英検二次試験の対策はいつから?結果待ちの使い方
画像出典: 写真: M.Minderhoud(CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons)
英検の一次試験から二次(面接)試験までは約1か月、一次結果発表から二次試験までは2〜3週間しかありません。自己採点でCSEスコアの目安を確かめ、発表を待たずに「定型フレーズ」「音読と内容質問」「意見を述べる質問」の順で着手するのが、この日程に合った進め方です。合格基準スコアは2級で二次460点(満点650点)、準2級で406点(満点600点)が目安とされています。
英検の日程は、一次試験が終わってから結果が出るまでに3週間ほどかかります。そのあいだに二次試験の日が近づいてくるので、発表を待ってから動き出すと準備期間が2〜3週間しか残りません。
正直なところ、この「微妙な待ち時間」をどう使うかで本番の落ち着きがかなり変わります。まずは自己採点で自分がどのあたりにいるかを確かめて、そこから逆算して動き方を決めていきましょう。
この手順は、学生と社会人の両方に向けて書いています。1日に取れる時間の前提が違うため、各段階で「放課後に60分前後取れる人」と「平日は15〜30分、週末にまとめて取る人」の2通りの配分を併記します。費用は無料でできる範囲を中心に、有料の選択肢は目安額を添えます。
英検の一次試験から二次試験まで、何日あるのか?
まず日程の実態を確かめます。英検協会が公表している2026-2027年度の日程は次のとおりです。
| 期 | 一次試験期間 | 一次結果発表 | 二次試験期間 |
|---|---|---|---|
| 夏期(2026) | 5月22日〜5月31日 | 6月22日 | 7月5日〜7月12日 |
| 秋期(2026) | 9月25日〜10月4日 | 10月26日 | 11月8日〜11月15日 |
| 冬期(2027) | 1月15日〜1月24日 | 2月15日 | 2月28日〜3月7日 |
公益財団法人 日本英語検定協会の公表データをもとに作成(2026年10月7日に同ページで確認)。二次試験期間はA日程・B日程(年齢による振り分け)を含む全体の実施期間です。
秋期を例にすると、一次試験の中心日である10月4日から二次試験のA日程11月8日までは約1か月。一次結果発表の10月26日から数えると、二次試験まで2週間ほどしか残りません。B日程(主に小学生・20歳以下)の11月15日でも3週間です。
自分の受験する級と日程は、申込時の案内と英検協会の日程ページで必ず確認してください。実施方式や会場によって期間内のどの日になるかが分かれます。
自己採点で合格ラインをどう見積もる?
英検はマークシートの素点そのものではなく、「英検CSEスコア」という統一の尺度に換算して合否を決めます。この基準スコアは2016年度第1回から変わっていません。
| 級 | 一次試験合格基準スコア | 一次試験満点 | 二次試験合格基準スコア | 二次試験満点 |
|---|---|---|---|---|
| 1級 | 2028 | 3000 | 602 | 900 |
| 準1級 | 1792 | 2600 | 512 | 750 |
| 2級 | 1520 | 2100 | 460 | 650 |
| 準2級 | 1322 | 1800 | 406 | 600 |
| 3級 | 1103 | 1650 | 353 | 600 |
学習塾系メディアがまとめた英検CSEスコア基準(英検協会発表値の転載)をもとに作成。満点は一般に知られる値の併記であり、英検協会公式ページでの直接確認はできていないため参考値として扱ってください。
上の表の数字を素点の感覚に置き換えると、二次試験は2級で460点/650点の約71%、準2級で406点/600点の約68%です。一次試験の合格ラインもおおむね7〜8割(準2級は約7割、2級・準1級は約7割5分)が目安とされています。
素点からCSEスコアの目安を出す手段は2つあります。
- 公式の解答で素点を出す英検協会のサイトでは各回の一次試験の解答が公開され、自己採点から推定スコアを確認する動線があります。まずは技能ごとの正答数を数えます。
- 解答速報サービスで換算する旺文社が英検公式の一次試験解答に基づく無料の「英検一次試験 解答速報サービス」をPC・スマホで提供しています。申込不要で、マークシートの解答を入力するとCSEスコア換算の目安が出ます。試験当日〜数日後から利用できます。
ここで出るのは目安であって確定値ではありません。英検CSEスコアは技能ごとの配分を含む換算をへて出るため、素点が同じでも最終スコアは一致しないことがあります。ギリギリの判定になった人は「落ちた前提」で止まらず、次の章の動き方を取ってください。
自己採点の結果別に、いつ二次対策を始める?
結果発表を待つ3週間をどう使うかは、自己採点の位置で決めます。
- 合格基準を大きく上回った…二次対策に全面着手。1か月をまるごと面接練習に使える
- 基準の前後(±数十点の目安)…保険として即日スタート。軽めでも毎日英語を声に出す状態を切らさない
- 基準を下回った…換算で届く可能性は残るので、1日15分の音読だけは続ける。次回の一次対策と両立できる形にする
二次試験で問われるのは、英文の音読と、読んだ内容やイラストについて答える力、そして自分の意見を英語で述べる力です。どれも一次試験の読解・語彙の土台と重なるので、仮に不合格だったとしても次回の一次対策にそのまま乗ります。無駄になる部分はほとんどありません。
二次試験の面接は何をする試験なのか?
二次試験は3級以上で実施され、一次試験に合格した人だけが受けます。面接時間は級によって異なり、3級は約10分、準2級は約6分(6つの質問程度)で、おおむね5〜10分程度です。
準2級〜2級の一般的な流れは次のようになります。
- 入室面接カードを提出し、着席して氏名の確認と挨拶
- 問題カードの受け取りパッセージ(英文)を20秒間黙読
- 音読そのパッセージを声に出して読む
- パッセージについての質問読んだ英文の内容を問われる
- イラストについての質問カードの絵の状況を説明する
- 自分の意見・経験を問う質問No.3・No.4に相当する質問に答える
- 退室問題カードを返却して終了
部屋に入ってから出るまでが採点対象になるイメージです。入退室の挨拶やカードの受け渡しは毎回ほぼ同じ言い方で済むので、ここは型として覚えてしまうのが効率的です。英検協会の公式サイトには面接形式のサンプル問題や流れの解説ページがあり、映像で流れを確認できるバーチャル体験も案内されています。本番前に一度「絵で」流れを見ておくだけで、当日の緊張が目に見えて減ります。
1か月の対策スケジュールは、どう3段階に分ける?
一次試験の翌日から二次試験までを、第1週=型、第2〜3週=音読と内容質問、最終2週=意見を述べる質問と模擬面接の3段階に分けます。結果発表(秋期なら10月26日)が第3週の終わりに来るので、発表前に型と音読を仕上げ、発表後は人を相手にした練習に集中する配分です。
第1段階:一次試験の翌日〜1週目(型を入れる)
やることは2つだけです。入退室の定型フレーズを覚えること、そして問題カードのパッセージを毎日1本音読することです。
- 学生(1日60分取れる人)…定型フレーズ10分+音読20分+過去問の問題カード1本を通しで30分
- 社会人(平日15〜30分の人)…平日は通勤時間の音読15分のみ。土日に60〜90分で問題カード2本を通す
この週の目的は得点を上げることではなく、「英語を声に出す」状態に体を戻すことです。一次試験は黙って解く試験なので、口が動かないまま本番に行くと最初の音読でつまずきます。
第2段階:2〜3週目(音読と内容質問を固める)
音読を続けながら、パッセージの内容質問とイラスト説明に進みます。内容質問は英文中の該当箇所を見つけて答える形が基本なので、「どこを見れば答えがあるか」を探す練習として取り組むと伸びやすい部分です。
- 学生…音読15分+内容質問とイラスト説明30分+頻出トピックの語彙15分
- 社会人…平日は音読10分+イラスト説明の口頭練習10分。週末に90分でカード3本を通す
イラスト説明は、進行中の動作を表す言い方(現在進行形)と、人数や位置を述べる言い方に慣れるだけで形になります。頻出トピックとして環境・技術・社会問題などが挙げられるので、関連する語をこの段階で拾っておきます。
第3段階:最終2週(意見質問と模擬面接)
結果発表を過ぎたら、人を相手にした練習に切り替えます。自分の意見・経験を問う質問は、答えの内容ではなく「結論→理由2つ」の形で言い切れるかが勝負になります。
- 学生…学校の英語の先生やALT(Assistant Language Teacher/学校で英語の授業を補助する外国語指導助手)に模擬面接を依頼。週2回×15分でも本番の感覚が変わります
- 社会人…オンライン英会話の体験レッスン(無料枠がある事業者もあります)や、1回数百円〜千円台のレッスンを2〜3回。費用をかけない場合はスマホで自分の回答を録音して聞き返す
- 入退室の挨拶を、カードを見ずに言える
- 20秒の黙読で、意味の切れ目に印を付ける手順が決まっている
- イラスト説明を3文以上続けられる
- 意見質問に「結論→理由2つ」で30秒程度で答えられる
- 受験票に書かれた集合時間・会場・持ち物を確認済み
上の時間配分は、二次試験までの日数と面接の構成から逆算した一例です。学習時間の必要量には個人差が大きく、同じ時間を使っても到達点は人によって変わります。特に、英語を声に出す経験がほとんどない状態から始める場合は、第1段階の音読に2週間かけ、意見質問を型の暗記に絞るほうが現実的です。逆に日常的に英語を話している人は、第1・第2段階を1週間で終えて模擬面接の回数を増やしたほうが伸びます。この配分どおりに進めれば合格する、という性質のものではありません。
当日までに確認しておくことは?
日程と会場は、申込時の案内と受験票が最終的な根拠になります。実施方式(本会場・準会場)や年齢によるA日程・B日程の振り分けで日付が変わるため、「◯月◯日が二次試験」と人から聞いた日付で動かないことが大事です。
英検協会の日程ページ(試験日程の案内ページ/2026年10月7日確認)で期間を押さえ、自分の日付は受験票で確定させる。この二段構えが安全です。
自己採点でおおよその位置がわかれば、発表を待つ3週間は「何もできない時間」ではなくなります。1日15分の音読からでも十分に始められます。
よくある質問
英検の一次試験から二次試験までは何日ありますか?
英検協会が公表している2026年秋期の日程では、一次試験が9月25日〜10月4日、二次試験が11月8日〜11月15日で、約1か月強あります。ただし一次結果発表は10月26日のため、発表から二次試験までは2〜3週間です(2026年10月7日に英検協会の日程ページで確認)。
英検二次試験の合格基準スコアはいくつですか?
英検CSEスコアでの二次試験合格基準は、1級602点、準1級512点、2級460点、準2級406点、3級353点です。この基準は2016年度第1回から変更されていません。満点は2級が650点、準2級が600点とされており、割合では2級が約71%、準2級が約68%にあたります。
英検の自己採点はどうやってCSEスコアに換算しますか?
英検協会のサイトで公開される各回の一次試験の解答で素点を出し、旺文社が英検公式の解答に基づいて提供する無料の「英検一次試験 解答速報サービス」にマークシートの解答を入力すると、CSEスコア換算の目安が確認できます。申込は不要で、試験当日〜数日後から利用できます。出るのは目安であり確定値ではありません。
英検二次試験の面接はどんな流れですか?
入室して面接カードを提出し、問題カードを受け取ってパッセージを20秒間黙読します。その後、パッセージの音読、内容についての質問、イラストについての質問、自分の意見や経験を問う質問に答え、カードを返却して退室します。面接時間はおおむね5〜10分程度で、3級は約10分、準2級は約6分です。
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