光回線選びで迷子になったら。「スマホがどこの会社か」から考えると一気にラクになります
光回線選びは、回線そのものの比較より先に「自分と家族のスマホがどの系列か」から考えるのが近道です。大手キャリアのスマホなら、同じ系列の光回線とのセット割でスマホ側の料金が1回線あたり毎月割引され、家族の回線も対象になるため総額で有利になりやすいからです。格安SIMの人はセット割にこだわらず、月額の安さと契約の縛りの緩さで選ぶのがおすすめです。
わかります。光回線は名前のついたサービスが本当に多くて、真正面から全部を比較しようとすると必ず迷子になります。
GW明けで新生活が落ち着き、ドコモから夏モデルのXperia新機種の予約開始が発表されるなど、スマホの話題も増えてきたこの時期。実は光回線選びには「スマホから考える」という近道があります。
この記事では、スマホとのセット割を起点に光回線を絞り込む手順を、順番に整理していきます。
光回線はどうやって選べばいいですか?
結論から言うと、光回線は「回線単体の安さ」ではなく「自分と家族のスマホ回線との組み合わせ」から考えると、候補が一気に2〜3つまで絞れます。
理由はシンプルで、大手携帯キャリアには「スマホと同じ系列の光回線を契約すると、スマホ側の料金が毎月割引される」セット割の仕組みがあるからです。光回線自体の月額はどの会社も大きくは変わらないため、スマホ側の割引まで含めた総額で比べるほうが実態に合っています。
そのとおりです。まずは自分と家族が使っているスマホ回線を紙に書き出すところから始めましょう。
スマホとのセット割とはどんな仕組みですか?
セット割は、対象の光回線とスマホをセットで契約すると、光回線ではなくスマホ側の月額料金が割引される仕組みです。系列の対応関係は、おおよそ次のようになっています。
| スマホ回線 | セット割の対象になる光回線 |
|---|---|
| ドコモ系 | ドコモ系列の光回線サービス |
| au・UQモバイル系 | au系列の光回線のほか、提携する電力系・ケーブル系回線など対象が広め |
| ソフトバンク・ワイモバイル系 | ソフトバンク系列の光回線サービス |
| 楽天モバイル | 楽天系列の光回線(固定のセット割ではなくキャンペーン型の特典が中心) |
割引額は会社やプランによりますが、スマホ1回線あたり月数百円〜1,100円程度が目安。同居家族など複数回線が対象になるため、家族4人なら月数千円規模になることもあります。
ただし、割引の適用に光電話などの指定オプションへの加入が条件になっている場合があります。「割引額からオプション代を引いた実質額」で見るのを忘れずに。
格安SIMを使っている場合はどう選びますか?
格安SIMには大手のようなセット割がないか、あっても割引が小さいことがほとんどです。その場合、考え方はむしろシンプルになります。
- 光回線そのものの月額が安いか(スマホ側の割引をあてにしない)
- 契約期間の縛りや解約時の費用が緩やかか
- スマホと同じ会社が光回線も提供しているなら、セットのキャンペーンがないか一応確認
格安SIMの人は「セット割で選ぶ」から自由になれるぶん、月額と契約条件のシンプルさで選ぶのが正解です。スマホ側をすでに安くできているので、光回線も単体で安いものを組み合わせれば、通信費全体はかなり軽くなります。
セット割以外に確認すべきポイントは?
候補が絞れたら、契約前に次の4点を確認します。ここは系列に関係なく共通のチェックポイントです。
- 提供エリア公式サイトで住所を入れてエリア判定をします。地域限定で速さに定評のある回線もあるので、エリア内ならそれも候補に加えます。
- 建物の設備(集合住宅の場合)マンションは、建物までの回線と部屋までの配線方式で速度の上限が変わります。導入済みの設備は管理会社や掲示板の案内で確認できます。
- 2年間の総額月額だけでなく、工事費(実質無料の条件を含む)・事務手数料・キャッシュバックの受け取り条件まで含めて、2年間の総額で比べます。
- 速度の評判最大速度の表記はどこも似てしまうため、住んでいる地域での実測の評判も参考にします。
スマホを頻繁に乗り換える人は、そのたびにセット割の前提が崩れるため、割引に縛られず単体で安い回線を選ぶほうが気楽です。また、1〜2年以内に引っ越しの可能性がある人は、割引額よりも「解約時に工事費の残債や違約金がどうなるか」を優先して確認してください。現在は解約金の上限が以前より抑えられていますが、工事費の分割が残っていると精算が発生する場合があります。
申し込みから開通までの流れは?
申し込み後は、工事日を調整して開通を待ちます。戸建てや設備のないマンションでは立ち会い工事が必要で、申し込みから開通まで2週間〜1カ月程度が目安。設備導入済みのマンションなら、作業員が来ない無派遣工事で1〜2週間ほどで使えることもあります。
開通までの間に、Wi-Fiルーターの準備をしておくとスムーズです。回線会社からレンタルする方法と自分で購入する方法があり、迷ったらまずレンタルで始めて、あとから購入に切り替えても構いません。
引っ越しシーズンの直後や連休明けは工事が混みやすいので、使いたい日から逆算して1カ月前をめどに申し込むと安心です。
まとめ:スマホ→エリア→総額の順で絞れば迷いません
光回線選びの手順は、①自分と家族のスマホ回線を確認する②同系列のセット割対象回線を候補にする(格安SIMなら単体で安い回線)③エリア・建物設備・2年総額で最終確認する、の3段階です。
「どの回線がいちばんいいか」という万人共通の正解はなく、あるのは「うちのスマホ構成なら、これが総額で有利」という家庭ごとの答えです。まずは家族のスマホ回線の書き出しから始めてみてください。
よくある質問
光回線のセット割とは何ですか?
スマホと同じ系列の光回線をセットで契約すると、スマホ側の月額料金が毎月割引される仕組みです。割引されるのは光回線ではなくスマホの料金で、同居家族など対象範囲内の複数回線がまとめて割引されるのが特徴です。適用には光電話などの指定オプション加入が条件になる場合があります。
光回線のセット割でどのくらい安くなりますか?
会社やプランによりますが、スマホ1回線あたり月数百円〜1,100円程度が目安です。家族の対象回線もそれぞれ割引されるため、人数が多い家庭ほど総額の差が大きくなり、家族4人なら月数千円規模になることもあります。
格安SIMでも光回線のセット割は使えますか?
大手キャリアほどの割引は少ないものの、一部の格安SIMや同一系列の光回線でセット割やキャンペーン特典を用意している場合があります。基本は光回線単体の月額と契約条件のシンプルさで選び、セット特典があれば上乗せ程度に考えるのがおすすめです。
光回線は申し込みからどのくらいで使えますか?
立ち会い工事が必要な場合で2週間〜1カ月程度、設備導入済みマンションの無派遣工事なら1〜2週間程度が目安です。引っ越しシーズンや連休明けは工事が混み合うため、使いたい日の1カ月前をめどに申し込むと安心です。
※本記事は各サービスの公式サイトおよび公開情報をもとに作成しています。内容・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。