Wi-Fi同時接続台数の目安と、重いときの3つの対処法
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自宅Wi-Fiは、ルーターの「同時接続台数(理論値)」に対して30〜50%程度の稼働なら快適で、80%を超えると速度低下のリスクが高まります。新学期に授業用タブレットが増える家庭は、スマホ・PC・テレビ・ゲーム機・スマート家電まで含めて実際の接続台数を数え直し、上限に余裕がなければ帯域の振り分けや不要端末の整理、台数に強い機種への買い替えを検討するのが近道です。
Wi-Fiルーターには、同時につないでいい台数の上限があります。光回線の速度が十分でも、この上限に近づくと通信は不安定になります。ルーターの中では、つながっている端末が順番に電波を使う整理役をルーターが担っていて、相手が増えるほど一台あたりの順番待ちが長くなるイメージです。
正直なところ、この台数を意識したことがある人はあまり多くありません。ただ新学期は、授業用のタブレットが一気に家庭へ入ってくるタイミングです。増えた分をどこかで吸収できているのか、一度だけ数えておくと後がずいぶん楽になります。
そもそも同時接続台数とは?
同時接続台数とは、1台のWi-Fiルーターが同時に通信を受け持てる端末の数のことです。カタログや取扱説明書には「最大◯台」と書かれていますが、これは理論値で、条件が良いときの上限を指します。
実際の目安として東海ケーブルネットワークが案内しているのは、理論値の30〜50%程度の稼働なら快適で、80%を超えると速度低下のリスクが高まるという考え方です。つまり「最大20台」のルーターなら、常時つながっているのが6〜10台くらいなら余裕があり、16台を超えたあたりから不安定になりやすい、という読み方になります。
一般的な家庭用ルーターの標準的な同時接続台数は10〜20台程度とされています。一人暮らしなら10台前後で足りますが、子どもが複数いてスマート家電も使う家庭では、30〜40台規模の接続を想定した機種選びが必要になるケースもあります。
いま家に何台つながっている?数え方
感覚で「5台くらいかな」と思っていても、実際に数えると倍近くになることがよくあります。ポイントは、人が操作していない機器も接続台数に入るという点です。スマートスピーカーもロボット掃除機も、電源が入っていればずっとWi-Fiにつながっています。
- スマートテレビ・ストリーミング端末
- 据え置きゲーム機・携帯ゲーム機
- スマートスピーカー、スマートリモコン
- ネットワークカメラ、見守りカメラ
- プリンター、ロボット掃除機、エアコン
- 使わなくなった古いスマホ・タブレット
家族全員分のスマホとPCに、この一覧を足していきます。スマホ2台・タブレット・パソコン・スマートテレビ・ゲーム機で計6台という家庭でも、そこにスマート家電が3つ加われば9台です。
- 家族全員のスマホ・PCを数える仕事用と私用でスマホが2台ある人は2台として数えます。
- 据え置き機器を部屋ごとに歩いて数えるリビング・寝室・子ども部屋の順に見ていくと漏れにくくなります。
- 新学期に増える端末を足すオンライン授業用タブレット、きょうだい分の端末を先に加算しておきます。
- ルーターの上限を確認する取扱説明書かメーカーの製品ページで「同時接続台数」を探します。型番は本体の底面か背面のラベルに書かれています。
- 30〜50%に収まるか照らし合わせる収まっていれば、いまの環境は台数が原因ではない可能性が高くなります。
買い替える前にできる整理は?
上限に近い場合でも、まず試せる手当てが3つあります。費用がかからない順に並べると、不要端末の整理、帯域の振り分け、そして機種の見直しです。
使っていない端末を切り離す
引き出しにしまったままの古いスマホや、もう使っていないスマート家電がWi-Fiにつながったままになっていないか確認します。ルーターの管理画面には接続中の端末一覧が表示されるので、見覚えのない名前があれば、それが手がかりになります。心当たりのない端末が並んでいる場合は、Wi-Fiのパスワードが第三者に知られている可能性もあるため、暗号化方式(通信内容を第三者に読まれないよう変換する方式で、ルーターの設定画面では「WPA3」「WPA2」などの名前で選びます)と初期パスワードの設定を見直しておくと安心です。無線LANの安全な設定については、総務省が注意点を公開しています。
2.4GHzと5GHzに振り分ける
多くのルーターは2.4GHzと5GHzという2つの電波を同時に出しています。この2つは別々の通り道なので、端末を意識して分けるだけで一方の混雑が和らぎます。壁を挟んだ部屋のスマート家電は届きやすい2.4GHz、授業用タブレットや動画を見るテレビは速度の出やすい5GHzに寄せる、という分け方が実用的です。
台数に強い機種やメッシュWi-Fiへ
整理しても足りないときが、買い替えを考えるタイミングです。選ぶときの目安として案内されているのは、実際に接続したい端末数の2倍程度の同時接続数を持つ機種を選ぶこと。6台つなぐなら12台以上に対応したモデル、という考え方です。家が広くて電波が届かない部屋がある場合は、ルーターを複数台つないで家全体を覆うメッシュWi-Fiも選択肢になります。
接続台数が上限に対して十分余裕があるのに遅い場合、原因は別のところにあります。マンションの共用回線が夜間に混雑している、契約している回線の方式が古い、ルーター自体の設置場所が悪くて電波が届いていない、といった要因です。台数を数えて余裕があったなら、そこで買い替えを急がず、回線側や設置場所を先に疑ったほうが遠回りになりません。
新学期の前にやっておくと何が違う?
オンライン授業は、始まってから困っても途中で抜けられない場面があります。授業中に映像が固まるのは、家庭内の他の端末が同時に大きな通信をしていることが原因になりがちです。台数の全体像を先に把握しておけば、当日「テレビの動画を止める」「スマホをモバイル通信に切り替える」といった判断がその場でできます。
数えるだけなら30分もかかりません。上限に余裕があるとわかれば、それはそれで安心材料になります。ルーターの置き場所や2.4GHzと5GHzの使い分けも合わせて見直しておくと、同じ機器のままでも体感は変わります。
よくある質問
Wi-Fiルーターの同時接続台数はどこで確認できますか?
ルーター本体の底面や背面にあるラベルで型番を確認し、メーカーの製品ページや取扱説明書で「同時接続台数」の項目を見ると記載されています。カタログ上の数値は理論値のため、快適に使える台数はその30〜50%程度が目安とされています。
家庭用ルーターは何台までつなげますか?
一般的な家庭用ルーターの標準的な同時接続台数は10〜20台程度です。一人暮らしなら10台前後で足りますが、子どもが複数いてスマート家電も使う家庭では30〜40台規模の接続を想定した機種が必要になるケースがあります。
ルーターを選ぶとき、何台対応のものを買えばいいですか?
実際にネット接続したい端末数の2倍程度の同時接続数を持つ機種が目安です。スマホ2台・タブレット・パソコン・スマートテレビ・ゲーム機で計6台なら、同時接続数12台以上のモデルが推奨されています。
使っていない機器もWi-Fiの接続台数に数えられますか?
電源が入っていてWi-Fiに接続したままの機器は、人が操作していなくても接続台数に含まれます。スマートスピーカーやネットワークカメラ、引き出しにしまった古いスマホなどが該当するため、台数を数えるときは必ず加えてください。
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