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投資信託とETF、似ているようで違う。どこが違うのかスッキリ整理

2026年6月2日|いろは堂マネー編集部
この記事の要点
ETFは「証券取引所に上場している投資信託」で、株式と同じようにリアルタイムの市場価格で売買できます。一般的な投資信託は1日1回算出される基準価額で取引され、金額指定の自動積立がしやすいのが特徴です。コストは保有中にかかる信託報酬と売買時の手数料の両方を商品ごとに確認することが大切で、どちらが合うかは投資スタイルによって変わります。
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投資信託とETF、どっちも「いろんな株の詰め合わせ」ですよね?何が違うのか、実は説明できません…。

大丈夫です、これは本当によくある疑問です。6月に入って衣替えの季節、九州からは梅雨入りの便りも届き始めました。日経平均が最高値圏で推移するなか、「そろそろ投資の勉強を始めようかな」という方も多いはずです。

この記事では、投資信託とETFの違いを「上場しているかどうか」というひとつの軸から、コストと売買方法の違いまでスッキリ整理します。読み終わるころには、人に説明できるレベルになっているはずです。

投資信託とは?ETFとは?まず言葉から整理しよう

投資信託とは、多くの投資家から集めたお金をひとつにまとめ、運用の専門家が株式や債券などに分散して投資する金融商品です。1本買うだけで多くの銘柄に分散できるのが持ち味です。

ETF(上場投資信託)は、その名のとおり証券取引所に上場している投資信託のことです。仕組みの土台は投資信託と同じですが、上場しているため、株式と同じように取引時間中いつでも売買できます。

つまり、ETFは投資信託の一種で、違いの多くは「上場しているかどうか」から生まれます。ここを押さえると、あとの違いがすんなり頭に入ります。

何が同じで、何が違う?一覧表で比較

項目一般的な投資信託(非上場)ETF(上場投資信託)
買える場所証券会社・銀行など証券会社
取引価格1日1回算出される基準価額取引時間中に変動する市場価格
注文方法金額指定・口数指定株式と同じ指値・成行注文
主なコスト信託報酬+購入時手数料(無料の商品も多い)信託報酬+株式と同様の売買手数料
自動積立対応サービスが多く、しやすい金融機関によって対応が異なる
分配金自動で再投資するコースを選べる商品が多い受け取りが基本で、再投資は自分で行う

この表のうち、初心者の方がとくに実感しやすい違いは「取引価格」「コスト」「積立のしやすさ」の3つです。順番に見ていきましょう。

コストはどう違うの?

どちらの商品にも、保有している間ずっとかかる信託報酬(運用管理費用)があります。資産残高に対して年率でかかるコストで、長く持つほどじわじわ効いてくるため、購入前に必ず確認したい数字です。料率は商品ごとに大きく異なり、目論見書などで確認できます。

売買時のコストは性格が異なります。投資信託は購入時手数料がかかる商品と無料(ノーロード)の商品があり、ETFは株式と同様の売買手数料がかかるのが一般的です。手数料の体系は証券会社ごとに異なります。

また、ETFには「市場価格」と、資産の実質的な価値である「基準価額」が少しずれる乖離(かいり)が生じることがある点も、覚えておきたい違いです。

🤔
買うときに見える手数料だけじゃなくて、持っている間のコストも見るんですね。

売買方法はどう違うの?

実際の買い方の流れを比べると、違いがはっきりします。

  1. 投資信託の場合「毎月1万円」のように金額を指定して注文します。約定価格は1日1回算出される基準価額で決まり、注文の時点では正確な約定価格がわからない仕組みになっています。
  2. ETFの場合株式と同じように、取引時間中に市場価格を見ながら注文します。指値(価格を指定する)や成行(指定しない)を使い分け、リアルタイムで売買が成立します。

「値段を見ながら自分のタイミングで売買したい」ならETFの方式が、「金額だけ決めて自動で淡々と買いたい」なら投資信託の方式が、それぞれ性に合いやすい仕組みです。

結局、どちらを選べばいいの?

タイプ別の考え方(一般的な整理)
  • 毎月決まった金額でコツコツ自動積立したい → 金額指定と自動積立に対応しやすい投資信託が便利という考え方が一般的
  • リアルタイムの価格で機動的に売買したい → 取引時間中に売買できるETFの仕組みが向いているとされる
  • 分配金を自動で再投資して手間を減らしたい → 再投資コースを選べる投資信託が選択肢になりやすい
正直な注意点:優劣の問題ではありません

投資信託とETFは、どちらが上という関係ではなく、仕組みの違いです。そしてどちらを選んでも、投資対象の値動きによって資産が減る可能性があり、元本保証はありません。取扱商品や手数料、積立サービスやNISAへの対応状況は金融機関ごとに異なるため、実際に利用する金融機関の最新情報を確認したうえで判断してください。

まずは両者の「仕組みの違い」を知ることがスタートラインです。自分のスタイルが積立中心なのか、タイミング重視なのかを考えると、選ぶ軸が自然と見えてきます。梅雨のおうち時間に、目論見書を1本分だけ眺めてみるのもいい練習になりますよ。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の推奨や投資助言ではありません。投資は元本を保証するものではなく、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。

よくある質問

投資信託とETFの一番の違いは何ですか?

証券取引所に上場しているかどうかです。ETFは上場しているため株式と同じように取引時間中の市場価格でリアルタイムに売買でき、一般的な投資信託は1日1回算出される基準価額で取引されます。

コストはETFのほうが安いのですか?

一概には言えません。同じ指数に連動する商品同士ではETFの信託報酬が低い傾向があるとされてきましたが、近年は低コストの投資信託も増えています。保有中の信託報酬と売買時の手数料の両方を、商品ごとに目論見書などで確認することが大切です。

積立投資をするなら投資信託とETFのどちらが向いていますか?

金額指定の自動積立サービスに対応した商品が多い投資信託のほうが、手間なく続けやすいという整理が一般的です。ただしETFの自動積立に対応する金融機関もあるため、利用する金融機関のサービス内容を確認してください。

ETFはNISAで買えますか?

NISAの成長投資枠では、対象となっているETFを購入できます。つみたて投資枠は対象商品が限定されており、一定の条件を満たした投資信託が中心です。対象商品かどうかは金融機関や運用会社の公表情報で確認できます。

※本記事は各サービスの公式サイトおよび公開情報をもとに作成しています。内容・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。