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オンライン講師の副業、最初の一歩は3タイプから

2026年6月25日|いろは堂副業編集部
デスクに置かれたノートパソコンとノート

画像出典: パブリックドメイン(Wikimedia Commons)

この記事の要点
オンライン講師の副業は、プラットフォーム型・直接契約型・コンテンツ販売型の3つに分かれます。最初の受講者を集める負担を考えると、集客をサービス側に任せられるプラットフォーム型から始めるのが現実的です。講座テーマは「自分が得意なこと」ではなく「自分が過去につまずいて、抜け出した道筋」から選ぶと、受講者の悩みと噛み合います。
🤔
人に教えるのは好きなんです。でも「講師」って名乗れるほどの資格も肩書きもないし、そもそも受講者ってどうやって集めるんでしょう。

教える副業でいちばん最初につまずくのは、たいてい教える中身ではなく「誰に、どうやって届けるか」のほうです。話す内容はなんとなくある。でも、それを買ってくれる人が目の前にいない。ここで止まってしまう人がとても多いのが実情です。

正直なところ、この順番は逆にしたほうがうまくいきます。テーマを完璧に固めてから集客を考えるのではなく、集客の仕組みを先に決めてから、その仕組みに合うテーマを決める。オンライン講師の副業は、そう組み立てると最初の1件までがぐっと短くなります。

オンライン講師の副業には、どんな種類がある?

ひとくちに「オンラインで教える」と言っても、お金の入り方は3つに分かれます。どれを選ぶかで、必要な準備も、最初の受講者が来るまでの時間もまるで変わります。

収益モデル特徴最初の1人が来るまで
プラットフォーム型既存のスキルシェアサービスに講師登録して講座を開く。集客をサービス側に任せられる。手数料は10〜30%程度比較的早い(サービスの送客に乗れる)
直接契約型受講者と直接やりとりして契約する。手数料は不要だが集客は自分で行う自分の発信力しだい
コンテンツ販売型動画や教材を作って販売する。作った後は手離れがよい制作時間がかかるぶん遅い

オンライン講師の始め方に関する解説記事の分類をもとに作成

手数料10〜30%と聞くと、直接契約のほうが得に見えます。ただ、その手数料は「受講者を連れてきてもらう費用」です。まだ誰にも知られていない段階では、自分で広告を打つより圧倒的に安く済みます。

最初はプラットフォーム型が向いている人
  • SNSのフォロワーが多くない、または発信の習慣がない
  • 本業があり、集客に毎日時間を使えない
  • そもそも自分の講座に需要があるか確かめたい
  • 教える内容より、教える経験のほうがまだ足りていない

プラットフォーム型の手数料は、どういう仕組み?

代表的なサービスであるストアカを例に見ると、仕組みの考え方がわかります。掲載講座数は8万件以上、500ジャンルにわたり、講師の登録料・掲載料は無料です。つまり、始めるだけなら初期費用はかかりません

お金が発生するのは講座が売れたときで、ここに2種類の料率があります。自分で集めてきた受講者(自己集客)の場合は一律10%。一方、サービス側が送客した新規の予約・購入には、月間の総売上に応じて料率が変わる成果報酬方式が適用されます。

この2本立ては、そのまま戦略になります。最初はサービスの送客力に頼って人を集め、初回の参加者に次回講座を割引で案内してリピートにつなげる。2回目以降は自己集客の扱いになるため、手数料を10%に抑えられるという考え方が紹介されています。プラットフォーム側はSEO対策や広告出稿も行っており、講師個人の集客負担を補う仕組みが用意されています。

手数料率は必ず公式で確認してください

送客時の段階的な料率テーブルは2022年7月の改定時点の情報が中心で、その後の最新料率は本記事の調査時点(2026年6月)では一次情報での確認ができませんでした。実際に登録する前に、ストアカ公式サイトの最新の料金ページで必ず確認してください。金額の前提が変わると、講座の価格設定も変わります。

収入の目安としては、副業で週1回程度の稼働をして月収6万円を得た講師の実例が紹介されています(2021年公開の記事による事例)。もちろんテーマ・価格・集客状況で大きく上下しますし、誰でも同じ金額になるものではありません。ただ、「週1回の稼働でその水準に届いた人がいる」という事実は、始めるかどうかを決めるうえで十分な材料になります。

講座テーマは、どうやって決めればいい?

😟
得意なことを書き出してみたんですけど、どれも「プロには敵わないな」って思ってしまって決められません。

テーマ選びで手が止まる原因は、たいてい比べる相手を間違えていることにあります。受講者が探しているのは業界トップの人ではなく、自分より少し先を歩いていて、つまずいた場所を覚えている人です。

プロの写真家に教わると、話が高度すぎて自分の悩みに届かないことがあります。逆に半年前まで同じスマホで同じように失敗していた人の説明は、そのまま自分の手元で再現できます。この「少し先」の距離感が、初心者講座では価値になります。

  1. 過去のつまずきを3つ書き出す仕事でも趣味でも、自分が「わからなくて時間を溶かした」ことを思い出します。得意なことではなく、克服したことを探すのがコツです。
  2. 抜け出した方法を1行で書く「何を知ったから抜け出せたのか」を短く言語化します。ここが講座の中身の芯になります。
  3. プラットフォームで同じテーマを検索する似た講座がすでにあるなら需要がある証拠です。ゼロ件のテーマは、独占ではなく需要がない可能性を先に疑います。
  4. 既存講座の対象者を1段ずらす同じテーマでも「初めてスマホで撮る人向け」「子どもの運動会に絞る」など対象を絞ると、埋もれずに選ばれます。
  5. 90分で教え切れる量まで削る初回講座は詰め込みすぎると満足度が下がります。持ち帰れることを1つに絞るほうが評価は高くなります。
テーマの候補が生まれやすい場所
  • 本業で後輩に何度も同じ説明をしたこと
  • 家族や友人から「教えて」と頼まれたこと
  • 自分が有料の講座や本にお金を払って学んだこと
  • ツールの操作で、最初に詰まって検索した項目

最初の受講者は、どうやって集める?

プラットフォーム型を選んだ場合、集客の主役はサービス側の送客です。ただし、掲載すれば自動的に埋まるわけではありません。同じジャンルに並ぶ他の講座の中から選ばれる必要があります。

選ばれる講座ページには共通点があります。受講後に何ができるようになるかが具体的で、対象者がはっきり書かれていて、当日の流れが読める。逆に「基礎から丁寧に教えます」だけのページは、読んだ人が自分に必要かどうか判断できません。

  1. タイトルに対象と結果を入れる「初心者向け写真講座」ではなく「スマホで子どもの写真がブレなくなる90分」のように、誰が何を持ち帰れるかを書きます。
  2. 初回は最低価格帯で開く最初の目的は利益ではなくレビューです。受講者の評価が次の集客材料になります。
  3. 日程を複数用意する候補日が1つだけだと、興味があっても都合が合わずに離脱します。
  4. 講座中に次回の案内をする初回参加者に次回講座を割引で案内し、リピートにつなげます。この分は自己集客扱いとなり、手数料を抑えられます。
  5. 終了後にレビュー依頼を送る満足度が高いうちに一言お願いすると、レビューが集まりやすくなります。
向いていないケースもあります

この副業は、稼働した時間の分だけ収入になる形です。講座当日は必ず時間を空ける必要があり、資料作成や質問対応の時間も別に発生します。本業が繁忙期で予定が読めない人や、決まった日時に人前で話すこと自体が負担になる人には、あまり向きません。その場合はコンテンツ販売型のように、自分の時間に縛られない形を先に検討したほうが続きます。また、勤務先の副業規定と、収入が一定額を超えたときの確定申告の要否は、始める前に必ず確認しておいてください。

実際に始めるまでの流れは?

準備を完璧にしてから始めようとすると、たいてい始まりません。最初の講座は「作りながら直す」前提で組んだほうが早く進みます

  1. プラットフォームに講師登録する登録料・掲載料が無料のサービスなら、金銭的なリスクなく枠を確保できます。
  2. 既存講座を10件読む同ジャンルの人気講座のページ構成・価格帯・所要時間を見て、相場感を掴みます。
  3. 90分の講座を1本だけ作る複数用意せず1本に絞ります。反応を見てから増やすほうが無駄がありません。
  4. 身内に1回試す本番前に家族や同僚へ通しで話し、時間配分と説明の詰まりどころを直します。
  5. 日程を出して公開するここまでで初回の準備は十分です。あとは受講者の反応を材料に改善します。

教える副業の良いところは、やるほど教材と説明が磨かれ、次回以降の準備時間が減っていくことです。1本目がいちばん重く、2本目からは同じ資料を使い回せます。まずは講師登録と、似た講座を10件眺めるところまで。ここだけなら、今日のうちに終わります。

よくある質問

オンライン講師の副業に資格は必要ですか?

スキルシェアのプラットフォームで講座を開く場合、特定の資格は必須ではありません。実務経験や、自分が学んで身につけた過程そのものが講座の中身になります。ただし医療・法律など資格が業務要件になる分野は例外で、その領域の助言を有償で行うには該当資格が必要です。

スキルシェアサービスの手数料はどのくらいかかりますか?

プラットフォーム型の手数料は一般に10〜30%程度です。ストアカの場合、自分で集めた受講者(自己集客)は一律10%、サービス側が送客した新規予約は月間総売上に応じて料率が変わる成果報酬方式とされています。料率は改定されることがあるため、登録前に公式サイトの最新の料金ページで確認してください。

オンライン講師の副業でどのくらい稼げますか?

金額はテーマ・価格・集客状況で大きく変わります。参考として、副業で週1回程度の稼働をして月収6万円を得た講師の事例が2021年公開の記事で紹介されています。誰でも同水準になるわけではなく、最初の数回は実績とレビューを集める期間と考えたほうが現実的です。

最初の受講者が集まらないときはどうすればいいですか?

まず講座ページのタイトルと対象者を見直します。「誰が」「何ができるようになるか」が具体的でないページは選ばれにくくなります。次に日程の選択肢を増やし、初回は低めの価格帯で開いてレビューを集めます。プラットフォーム側もSEO対策や広告出稿を行っているため、ページの内容を整えることが送客に乗る近道になります。

※記事で使用した内容・数値は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。