いろは堂まなび ← 戻る

英検二次試験、2週間前からの対策の順番

2026年6月22日|いろは堂まなび編集部
面接風景(対面での口頭試験をイメージできる写真)

画像出典: 写真: Amtec Photos(CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons)

この記事の要点
英検の二次試験対策は「流れを体で覚える→音読とパッセージの質問→イラスト描写→自分の意見を述べる問題」の順で進めると、限られた日数でも点が動きやすくなります。2026年度第1回は一次の合否発表が6月22日、二次はA日程(21歳以上)が7月5日、B日程(20歳以下)が7月12日で、使える日数は約2〜3週間でした。最後の1〜2日は声量・アイコンタクト・沈黙したときの言い回しなど、態度面の調整に充てるのが定石です。
😟
一次は通ったけど、面接なんて久しぶり。2週間で何をどこまでやればいいの…?

英検の二次試験は、面接委員1名と向き合う個人面接です。2級なら英語でのやりとりは約7分。7分をどう乗り切るかは、当日の運より「どの順番で練習したか」で決まります。

正直なところ、2週間という日数は「英語力そのもの」を底上げするには短すぎます。だからこそ、伸びしろが大きいところから順に手をつけるのが現実的です。ここでは、限られた日数の中でどこから詰めるかを、日程の数え方も含めて具体的に整理します。

二次試験まで、実際に何日ある?

まず、自分の持ち時間を正確に数えるところから始めます。2026年度第1回は、一次試験が5月31日(日)、合否発表が6月22日(月)でした。そこから二次試験までは次のように分かれます。

A日程(21歳以上)2026年7月5日(日) / 合否発表から13日後
B日程(20歳以下)2026年7月12日(日) / 合否発表から20日後

日本英語検定協会の公表データをもとに作成

年齢で日程が分かれるため、社会人と高校生・大学生では使える日数が1週間ほど違います。20歳以下なら3週間近くありますが、平日は授業や部活で細切れになりがちです。逆に21歳以上は日数が短いぶん、平日の夜にまとまった30分を確保しやすい人もいます。「何日あるか」より「合計で何時間とれるか」で計画を立てるほうが、実態に合います。

目安として、1日20〜30分×12日で合計4〜6時間。これが2週間コースで確保できる現実的な練習量です。この時間をどう配分するかが、この先の話になります。

面接では何を聞かれる?

配分を決める前に、当日の流れを確認します。複数の対策解説が一致して伝える流れは次のとおりです。

  1. 入室・確認あいさつ、氏名と受験級の確認を英語で行います。
  2. 問題カードの黙読短い英文(パッセージ)とイラストが載ったカードを受け取り、黙読します。
  3. 音読そのパッセージを声に出して読みます。
  4. パッセージについての質問本文の内容に関する質問に答えます。
  5. イラストの描写絵の中で起きていることを英語で説明します。
  6. 自分の意見を問う質問カードから離れたテーマについて、自分の考えを述べます。
  7. カード返却・退室お礼を言って退室します。

級によって重さが変わるのはここからです。3級はパッセージが30語前後でイラストが1枚、回答も1文で通りやすい傾向。準2級は50語前後でイラストが2枚になり、2文以上で答える場面が増えます。2級は自分の意見を述べる問題の比重が大きく、ここを型で押さえられるかどうかが差になります(語数や枚数は対策メディアの記述に基づく目安です)。

😲
流れは分かったけど、実際の空気感がイメージできない…

公式サイトには「英検バーチャル二次試験」という音声付きアニメーションが級別に用意されていて、入室から退室までを通しで見られます。サンプル問題のPDFも各級のページからダウンロードできます。初日にやることは、この2つに目を通すことだけで十分です。

2週間、どの順番で練習する?

対策解説が共通して勧める順序は、流れの把握→音読と内容質問→イラスト描写→意見問題→態度の調整、というものです。これは「基礎が先」という理屈だけでなく、短期間で点が動きやすい順でもあります。音読とイラスト描写は型の練習がそのまま結果に出やすく、意見問題は型を覚えるだけでまとまりが変わります。

12日分に落とすと、たとえばこう配分できます。

2週間の配分例(1日20〜30分)
  • 1〜2日目: バーチャル二次試験を視聴 + サンプル問題を1セット通しで音読
  • 3〜5日目: 音読とパッセージ内容の質問(毎日1パッセージ)
  • 6〜8日目: イラスト描写(現在進行形を安定させる)
  • 9〜11日目: 意見を問う質問(2級は日数を厚めに)
  • 12日目: 通し練習 + 声量・アイコンタクトの確認

3級・準2級なら音読と内容質問に日数を寄せ、2級なら意見問題に3〜4日は残す。この配分の入れ替えだけ意識すれば、あとは同じ組み立てで回せます。

音読は「正確に」より「意味の区切りで」

音読で繰り返し指摘されるのは、単語を1つずつ丁寧に読むより、意味のまとまりごとに区切って読むほうが伝わるという点です。これはフレーズリーディングと呼ばれます。たとえば Many people in Japan / enjoy watching sports / on television. のように、スラッシュを入れられる場所で息を継ぐ。

練習のしかたはシンプルです。サンプル問題のパッセージを印刷し、鉛筆で区切りのスラッシュを書き込んでから読む。これを3日続けるだけで、初見の英文でも区切りが見えるようになります。読めない単語が出たら止まらず、それらしく発音して先へ進む練習も一緒にしておきます。

イラスト描写は時制をひとつに固定する

イラストの説明でつまずく原因の多くは、時制が揺れることです。絵の中で人が動いている場面なので、基本は現在進行形で貫きます。「A man is 〜ing.」を主語だけ入れ替えて言い切る、これを型として持っておくと迷いません。

練習素材は身近なもので足ります。ニュースサイトの写真でも、家族の写真でも、映っている人を1人ずつ「〜している」で説明していく。1枚につき2〜3文、30秒で言い切る練習を6日目から3日続けます。

意見問題は「立場→理由2つ→まとめ」で答える

2級で配分が大きい、自分の意見を述べる問題。ここは答えの中身より、時間内にまとまるかどうかが勝負です。対策解説が一致して勧めるのは次の型です。

  1. 立場を先に言うI think so. / I don't think so. でまず旗を立てます。
  2. 理由を2つFirst, 〜. Second, 〜. と順番を明示します。
  3. 短くまとめるSo I think 〜. で締めます。

この型が体に入っていれば、テーマが何であれ構造は同じです。練習では、環境・教育・働き方・技術といった頻出テーマで、賛成側と反対側の両方を1分ずつ話してみる。意見の正しさは採点されないので、言いやすいほうの立場を選ぶのが得策です。

沈黙したとき、どうする?

🥺
頭が真っ白になって黙り込んだら、そこで終わりですよね…?

面接では、英語力そのものに加えて「コミュニケーションを取ろうとする姿勢」も見られていると、多くの対策解説が指摘しています。多少の言い間違いより、黙り込んで反応が止まるほうが不利になりやすい、という見方です。

つまり、詰まったときに使える言葉をあらかじめ持っておくことが対策になります。

詰まったときの3フレーズ
  • Could you say that again, please?(聞き取れなかったとき)
  • Well, let me see...(考える時間がほしいとき)
  • I mean, 〜(言い直したいとき)

この3つを口が勝手に動くまで繰り返しておく。あわせて、声を普段の1.5倍出すこと、面接委員の目を見ること、あいさつと退室のお礼を忘れないこと。最後の1〜2日は、この態度面の確認に充てます。

合格ラインはどのくらい?

二次試験の判定は英検CSEスコアで行われ、設問ごとの配点は公表されておらず回ごとに調整されます。そのため「何問正解で合格」という数え方はできません。複数の対策サイトが伝えている目安としては、2級が650点満点中460点、準2級が600点満点中406点、3級が600点満点中353点とされています。おおむね7割前後という水準です。

この数字から読み取れるのは、全問完璧に答えなくても合格圏に届くということ。1問つまずいても、残りを落ち着いて答えれば挽回できる設計になっています。逆に言えば、答えやすい音読と内容質問を確実に取ることが効いてきます。

2週間では埋まらないものもあります

発音そのものの改善や、語彙を大幅に増やすことは、この日数では現実的ではありません。今ある力で言い切る練習に振り切るのが得策です。また、二次試験は不合格でも一次免除の制度があり、次回以降に再挑戦できます。受験料の負担も含めて、1回で決めなければと思い詰めるより、今回は「流れに慣れる回」と割り切る選択も十分にありです。

今日やる1つのこと

ここまで読んだら、まず公式のバーチャル二次試験を1本見て、サンプル問題を1枚印刷する。所要10分ほどです。流れが頭に入っているかどうかで、残りの日数の使い方が変わります。

あとは1日20分を12回。それだけで、面接室に入るときの落ち着きはかなり変わります。

よくある質問

英検の二次試験は一次の合否発表から何日後ですか?

2026年度第1回の場合、一次の合否発表は6月22日(月)で、二次試験はA日程(21歳以上)が7月5日(日)、B日程(20歳以下)が7月12日(日)でした。発表からそれぞれ13日後・20日後にあたり、年齢によって準備できる日数が1週間ほど異なります。

英検の面接はどのくらいの時間がかかりますか?

面接委員1名との個人面接形式で行われ、2級の場合は英語での面接が約7分とされています。入室・氏名と受験級の確認から、パッセージの音読、内容についての質問、イラストの描写、自分の意見を述べる質問、退室までが一連の流れです。

二次試験の対策は何から始めればいいですか?

まず当日の流れを体で覚えることから始めます。公式サイトの「英検バーチャル二次試験」で入室から退室までを音声付きで確認し、各級のページからサンプル問題のPDFをダウンロードして1セット通してみます。流れが分かってから、音読、イラスト描写、意見問題の順に練習を積むのが効率的です。

面接中に答えが出てこなかったらどうすればいいですか?

黙り込まずに反応を返すことが重要です。多くの対策解説では、コミュニケーションを取ろうとする姿勢も採点対象であり、多少の言い間違いより沈黙のほうが不利になりやすいとされています。「Could you say that again, please?」「Well, let me see...」といった聞き返し・時間稼ぎのフレーズを事前に覚えておくと、詰まったときに間を埋められます。

※記事で使用した内容・数値は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。