雨の日の室内遊び、家にあるものでできる6つの方法
画像出典: パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
雨の日の室内遊びは「体を動かす」「集中して取り組む」「ごっこ遊び」の3タイプから、その日の子どもの体力に合わせて選ぶと飽きにくくなります。新聞紙じゃんけん陣取り、新聞紙の的当て、風船バレー、段ボールすごろく、折り紙などの指先遊び、お店屋さんごっこは、いずれも新聞紙・段ボール・チラシなど家にあるものが中心で始められます。
外遊びができない日は、家の中のエネルギーが行き場を失います。おもちゃを買い足せば一時的にはしのげますが、雨の季節はその日が何度もやってくるので、買い足しで対応すると出費が積み上がっていきます。
正直なところ、雨の日の室内遊びに新しい道具はほとんど要りません。新聞紙・風船・段ボール・折り紙といった、家にあるものか、日用品として買い足せるもので、体力発散から集中系まで一通りそろいます。大事なのは道具より「その日の子どもの状態に合う遊びを選べること」です。
雨の日の遊びは、どう選べばいい?
遊びのネタを数だけ集めても、その場で何を出すか迷います。先に3つのタイプに分けておくと、子どもの様子を見て選べるようになります。
- 体を動かす遊び — 風船バレー、新聞紙の的当てなど。エネルギーが有り余っているとき
- 集中して取り組む遊び — 段ボール工作、折り紙・あやとりなど。少し疲れて落ち着いているとき
- ごっこ遊び・見立て遊び — お店屋さん、レストランごっこ。相手をしてほしそうなとき
朝から家にいる日なら、午前に体を動かす遊び、昼食後に集中系、夕方にごっこ遊び、という並べ方が扱いやすいです。同じタイプを続けると飽きが早く来ます。
幼児期は指先を使う遊びや見立て遊びが中心になり、小学生になると体力発散に加えてボードゲームのようなルールのある遊びも成立します。ただし年齢はあくまで目安で、その日に体力が余っているなら年齢に関係なく動く遊びから始めて構いません。
体を動かす遊び:新聞紙と風船だけでできる
新聞紙じゃんけん陣取り
見開きの新聞紙を人数分、床に広げます。全員が自分の新聞紙の上に立ってじゃんけんをし、負けた人は自分の新聞紙を半分に折る。これを繰り返すだけの遊びです。
- 新聞紙を配る見開き1枚を1人1枚、間隔をあけて床に置きます。
- 乗ってじゃんけん自分の紙から足が出たら負け、というルールで始めます。
- 負けたら半分に折る回を重ねるごとに足場が小さくなっていきます。
- 狭くなったら工夫する片足立ち、抱っこ、おんぶなど。ここが一番盛り上がります。
材料は家にある新聞紙だけなので、追加の費用はかかりません。折るたびに足場が減っていくので、勝ち負けが体で分かりやすく、まだルールの理解が難しい年齢でも成立します。
新聞紙の的当て
新聞紙を丸めてボールを作り、段ボール箱や洗濯かごを的にして投げます。当たっても物が壊れず、音も響きにくいので、集合住宅でも取り入れやすい遊びです。
ポイントは難易度の上げ方です。最初は近い距離・大きな的から始め、慣れてきたら距離を離すか的を小さくする。この調整があるだけで、同じ遊びが何十分ももちます。ボールを何個も作って「10球中何本入るか」にすると、記録更新を狙う流れが生まれます。
風船バレー
風船を10個ほどふくらませ、床にビニールテープ(養生テープでも可)で線を引いて2チームの陣地を作ります。制限時間内に相手の陣地へ風船を多く送り込んだチームの勝ちです。
風船はゆっくり落ちるので、追いかけている時間が長くなります。走り回るスペースがなくても運動量が出るのが利点です。風船は袋入りで売られていて1袋に複数入っているので、割れなければ何度も遊べます。
風船は割れる音を極端に怖がる子がいます。その場合はふくらませ方を7割程度にとどめると割れにくくなりますが、それでも嫌がるなら無理に続けず、新聞紙ボールに切り替えてください。破裂した風船のかけらは、乳幼児が口に入れると危険なので必ずすぐ回収します。
集中して取り組む遊び:作る時間そのものが遊びになる
段ボールすごろく
宅配便の空き箱を開いて広げ、マス目を描いて自作のすごろくを作ります。必要なものは大きめの段ボール、画用紙、ペン、サイコロだけです。
- 段ボールを開いて平らにするできるだけ大きい面を使うとマス数を増やせます。
- マス目を描くスタートからゴールまで、線でつないでマスを並べます。
- お題を子どもと決める「1回休み」「おやつを食べる」「ものまねをする」など。ここを子どもに任せると一気に乗ってきます。
- コマを作る粘土やブロックで自作すると、自分のコマへの愛着が出ます。
- 遊ぶ作り終わってからが本番です。
この遊びの良いところは、作る工程と遊ぶ工程で二度もつことです。作るのに30分、遊ぶのに30分と考えると、午後の時間がまるごと埋まります。作ったすごろくは畳んでしまっておけるので、次の雨の日にそのまま出せます。
折り紙・あやとり・豆運び
指先を使う遊びは、脳の活性化につながるとされています。折り紙は文具売り場や100円ショップで手に入り、あやとりのひもは毛糸を結べば作れます。
豆運びは、小皿に入れた豆や小さいお菓子を、箸で別の皿へ何秒で移せるかを競う遊びです。箸の練習を「練習」と言わずにできるので、食事のときの声かけが減るという副産物もあります。誤飲の心配がある年齢では、豆ではなくスポンジを小さく切ったものを使ってください。
ごっこ遊び:家にあるものが全部道具になる
お店屋さんごっこは、準備の段階を子どもに任せると、親が相手をする時間を短くできます。チラシから商品を切り抜く、画用紙でメニュー表を作る、値札を書く——この準備そのものが工作の時間になり、その間は子どもだけで進みます。
お客さん役はぬいぐるみでも成立します。親が呼ばれるのは「お会計」の場面くらいで、そのときだけ相手をすれば形になります。数字を書いたり、おもちゃのお金を数えたりする場面が自然に入るので、遊びながら数に触れる時間にもなります。
レストランごっこなら、その日の昼食を実際にメニュー表に書いてもらうと、遊びと食事がそのままつながります。手作りのメニュー表があるだけで、いつもの昼食が「注文するもの」に変わります。
何を用意すればいい?
ここまでの6つを、必要なものの面から整理します。
| 遊び | 必要なもの | 買い足しの要否 |
|---|---|---|
| 新聞紙じゃんけん陣取り | 新聞紙 | 不要(家にあるもの) |
| 新聞紙の的当て | 新聞紙、段ボール箱や洗濯かご | 不要(家にあるもの) |
| 風船バレー | 風船10個程度、養生テープ | 風船を買い足し(袋入り) |
| 段ボールすごろく | 段ボール、画用紙、ペン、サイコロ | おおむね不要(画用紙のみ買い足すことも) |
| 折り紙・あやとり・豆運び | 折り紙、毛糸、豆と小皿と箸 | 折り紙を買い足し |
| お店屋さんごっこ | チラシ、画用紙、ペン、ぬいぐるみ | 不要(家にあるもの) |
6つのうち4つは、家にあるものだけで始められます。風船と折り紙だけ、雨の季節に入る前に買い置きしておくと、当日「何もない」と困ることがなくなります。どちらも文具売り場や100円ショップで日用品として手に入るものです。
- 風船(袋入り/割れる前提で多めに)
- 折り紙
- 養生テープまたはビニールテープ
- 宅配便の段ボール1〜2枚(捨てずに畳んで保管)
- 読み終えた新聞紙
途中で飽きられたら、どうする?
どの遊びも、飽きるのは「難しすぎる」か「簡単すぎる」かのどちらかで起きます。的当てなら距離、すごろくならマスの数、風船バレーなら制限時間——1つだけ数字を変えると、同じ遊びが別物になります。
それでも戻ってこないときは、タイプを切り替える合図だと考えてください。動く遊びをしていたなら座る遊びへ、作る遊びをしていたなら動く遊びへ。3つのタイプを行き来するだけで、一日はかなり持ちます。
そして、ずっと相手をし続けなくて構いません。準備の工程を任せる、ぬいぐるみをお客さんにする、記録更新に挑戦してもらう。子どもだけで進む時間を作っておけば、その間に家事を片づけられます。雨の日をしのぐ道具は、たいてい家の中にもうあります。
よくある質問
雨の日の室内遊びで、お金をかけずにできるものは何がありますか?
新聞紙じゃんけん陣取り、新聞紙の的当て、段ボールすごろく、お店屋さんごっこは、新聞紙・段ボール・チラシ・画用紙といった家にあるもので成立するため追加費用はかかりません。風船バレーと折り紙は、風船や折り紙を買い足せばすぐ始められます。
マンションで子どもが室内で体を動かせる遊びはありますか?
風船バレーと新聞紙の的当てが向いています。風船はゆっくり落ちるため走り回らなくても運動量が出て、新聞紙を丸めたボールは物を壊さず音も響きにくいので、集合住宅でも取り入れやすい遊びです。
室内遊びの種類はどう選び分ければいいですか?
「体を動かす遊び」「集中して取り組む遊び」「ごっこ遊び・見立て遊び」の3タイプに分け、その日の子どもの体力や様子で選びます。エネルギーが余っているなら体を動かす遊び、落ち着いているなら工作や折り紙、相手をしてほしそうならごっこ遊びが合います。
子どもがすぐ飽きてしまう場合はどうすればいいですか?
遊びの難易度を数字1つで変えると続きます。的当てなら投げる距離、すごろくならマスの数、風船バレーなら制限時間を調整します。それでも戻らない場合は、動く遊びから座る遊びへというようにタイプそのものを切り替えます。
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