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シルバーウィーク11連休、有給前に終える引き継ぎ3点

2026年9月13日|いろは堂キャリア編集部
屋内オフィスでスーツ姿の女性がノートPCを操作する様子

画像出典: すしぱく / ぱくたそ

この記事の要点
2026年のシルバーウィークは9月19日(土)〜23日(水)が5連休で、9月24日(木)・25日(金)に有給を充てると9連休、前週にも有給を足せばさらに長く休めます。連休前に必要な準備は「上長への早めの申請」「引き継ぎ書の作成とレビュー」「自動返信の設定」の3つで、申請は遅くとも1〜2週間前、引き継ぎ書は休み前の1〜2週間で書ける状態にしておくのが現実的です。
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連休に有給をつなげたいけど、休んでる間に自分の案件が止まるのが怖くて言い出せない…

長い休みを取りにくいのは、休むこと自体より「戻ってきたときの荷物」が想像できてしまうからです。止まった案件、埋まった受信箱、誰かに迷惑をかけた気配。そこが不安だから申請の一言が重くなります。

逆にいえば、休む前に「自分がいなくても回る状態」を作れば、申請は事務手続きに変わります。ここでは、初めて1週間近く休む人でも使える段取りを、日程の決め方から自動返信の設定まで順番に並べます。

2026年のシルバーウィークは何連休になる?

2026年は「敬老の日」が9月21日(月)、「秋分の日」が9月23日(水)です。祝日法には、祝日と祝日に挟まれた平日を休日にする「国民の休日」という規定があり、これによって間の9月22日(火)も休日になります。結果として9月19日(土)〜23日(水)の5連休が成立します。この形のシルバーウィークは2015年以来、11年ぶりです。

ここに有給を足すと休みは伸びます。連休明けの9月24日(木)・25日(金)の2日を有給にすれば、26日(土)・27日(日)とつながって9連休。さらに前週の平日にも有給を充てる形を含めると、最大11連休という試算も出ています。

取る有給休みの形連続日数
なし9/19(土)〜9/23(水)5日
9/24・25の2日9/19(土)〜9/27(日)9日
前週にも充てる9月中旬〜9/27(日)最大11日

ただし何連休になるかは勤務先のカレンダー次第です。土曜が出勤日の会社、シフト制の職場では日数が変わります。まず自社カレンダーを開き、どの日が所定休日で、どの日を有給にするのかを紙に書き出すところから始めてください。

有給の申請は、いつ・どう伝えればいい?

年次有給休暇の取得は労働者の権利です。会社側には、事業の正常な運営を妨げる場合に限って取得日をずらせる「時季変更権」がありますが、取得そのものを拒否することはできません。また2019年4月1日施行の労働基準法改正で、年10日以上の年休が付与される労働者については、会社が年5日分を確実に取得させる義務を負っています(週2日以下勤務など年10日未満の人は対象外)。

つまり、休みたいと言うこと自体に後ろめたさはいりません。一方で、連休前後は同じことを考える人が重なりやすく、実務としては早い者勝ちの側面があります。日程を決めたらその週のうちに動くのが安全です。

  1. 1〜2ヶ月前 / 日程を決めるカレンダーと照らして有給に充てる日を確定。チームの繁忙日や締め日と重なっていないかを先に確認します。
  2. 遅くとも1〜2週間前 / 上長に伝える口頭で日程と、その期間の業務をどうするかの見通しをセットで伝えます。承認が下りたら勤怠システムで正式に申請。
  3. 1週間前 / 引き継ぎ先を確定「誰に何を」を決め、その人の予定も押さえます。
  4. 3日前 / 社内外へ事前告知最終出社日と復帰日、不在中の連絡先をメールで共有します。
  5. 前日〜当日朝 / 自動返信をオン設定して終わり、ではなく期間の入力ミスを目視で確認します。

上長に伝えるときの言い方

伝えるときに効くのは、休む理由の説明ではなく不在中の業務の見通しです。理由は「私用のため」で足ります。

そのまま使える切り出し方
  • 「9月24日と25日に有給をいただきたく、シルバーウィークとつなげて9月28日(月)から出社の予定です」
  • 「不在中はA案件を◯◯さんに、B社対応を△△さんにお願いする形で調整したいのですが、問題ないでしょうか」
  • 「引き継ぎ書は来週中に作成して、事前に目を通していただけますか」

3つ目まで言えると、上長側は「承認するかどうか」ではなく「内容を確認する」立場になります。心証の面でも、あとから急に休みを告げられるより圧倒的に受け止めやすくなります。

引き継ぎ書には何を書けばいい?

🤔
数日の休みで引き継ぎ書まで作るのは大げさじゃない?

紙にまとめる価値は、後任者のためだけではありません。書き出す過程で「これは休み前に片付けないと危ない」という案件が自分で見えます。連休前に慌てる人の多くは、この棚卸しをしないまま最終日を迎えています。

引き継ぎ書に入れる基本の項目は次のとおりです。

引き継ぎ書に入れる項目
  • 担当している業務の内容と、日次・週次で発生する作業
  • 進行中案件の現在の状況と、休暇期間中に動く予定
  • 関係者の連絡先(社内・取引先)
  • 使用システムのアクセス方法・パスワードの所在
  • 緊急時の対応方法と、自分への連絡可否のライン

形式はExcelなどのチェックリストにして、項目ごとに「対応完了」「未完了」を入れられるようにしておくと、後任者も上長も進捗をひと目で追えます。書き上げたら、後任者と上長の複数人にレビューしてもらってください。自分では当たり前すぎて書かなかった手順が、抜けとして見つかります。

長期休暇の引き継ぎでは、休暇の1〜2ヶ月前から資料の大部分を作っておき、いつでも渡せる状態にしておくのが理想とされています。数日規模の連休でも考え方は同じで、最終出社日に一気に作ろうとしないことが要点です。

この段取りが合わないケースもあります

シフト制や交代勤務の職場では、そもそも個人が連休の日程を選べません。その場合に必要なのは引き継ぎ書より、勤務表が出る前に希望を出すことです。また、自分しか対応できない業務が複数ある状態は、休み方の問題ではなく業務の属人化の問題です。連休準備を口実に、どの業務を誰と共有しておくかを上長と話す機会にしたほうが、来年以降も楽になります。

不在の自動返信はどう設定する?

自動返信は、送信相手に「返事が来ない理由」と「いつ返ってくるか」を伝えるためのものです。復帰日を書いておけば、相手は待つか別の人に回すかを自分で判断できます。

Outlookの場合

Exchange / Microsoft 365のアカウントなら「自動応答」機能から設定します。期間を指定でき、社内向けと社外向けで別々の本文を書き分けられます。初期設定では、同じ送信者に対して1日1回だけ自動返信が送られる仕様です。

会社支給でないメールなどPOP/IMAPアカウントを使っている場合、「自動応答」ボタン自体が表示されないことがあります。その場合はメールのテンプレートと仕分けルールを組み合わせて代替します。

Gmailの場合

「設定 > 全般 > 不在通知」をオンにし、適用期間・件名・本文を入力して保存します。「連絡先リストのメンバーにのみ返信する」を選べば、外部からの一斉配信に反応せずに済みます。スマートフォンアプリからも「設定 > 作成と返信 > 不在通知」で同じ設定ができます。

注意したいのは、Gmailの不在通知は日付単位の設定しかできない点です。曜日指定や時間帯の繰り返しはできません。なお、予定より早く戻った場合は期間の終了を待たずに手動でオフにできます。

本文のテンプレート

そのまま使える自動返信の本文
  • 件名: 【自動返信】休暇取得のご連絡(9月28日より通常対応)
  • 本文冒頭: 平素より大変お世話になっております。
  • 不在の告知: 誠に勝手ながら、9月◯日から9月◯日まで休暇をいただいております。
  • 復帰日: いただいたご連絡には、9月28日(月)以降、順次ご返信いたします。
  • 緊急時: お急ぎの場合は、◯◯部 △△(メールアドレス)までご連絡いただけますと幸いです。

緊急連絡先に名前を書くときは、必ず本人の了承を取ってから入れてください。知らないうちに連絡先にされていた、という状態は休み明けの関係に確実に響きます。

休み明けにやることは?

連休の準備は、戻ってきた日までがワンセットです。最初の30分で次の3つを済ませると、その後の立ち上がりが変わります。

  1. 自動返信をオフにするこれを忘れると、出社後に届いたメールにも不在通知が返り続けます。
  2. 引き継ぎ書のチェック欄を確認する未完了の項目と、期間中に動いた案件を後任者から5分で聞きます。
  3. お礼を伝える「助かりました」の一言があるかどうかで、次に休むときの空気が決まります。

受信箱を上から順に開くのは、この3つのあとで構いません。先に状況を把握してからメールに入るほうが、返信の優先順位を間違えずに済みます

今日できる最初の一歩

やることが多く見えますが、最初の一歩は自社カレンダーを開いて、有給に充てる日に印を付けるだけです。日程が決まれば、上長に伝える一文も、引き継ぎ書を書き始める日も自動的に決まります。

休みを取ることは、交渉ではなく段取りです。準備の形が見えていれば、言い出すハードルは思っているより低くなります。

よくある質問

2026年のシルバーウィークは何連休ですか?

2026年は9月21日(月)が敬老の日、9月23日(水)が秋分の日で、間の9月22日(火)が祝日法の「国民の休日」にあたるため、9月19日(土)から23日(水)までの5連休になります。この形のシルバーウィークは2015年以来11年ぶりです。

有給を何日取れば9連休になりますか?

土日休みのカレンダーの場合、連休明けの9月24日(木)・25日(金)の2日を有給にすると、26日(土)・27日(日)とつながって9月19日から27日までの9連休になります。前週の平日にも有給を充てる形を含めると最大11連休という試算もありますが、実際の日数は勤務先のカレンダーによって変わります。

会社は長期連休の有給申請を断れますか?

有給休暇の取得は労働者の権利であり、会社が取得そのものを拒否することはできません。ただし事業の正常な運営を妨げる場合に限り、取得日をずらす「時季変更権」を行使できます。長期の連休は業務への影響が出やすいため、早めの申請と引き継ぎの準備が実務上重要になります。

数日の休みでも引き継ぎ書は必要ですか?

進行中の案件があるなら作る価値があります。引き継ぎ書には業務内容、進行中案件の状況、関係者の連絡先、システムやパスワードの所在、緊急時の対応方法を記載します。書き出す過程で休み前に片付けるべき案件が自分でも見えるため、後任者のためだけでなく自分の準備にもなります。

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