャンペーンの対象になることもあるので、申し込み時に費用を確認しておきましょう。
乗り換える場合の手順と注意点は?
乗り換えで大事なのは順番です。「新しい回線の申し込みを先に、今の回線の解約は開通の目処が立ってから」が基本。先に解約してしまうと、新居でネットが使えない期間が長くなりがちです。
- 新居で使う回線を選んで申し込む新居の設備・エリアに合わせて選びます。工事の予約は早い者勝ちです。
- 開通日を確定させる引越し日以降のなるべく早い日に工事日を押さえます。
- 今の回線の解約を連絡する解約日は引越し日に合わせます。レンタル機器の返却方法も確認を。
- 旧居の撤去対応をする回線設備の撤去が必要と案内された場合は、退去日までに済ませます。
工事費を分割払い中の場合、解約時に残債が一括請求されることがあります。また、解約違約金は2022年7月以降に結んだ契約では月額料金1カ月分相当が上限とされていますが、それ以前の契約では高めの違約金が残っていることも。残債と違約金の合計が大きい場合や、新居に短期間しか住まない予定の場合は、無理に乗り換えず継続のほうが得なこともあります。マイページで「解約時にかかる費用」を確認してから決めましょう。
ネットが使えない期間はどうつなぎますか?
光回線は申し込みから開通まで数週間かかることが珍しくなく、引越し直後に「ネットなし期間」が生まれがちです。つなぎの選択肢を知っておくと慌てません。
- スマホのテザリングでしのぐ(データ容量に注意。大容量プランなら現実的)
- 工事不要のホームルーターやポケット型Wi-Fiを短期利用する
- 回線事業者の「開通前レンタル」サービスがあれば活用する
在宅勤務がある人は、開通日が引越し日に間に合うかを最優先で確認してください。間に合わない場合はつなぎ手段の準備を先に済ませておくと安心です。
まとめ:1カ月前に動き出せば大丈夫です
引越しのネット回線は、「新居で使える回線の確認」から始めて、継続か乗り換えかを決め、工事日を早めに押さえる。この流れさえ守れば難しくありません。目安は引越しの1カ月前、春の繁忙期なら2カ月前です。
今の回線に少しでも不満があるなら、引越しは料金と速度を見直すいい機会です。荷造りの前に、まずはマイページで契約内容をのぞいてみてください。
よくある質問
引越しのネット回線手続きはいつから始めればいいですか?
引越しの1カ月前が目安です。光回線は申し込みから開通工事まで数週間かかることが多く、引越しが集中する3〜4月は工事予約がさらに取りにくくなるため、繁忙期にかかる場合は2カ月前に動き始めると安心です。新居の住所と入居日が決まったら、すぐに手続きを始めましょう。
引越し先でも今の光回線をそのまま使えますか?
新居が提供エリア内で、建物に対応設備があれば「移転手続き」で継続利用できます。ただし継続でも新居側で開通工事が必要になる場合が多く、移転工事費がかかることもあります。エリア外の場合や、マンションに別の回線設備しか入っていない場合は、乗り換えが必要です。
引越しでネット回線を解約すると違約金はかかりますか?
契約時期とプランによります。2022年7月以降に結んだ契約では、解約違約金は月額料金1カ月分相当が上限と定められていますが、それ以前の契約では高めの違約金が設定されていることがあります。また、開通工事費を分割払い中の場合は残債が一括請求されることがあるため、解約前にマイページなどで解約時費用の合計を確認するのが確実です。
引越し当日からネットを使う方法はありますか?
光回線は開通工事が必要なため、引越し当日から使うには早めの申し込みで工事日を入居直後に押さえておく必要があります。間に合わない場合は、スマホのテザリング、工事不要のホームルーターやポケット型Wi-Fiの短期利用、回線事業者の開通前レンタルサービスなどでつなぐ方法があります。
※本記事は各サービスの公式サイトおよび公開情報をもとに作成しています。内容・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。