いろは堂副業 ← 戻る

副業の初受注、10〜20件応募が目安になる理由

2026年5月19日|いろは堂副業編集部
ノートパソコンで作業するフリーランスのイメージ

画像出典: 写真: Flcikr user: perzon seo(CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

この記事の要点
初案件が取れない原因の多くは、プロフィールの薄さと応募数の少なさにあります。まずはタスク形式で実績を作り、プロジェクト形式へは1件ずつではなく複数案件に並行して応募します。未経験のうちは10〜20件応募して反応を見ながら提案文を直していく進め方が現実的です。
😟
登録してもう3週間。応募はしてるのに、1件も返事が来ないんだけど……

クラウドソーシングに登録した直後に、いきなり受注できる人はそう多くありません。実績ゼロ・レビューゼロの状態は、クライアントから見ると「まだ何もわからない人」だからです。ここでつまずいて辞めてしまう人が本当に多い。

ただ、原因はだいたい決まっています。プロフィールが薄いか、応募の絶対数が足りないか、その両方か。逆に言えば、どちらも今日から手を動かせば直せるものです。案件を探すところから納品して報酬が確定するまで、順番に見ていきます。

そもそも案件はどんな流れで決まる?

最初に全体像を押さえておくと、自分がどこで止まっているのかがはっきりします。クラウドワークスの公式解説によると、仕事は次の順番で進みます。

  1. 案件検索条件に合う募集を探す。
  2. 応募(提案文の送付)募集に対して提案文を送る。
  3. 質疑応答クライアントから条件や経験について質問が来る。
  4. 契約(受注)条件が合えば契約成立。ここで初めて「受注」。
  5. 作業依頼内容に沿って制作する。
  6. 納品成果物を提出する。
  7. 検収クライアントが内容を確認する。
  8. 報酬確定検収が通って報酬が確定する。

「案件が取れない」と感じている人のほとんどは、2と3の間で止まっています。つまり提案は送っているけれど、返事の段階まで進んでいない。作業の腕前ではなく、選ばれる前の段階の問題です。

クライアントは応募者のどこを見ている?

クライアントは1つの募集に届いた提案を上から順に見ていきます。副業メディアの解説では、確認される順序は①プロフィール写真・名前 → ②実績件数 → ③自己紹介文 → ④応募(提案)文、とされています。

ここで大事なのは、提案文より先にプロフィールが見られているということです。提案文をどれだけ練っても、プロフィール写真が初期設定のまま、自己紹介文が2行しかない状態だと、その手前で候補から外れます。

応募の前に埋めておきたい項目
  • 顔写真でなくてよいので、人物・作業風景など判別できる画像を設定する
  • 本名でなくてよいので、記号や初期IDのままにしない名前にする
  • 自己紹介文に「対応できる作業」「稼働できる時間帯と曜日」「連絡がつく時間」を書く
  • 前職・本業で身につけた作業経験を、副業に関係しそうな範囲で書き出す
  • 作れるものがあるなら、サンプルを1点だけでも用意する

実績件数だけは埋めようがありません。だからこそ、実績以外の欄を全部埋めた状態にしておくのが、実績ゼロの人にできる唯一の対抗策になります。

実績ゼロなら、どの形式から応募する?

クラウドワークスの仕事には3つの形式があります。違いを知らずに全部同じつもりで応募していると、勝ち目の薄いところばかり狙ってしまいます。

形式報酬の発生タイミングと向き不向き
タスク形式1つの作業をこなし、検収されると報酬が発生する。承認までの目安は数十分〜1時間程度と短い。アンケート・データ収集など初心者向けの案件が多い。
プロジェクト形式クライアントがワーカーを1人選び、継続して依頼する形式。ライティング・プログラミング・デザインなど品質重視の案件に向く。
コンペ形式成果物を提案し、採用されて初めて報酬が発生する。作ったものが採用されなければ報酬はゼロ。

クラウドワークス公式ジャーナルの解説をもとに作成

公式でも、初心者はまずタスク形式でコツコツ作業して評価と実績を積み、そのあとプロジェクト形式の提案へ進むことが推奨されています。タスク形式は選考がない代わりに単価は低めですが、「実績件数0件」を「実績件数あり」に変えるための最短ルートです。

🤔
単価の安いタスクをやっても、意味ないんじゃ……?

タスク形式の目的は稼ぐことではなく、プロフィールの実績欄を埋めることと、納品から検収までの流れを一度体験することにあります。ここを通しておくと、プロジェクト形式に応募したときの提案文に「◯件の作業実績があります」と書けるようになる。同じ提案文でも、そこが空欄かどうかで印象が変わります。

どの案件を選べば競争率が下がる?

もうひとつのつまずきどころが、案件の選び方です。「動画編集」「Webライター」といった人気ジャンルや、初心者歓迎の「データ入力」は応募が殺到し、競争率が高くなる傾向があります。実績ゼロの状態でここばかり狙うと、応募しても埋もれます。

競争が緩みやすい案件の探し方
  • 募集開始から時間が経っていない案件を狙う(応募がまだ少ない)
  • 応募者数が表示されている場合、少ない案件を優先する
  • 本業や趣味の知識が活かせる分野に絞る(例: 経理・介護・車・ペットなど)
  • 「初心者歓迎」だけで探さず、自分の経験が刺さる募集を探す
  • クラウドソーシングを1サイトに限定せず、複数サービスに登録して母数を増やす

とくに効くのが、本業や生活で持っている知識との重なりです。文章を書いた経験がなくても、その分野を知っている人はクライアントから見て貴重です。誰でも書ける記事の募集で戦うより、勝ち目があります。

何件応募すれば1件受注できる?

ここが一番知りたいところだと思いますが、正直に書きます。「◯件応募すれば1件取れる」という公式の統計は存在しません。各サービスも通過率のような数字を公表していないため、出回っている数字はすべて個人の経験則です。

そのうえで、実践的な目安として広く言われているのが、未経験のうちは10〜20件ほど応募して、反応を見ながら提案文を改善していくという進め方です。1件送って返事を待ち、来なかったら落ち込む——という進め方だと、改善に必要な回数を踏めません。

数字はあくまで経験則です

10〜20件という目安は公的な調査に基づくものではなく、副業メディアや実践者の経験則として語られている数字です。ジャンル・単価帯・応募のタイミングによって必要な件数は大きく変わります。この数を応募すれば受注できる、というものではありません。逆に言えば、5件目で決まる人も、30件送っても決まらない人もいます。件数そのものより、送るたびに提案文を直しているかどうかが分かれ目です。

採用確率を上げる基本戦略として挙げられているのは、1件ずつ順番に応募するのではなく複数の案件に並行して応募すること、そして複数のクラウドソーシングサービスを併用登録することの2つです。返事を待っている時間に次を送る。これだけで、同じ1週間で試せる回数が何倍にもなります。

受注できたあと、納品までに気をつけることは?

契約が成立したら、ここからが本番です。1件目の進め方が、そのまま次の依頼につながるかどうかを決めます。

  1. 着手前に認識をそろえる納期・成果物の形式・修正回数の上限を、作業を始める前にメッセージで確認する。ここを曖昧にしたまま進めると、あとで揉めます。
  2. わからないことは早い段階で聞く作業が半分進んでからの質問より、着手直後の質問のほうがクライアントの手間が少なく済みます。
  3. 途中で一度、進捗を伝える納期が数日以上ある案件では、中間報告があるだけで安心感が違います。
  4. 納期より早めに納品するぎりぎりの納品は、修正が入ったときに間に合わなくなります。
  5. 検収を待ち、報酬確定まで確認する納品した時点ではまだ報酬は確定していません。検収が通って初めて確定します。
外部ツールへの誘導には注意してください

クラウドワークスの規約上、サイトを通さずLINEやメールなど外部ツールで直接契約・直接取引に誘導する行為は規約違反にあたります。トラブルが起きても運営のサポート対象外になるリスクがあるため、やり取りの途中でクライアントから直接取引を持ちかけられた場合は応じないでください。1件目でこれに巻き込まれると、報酬が回収できないまま終わる可能性があります。

1ヶ月目はどのくらい稼げる?

期待値の話も正直に書いておきます。複数の副業メディアで語られている経験則では、クラウドソーシング初心者の1ヶ月目の収入目安は月2,000〜5,000円程度とされています。稼働時間・案件ジャンル・稼働日数によって大きく変動します。

これは公的な統計ではなく経験則の数字ですが、最初の1ヶ月で数万円を見込んでいると、たいてい落胆して辞めることになります。1ヶ月目の目的は金額ではなく、実績件数と評価を残すことだと割り切ったほうが続きます。

😤
じゃあ、まず何から手をつければいいの?

今日やることを3つに絞るなら、プロフィールの空欄を全部埋めること、タスク形式を数件こなして実績欄をゼロでなくすこと、そしてプロジェクト形式の案件を並行して数件応募すること。この3つです。腕を磨くのはそのあとで間に合います。

提案文の中身をどう組み立てるかは、それだけで別の話になります。応募は送っているのに反応がないという段階に来たら、提案文の構成を見直す番です。

よくある質問

クラウドソーシングで実績ゼロでも受注できますか?

受注は可能ですが、実績ゼロの状態ではプロジェクト形式の競争率の高い案件は通りにくくなります。まず選考のないタスク形式の案件をこなして実績件数と評価を作り、そのうえでプロジェクト形式へ提案する流れが公式でも推奨されています。

副業の案件は何件応募すれば1件受注できますか?

公式な統計は公表されていません。副業メディアや実践者の経験則としては、未経験のうちは10〜20件ほど応募し、反応を見ながら提案文を改善していく進め方が挙げられています。ジャンルや単価帯によって必要な件数は大きく変わります。

クライアントは応募者のどこを見ていますか?

副業メディアの解説では、プロフィール写真・名前、実績件数、自己紹介文、応募(提案)文の順に確認されるとされています。提案文より先にプロフィールが見られているため、写真と自己紹介文を埋めていないと提案文を読まれる前に候補から外れます。

クラウドソーシングの1ヶ月目はいくら稼げますか?

複数の副業メディアの経験則では、初心者の1ヶ月目の収入目安は月2,000〜5,000円程度とされ、稼働時間・案件ジャンル・稼働日数で大きく変動します。公的統計ではないため、1ヶ月目は金額より実績と評価を残す期間と考えるほうが現実的です。

※記事で使用した内容・数値は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。