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「Wi-Fiが遅い…」は買い替え前に直せるかも。今日からできる改善手順

2026年5月21日|いろは堂通信編集部
この記事の要点
自宅のWi-Fiが遅いときは、ルーターを買い替える前に①ルーターと回線機器の再起動②置き場所の見直し③5GHzと2.4GHzの使い分け④つなぐ端末の整理、の順で試すのが近道です。原因は「回線」「ルーター」「端末」のどこかにあり、切り分けてから対策すれば無駄な出費を避けられます。それでも改善せず、ルーターが5年前後使ったWi-Fi 5以前の機種なら、買い替えを検討する価値があります。
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最近、家のWi-Fiがなんだか遅くて…。動画は止まるし、リモート会議も固まるし。もうルーターを買い替えるしかないですか?

ちょっと待ってください。実は、Wi-Fiの遅さは買い替え以外の方法で改善することがかなり多いんです。

今週は真夏日の地点数が「5月中旬として統計開始以来最多」と報じられるなど、季節外れの暑さが続いています。冷房の効いた部屋で動画やゲームを楽しむ時間が増えると、Wi-Fiの遅さは余計に気になるもの。

夏本番の前に、お金のかからない改善から順番に試していきましょう。この記事では、原因の切り分け方から買い替えの判断基準までを整理します。

Wi-Fiが遅い原因はどこにありますか?

自宅のネットが遅いとき、原因は大きく3つの区間のどこかにあります。①外から家までの「回線」、②家の中に電波を飛ばす「ルーター」、③受け取る側の「端末」です。

最初にやるべきは対策ではなく、どの区間が原因かの切り分けです。次の3つを確かめるだけで、だいたいの見当がつきます。

3分でできる切り分けチェック
  • ルーターのすぐ近くだと速くなるか→近くだと速いなら、電波の届き方(置き場所・障害物)の問題
  • 他の端末でも遅いか→特定の端末だけ遅いなら、端末側の問題
  • 時間帯で変わるか→夜だけ極端に遅いなら、回線や周辺の混雑が疑わしい

スマホの速度測定アプリなどで「ルーターの目の前」と「よく使う部屋」の速度を測って控えておくと、このあとの対策の効果を数字で確認できます。

まず何を試せばいいですか?再起動と置き場所

切り分けができたら、お金のかからない順に手を打ちます。最初の一手は再起動です。ルーターと、壁の回線につながっている機器(ONUやホームゲートウェイ)の電源を両方切り、1分ほど待ってから回線側→ルーターの順で入れ直します。

長期間つけっぱなしのルーターは、再起動だけで見違えることが珍しくありません。数カ月再起動していないなら、まずここからです。

次が置き場所です。Wi-Fiの電波は障害物と距離に弱いので、置き方ひとつで届き方が変わります。

ルーター置き場所のコツ
  • 床への直置きを避け、床から1〜2mの高さに置く
  • 棚の奥・テレビの裏・収納ボックスの中など「囲われた場所」を避ける
  • 電子レンジやコードレス電話の近く、水槽や金属棚のそばを避ける
  • 家の端ではなく、よく使う部屋に近い、なるべく家の中心寄りに置く
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うち、テレビ台の裏の配線ごちゃごちゃゾーンに埋まってます…。

あるあるです。見た目は少し気になりますが、ルーターは「見晴らしのいい特等席」に置くのが基本です。

設定でできる改善はありますか?

置き場所の次は、設定まわりです。いちばんのポイントは周波数帯の使い分けです。

周波数帯特徴向いている使い方
5GHz速いが、壁や床などの障害物に弱いルーターと同じ部屋・近い部屋での動画やリモート会議
2.4GHz遠くまで届くが、電子レンジなどと干渉しやすく混みやすい離れた部屋の機器や、速度を求めないスマート家電

接続先のWi-Fi名(SSID)の末尾の表記などで、いまどちらの帯域につながっているか確認できます。「近くなのに遅いときは5GHzへ、遠くて途切れるときは2.4GHzへ」が使い分けの基本です

あわせて、使っていない端末のWi-Fi接続を整理し、ルーターのファームウェア(内部ソフト)を最新に更新しておきましょう。自動更新に対応した機種なら、設定をオンにしておくだけで済みます。

それでも遅いときの打ち手はありますか?

ここまでで改善が足りない場合は、少しだけお金や手間をかける段階です。効果の出やすい順に3つ紹介します。

  1. 中継機やメッシュWi-Fiを足す特定の部屋だけ電波が弱いなら、中継機の追加や、複数台で家全体をカバーするメッシュWi-Fiが有効です。
  2. 動かさない機器は有線LANでつなぐテレビ・パソコン・ゲーム機などはLANケーブル接続にすると安定して速くなり、Wi-Fi側の混雑も減ります。古いLANケーブルは規格が低いことがあるので、ケーブルの表記(カテゴリ)も確認を。
  3. 回線側の接続方式を確認する時間帯を問わず遅い、夜だけ極端に遅いという場合は、回線の混雑や接続方式が原因のことがあります。契約中の回線会社で、混雑しにくい新しい接続方式(IPv6系)が使えるか確認してみましょう。

ルーターの買い替えはいつ検討すべきですか?

ここまで試しても改善しない、あるいはルーター自体が古い場合は、いよいよ買い替えの出番です。目安は次の2つ。

使用年数が5年前後を超えているか、規格が「Wi-Fi 5」以前か。どちらかに当てはまるなら、買い替えで体感が変わる可能性が高いです。最近の主流であるWi-Fi 6以降の機種は、多くの端末を同時につないだときの安定感が向上しており、家族や機器の多い家庭ほど効果を感じやすくなります。

選ぶときは、契約している回線の速度と釣り合う機種で十分です。回線が1Gbpsなら、最上位モデルでなくても持ち味は活かせます。

買い替えても直らないケースもあります

マンションの共有設備や建物内の配線方式がボトルネックの場合や、回線自体が混雑している場合は、ルーターを新調しても速度は頭打ちのままです。切り分けで「ルーターの近くでも遅い」「時間帯を問わず遅い」という結果が出ているなら、先に回線側の見直し(接続方式の変更や回線の乗り換え)を検討するほうが、結果的に近道になることがあります。

まとめ:順番に試せば、多くの「遅い」は解決できます

自宅のWi-Fi改善は、①原因の切り分け②再起動③置き場所④周波数帯と接続の整理⑤中継機・有線・回線側の確認、と無料の対策から順に試すのが鉄則です。買い替えは、その先の最後の一手。

これから夏に向けて、家の中で過ごす時間も通信量も増えていきます。梅雨ごもりや夏休みの前に、まずはルーターの再起動と置き場所チェックから始めてみてください。

よくある質問

Wi-Fiルーターの置き場所はどこがいいですか?

床から1〜2mの高さで、棚の奥やテレビの裏のような囲われた場所を避け、家の中心寄り・よく使う部屋の近くに置くのが基本です。電子レンジやコードレス電話、水槽、金属棚の近くは電波が乱れやすいため離しましょう。

Wi-Fiの2.4GHzと5GHzはどう使い分けますか?

5GHzは高速ですが壁や床などの障害物に弱いため、ルーターに近い場所での動画視聴やリモート会議に向きます。2.4GHzは遠くまで届く一方、電子レンジなどとの干渉で不安定になりやすいため、離れた部屋の機器やスマート家電に向きます。「近いのに遅ければ5GHz、遠くて途切れるなら2.4GHz」が目安です。

Wi-Fiルーターの寿命・買い替え時期の目安は?

使用年数5年前後がひとつの目安です。機器の劣化に加え、Wi-Fi規格が世代遅れになると新しい端末の性能を活かせなくなるためです。Wi-Fi 5以前の機種で速度に不満があるなら、Wi-Fi 6以降への買い替えで改善する可能性があります。

ルーターを買い替えたのにWi-Fiが遅いのはなぜですか?

原因がルーター以外(回線の混雑、マンションの共有設備や配線方式、端末側の性能)にある場合、ルーターを替えても速度は変わりません。ルーターの近くでも遅い、時間帯を問わず遅いといった場合は、接続方式の変更や回線自体の見直しを検討しましょう。

※本記事は各サービスの公式サイトおよび公開情報をもとに作成しています。内容・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。