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オンライン秘書サービス比較、月20時間で何が手放せる?

2026年9月28日|いろは堂キャリア編集部
オフィスのデスクで2台のノートパソコンとモニターを前に手帳にペンで書き込む人の手元

画像出典: ぱくたそ (© unific)

この記事の要点
オンライン秘書サービスの料金相場は1時間あたり2,640円〜4,400円程度、月20時間契約で6万〜8.8万円程度が目安です。選ぶときは月額ではなく実質の時間単価・最低契約期間(3ヶ月〜12ヶ月)・未消化時間の繰り越し可否・依頼できる業務範囲の4点で比べます。発注後は最初のキックオフで依頼業務を洗い出し、日々の依頼はチャットからタスク化し、月次で稼働時間を見直す運用が定着しやすい流れです。
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資料の体裁直しと日程調整と経費の入力で午前が終わる。本来やりたい仕事に手がつかない……

一日の終わりに「今日は何を進めたんだろう」と振り返って、思い出せるのが雑務だけという日があります。ひとつひとつは5分の作業でも、合間に挟まるたびに集中が切れて、まとまった思考の時間が消えていきます。

こうした作業を外に出す選択肢として、オンライン秘書サービスがあります。データ入力・資料作成・スケジュール調整・経理事務・リサーチなどのバックオフィス業務を、リモートのチームまたは専任スタッフが代行する仕組みで、月額固定+時間制の契約が主流です。ここでは料金の比べ方と、実際に頼みはじめてからの手順を具体的に見ていきます。

オンライン秘書サービスとは?どこまで頼めるのか

オンライン秘書サービスは、企業や個人事業主に向けて、バックオフィス業務をリモートで引き受けるサービスです。名前は「秘書」ですが、スケジュール調整だけではありません。公開されている対応範囲を見ると、データ入力、資料作成、経理事務、リサーチ、さらに出張手配・会場予約・会議資料作成といった総務業務まで含まれます。

契約の形は、月額固定+時間制が主流です。「月30時間まで」のように稼働時間の枠を買い、その中で複数の業務を依頼していくイメージに近いです。担当が1名の専任か、複数人のチームかはサービスによって異なります。

料金の相場は、目安として1時間あたり2,640円〜4,400円程度です。10時間で3万〜4.4万円程度、月20時間契約で6万〜8.8万円程度とされています。自分の時間単価と並べて、「この作業を1時間3,000円前後で人に渡す価値があるか」で考えると判断しやすくなります。

頼む前に切り出しておく業務(洗い出し用)
  • 手順が決まっていて、判断がほとんど要らない作業(データ入力、経費書類の回収)
  • やり方を文章で説明できる作業(資料の体裁統一、議事録の清書)
  • 連絡の往復が主な作業(日程調整、出張手配、会場予約)
  • 時間はかかるが成果が調べ物で済む作業(競合・価格のリサーチ)

4社の料金と契約期間を比べるとどう違う?

比較でいちばん迷うのが料金です。月額だけを並べると時間数が違って比べられないため、公開されているプランを時間・金額・契約期間で並べます。なお表の中に出てくる「SEO」は、自社サイトが検索結果の上位に出るように記事や設定を整える作業のことです。

サービス名プラン月間時間月額料金(税込目安)契約期間備考
CASTER BIZベーシック(6ヶ月)30時間145,200円6ヶ月SEO・メール対応等時間配分カスタム可
CASTER BIZベーシック(12ヶ月)30時間132,000円12ヶ月
CASTER BIZ助成金・補助金サポート30時間231,000円-補助金申請関連業務特化
HELP YOUチーム/専任プラン--(時間単価3,333円)-無料トライアルなし
フジ子さんPLAN2020時間68,640円-月額固定制
フジ子さんPLAN3030時間101,970円-
フジ子さんPLAN5050時間150,700円-
i-STAFFライト-125,400円3ヶ月時間単価2,640円〜、返金保証あり
i-STAFFベーシック-102,300円6ヶ月
i-STAFFプレミアム-89,100円12ヶ月

各社公式サイト(CASTER BIZ、HELP YOU、フジ子さん、i-STAFF)の公表データをもとに作成(2026年9月時点)

上の表から、どれをどんな人に当てはめるかを整理します。まず金額を抑えて試したいなら、フジ子さんのPLAN20(月20時間・68,640円)が比較した中でいちばん小さい枠です。雑務を一部だけ渡して様子を見る入り口になります。月30時間規模で業務の中身を配分したいならCASTER BIZで、SEO30%・メール対応15%のように時間の使い方をカスタムできる点が特徴です。短い期間から始めたいならi-STAFFで、3ヶ月契約のライトプランがあり、返金保証も付いています。経理・総務まで幅広く投げたいならHELP YOUで、500名以上のスタッフ体制で出張手配や会議資料作成まで対応します。

金額で並べると、同じ会社の中でも契約期間が長いほど月額は下がります。CASTER BIZのベーシックは6ヶ月契約で145,200円、12ヶ月契約で132,000円。i-STAFFは3ヶ月のライトが125,400円、12ヶ月のプレミアムが89,100円です。長期契約の割引は「続ける前提がある人だけの値段」なので、初回は割高でも短い期間を選ぶほうが結果的に安く済むことがあります。

料金以外に何を確認すればいいのか?

複数の比較サイトが共通して挙げている確認ポイントがあります。契約してから気づくと動かしづらいので、問い合わせの段階で聞いておく項目です。

問い合わせのときに聞く7項目
  • 1時間あたりの実質単価(月額÷月間時間で自分でも計算する)
  • 最低契約期間(3ヶ月〜12ヶ月まで幅がある)
  • 未消化時間を翌月に繰り越せるか
  • 初期費用があるか
  • 依頼できる業務範囲(経理・総務・SNS運用・リサーチなど得意分野が違う)
  • サポート体制はチーム対応か専任1名か
  • 無料トライアルがあるか

このうち効き方が大きいのは、繰り越しの可否です。月20時間の枠を買っても、繁忙期と閑散期で依頼量は動きます。繰り越せないなら、忙しくない月の未消化分はそのまま消えます。HELP YOUは無料トライアルがないと明記されているので、他社については個別に確認することになります。

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チーム対応と専任1名って、どっちがいいんだろう

チーム対応と専任1名は、向いている依頼が違います。チームは担当者の休みや繁忙に左右されにくく、経理・資料作成・リサーチのように種類の違う作業を並行して投げるのに向きます。専任1名は、こちらの仕事のやり方を覚えてもらう前提の依頼、たとえば毎月同じ形式の資料や社内の事情が絡む調整に向きます。HELP YOUはこの2パターンをプランとして分けています。

発注からどう進める?契約後の立ち上げ手順

契約してから「何を頼めばいいかわからない」で止まるのがいちばん惜しい状態です。一般的な流れは次のとおりです。

  1. 問い合わせ・ヒアリング公式サイトから問い合わせ、業務内容と量を伝えてプランを決めます。多くのサービスは3〜12ヶ月の契約期間を設定しています。
  2. キックオフ面談で業務を洗い出す担当ディレクターやスタッフとの面談で、依頼したい業務を全部出し、優先順位を付けます。ここで出した数が、そのまま初月に手放せる量になります。
  3. チャットで依頼する形をつくる日々の依頼はChatwork等のチャットツールやタスク管理機能を使い、メッセージからワンクリックでタスク化して担当者と期限を指定する運用が一般的です。
  4. 月次で稼働時間と成果物を確認する使った時間と上がってきた成果物を見て、翌月の依頼内容・時間配分を見直します。繰り越しの可否は契約内容の確認が必要です。

3つ目の依頼のしかたは、最初に形を決めておくと崩れません。Chatworkのタスク管理には、ガントチャート(工程を横棒で並べて全体の日程を管理する図)のような重い機能がなく、チャット中心の少人数チームで抜け漏れを防ぐ軽い運用に向くという特徴があります。秘書サービスとの日常的なやり取りは、まさにこの「会話しながら依頼が積まれる」形なので相性がいいです。

依頼文は3行で書く

依頼が伝わらない原因はたいてい、完成形の共有不足です。次の3行を揃えて送るだけで差し戻しが減ります。

依頼メッセージのテンプレート
  • 【お願いしたいこと】9月分の交通費を経費システムに入力(領収書はフォルダの9月分)
  • 【完成の状態】全件入力済み・金額が合わない分は一覧にして返信
  • 【期限】10月3日18時まで/不明点は途中でも聞いてください

「不明点は途中でも聞いてください」の一行は入れておくと効きます。これがないと、判断に迷った側は最後まで作ってから確認することになり、手戻りが大きくなります。

頼んでもうまくいかないのはどんなとき?

向いていないケースもあります

手順が自分の頭の中にしかない作業は、そのままでは渡せません。説明を書き起こす時間を取れないなら、依頼するより自分でやるほうが早い状態が続きます。また、月20時間でも6万〜8.8万円程度の費用がかかるため、切り出せる作業が月数時間しかないなら金額に見合いません。個人の裁量で契約できない立場なら、まず自分の作業の何時間分が該当するかを数えて、稟議の材料にするところからです。

もうひとつつまずきやすいのが、依頼の粒度です。「資料をいい感じにしておいて」は判断そのものを渡していて、相手は動けません。渡せるのは作業であって判断ではない、と線を引くと依頼文が自然に具体的になります。

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まずは経費入力と日程調整だけ、切り出してみようかな

最初から全部を渡さなくてかまいません。1〜2種類の作業で月次の見直しまで一周させると、依頼の書き方も時間の見積もりも自分の中に残ります。各社の料金は改定されることがあるので、申し込む前に公式サイトの料金ページで最新の金額を確認してください。

社内の業務効率化と合わせて考える

外に出す前に、自分の手元で片付く部分も残っていることがあります。タスクの並べ方や日程調整の手間を先に削ると、外注する時間の枠を本当に必要な作業へ回せます。優先順位の付け方や日程調整ツールの比較、タスク管理の方法もあわせて見てみてください。

よくある質問

オンライン秘書サービスの料金相場はいくらですか?

目安として1時間あたり2,640円〜4,400円程度です。10時間で3万〜4.4万円程度、月20時間契約で6万〜8.8万円程度が目安とされています。月額固定+時間制の契約が主流のため、月額だけでなく「月額÷月間時間」で実質の時間単価を出して比べると差がわかります。

月20時間のいちばん安いプランはどれですか?

2026年9月時点の公開情報では、フジ子さんのPLAN20が月20時間で68,640円です。同社はPLAN30が101,970円、PLAN50が150,700円の月額固定制を公開しています。料金は改定される可能性があるため、申し込み前に公式サイトの料金ページで確認してください。

最低契約期間はどのくらいですか?

サービスによって3ヶ月から12ヶ月まで幅があります。i-STAFFはライトプランが3ヶ月契約(125,400円)、ベーシックが6ヶ月(102,300円)、プレミアムが12ヶ月(89,100円)です。CASTER BIZのベーシックプランは6ヶ月契約で145,200円、12ヶ月契約で132,000円と、期間が長いほど月額が下がる料金設計になっています。

依頼はどうやってやり取りするのですか?

契約後のキックオフ面談で依頼業務を洗い出し、日々の依頼はChatwork等のチャットツールやタスク管理機能で行う運用が一般的です。メッセージからワンクリックでタスク化し、担当者と期限を指定します。月次で稼働時間と成果物を確認し、翌月の依頼内容や時間配分を見直します。

※記事で使用した内容・数値は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。