権利付き最終日 9月28日、配当と優待の締切は15時30分
画像出典: ぱくたそ (すしぱく)
2026年9月末に権利確定する配当・株主優待を受け取るには、権利付き最終日である9月28日(月)の取引終了(15時30分)までに買い注文を約定させる必要があります。9月29日(火)は権利落ち日で、この日に買っても9月分の権利は付きません。連休明けの9月24日(木)から9月28日(月)まで取引日は3日あり、初日に慌てて買う必要はありません。
5連休のあいだに市場は止まっていたので、カレンダーの感覚が狂いやすい時期です。9月末に権利が確定する銘柄の締切は、9月28日(月)の取引終了時刻である15時30分まで。ここを押さえておけば、休場明けの初日に焦って注文を出す必要はありません。
正直なところ、この時期に多いのは「買い遅れ」よりも「日付を1日ずらして覚えていた」という取り違えです。まず日付の並びを固定してから、注文の出し方に進みます。
9月の配当・優待を取る締切はいつ?
2026年9月の権利確定日は月末の9月30日(水)です。日本の株式市場は約定日から起算して2営業日後に受け渡す「T+2」という決済ルールで動いているため、権利確定日の2営業日前、つまり9月28日(月)が権利付き最終日になります。この日の取引終了(15時30分)までに買いが約定していれば、9月末の配当・株主優待の権利が確定します。
翌9月29日(火)は権利落ち日です。この日に買っても9月分の権利は付きません。1日の差で結果が変わるので、日付だけは正確に覚えてください。
| 日付 | 曜日 | 内容 |
|---|---|---|
| 9月18日 | 金 | シルバーウィーク前最終取引日 |
| 9月19日〜23日 | 土〜水 | 週末+敬老の日(21日)+国民の休日(22日)+秋分の日(23日) 連休・市場休場 |
| 9月24日 | 木 | 休場明け最初の取引日 |
| 9月25日 | 金 | 取引日 |
| 9月26日〜27日 | 土〜日 | 週末休場 |
| 9月28日 | 月 | 権利付き最終日(この日の取引終了15:30までの約定で9月権利確定) |
| 9月29日 | 火 | 権利落ち日 |
| 9月30日 | 水 | 権利確定日(月末) |
野村證券の公表データをもとに作成
上の表のとおり、休場明けの取引日は9月24日(木)・25日(金)・28日(月)の3日です。連休明け初日の9月24日に買わなければ権利を逃す、ということはありません。「休場明け○営業日以内」で覚えるとずれやすいので、基準は常に「9月28日の15時30分まで」に置いてください。
なぜ権利確定日の2営業日前が締切になるの?
株式の売買は、注文が成立した瞬間に株主名簿に名前が載るわけではありません。約定してから実際に株と代金を交換する「受渡」までに時間がかかり、日本では2019年7月16日の約定分から、受渡日が約定日から起算して2営業日後(T+2)になっています。それ以前はT+3、つまり3営業日後でした。
株主として権利を得るには、権利確定日に受渡が完了している必要があります。9月30日(水)に受渡を終えるには、その2営業日前である9月28日(月)までに約定していなければならない、という計算です。買うタイミングが締切なのであって、支払いや口座の反映を別に急ぐ必要はありません。
連休明けはどう注文を出せばいい?
東京証券取引所の取引時間は、前場が9時00分〜11時30分、後場が12時30分〜15時30分です。後場の終了時刻は2024年11月5日から15時00分より30分延び、15時25分〜15時30分はクロージング・オークション(取引終了時の価格を1本値で決めるため、注文を受け付けて最後にまとめて付き合わせる時間帯)にあてられています。9月28日はこの15時30分の取引終了までに約定していればよく、ぎりぎりの時間帯まで枠はあります。
- 権利確定月を銘柄ごとに確認する買いたい銘柄の権利確定月が本当に9月末かを、企業のIR情報や適時開示(上場企業が投資判断に影響する事項を取引所を通じて公表する仕組み。東証の「TDnet」や各社IRページで誰でも読めます)で確かめます。2月末・8月末など月末決算以外の基準日を持つ企業もあります。
- 必要な株数と資金を計算する優待は「100株以上」など株数の条件が付くことが多いので、条件を満たす株数×株価で必要額を出し、口座の買付余力と照らします。
- 9月24日〜28日のあいだに注文を出す前場で約定させたいなら寄り付き前(8時台からの注文受付が一般的ですが証券会社ごとに異なります)に指値(買う値段を自分で決める注文)か成行(値段を指定せず、その時の相場の値段で買う注文)を入れておきます。後場なら12時30分の寄りを狙うか、15時25分までの通常注文で対応できます。
- 9月28日中に約定したかを確認する指値が届かず未約定のまま引けると、権利は取れません。約定照会画面で「約定済み」になっているかをその日のうちに確認します。
- 対象銘柄の権利確定日が9月30日かどうか(IR・適時開示で確認)
- 優待の必要株数と保有期間の条件
- 買付余力が足りているか
- 利用中の証券会社の注文受付時間帯
- 9月28日の引けまでに約定したかどうか
休場中に出した注文はどう扱われる?
多くのネット証券では、市場が休場のあいだも「翌営業日に有効となる予約注文」を受け付けています。ただし受付の可否や有効期限の扱いは証券会社ごとに違うため、利用中の証券会社のサイトで「休業日の注文受付」に関する案内を個別に確認してください。
大事なのは、休場中に注文を出しても約定するのは市場再開後という点です。9月24日(木)以降の取引時間で初めて値が付きます。予約注文は「出し忘れを防ぐ手段」であって、権利の締切を前倒しするものではありません。
指値と成行、どちらで出すのが安全?
確実に約定させたいなら成行、価格をコントロールしたいなら指値、という使い分けが基本です。権利付き最終日に指値を出して届かなければ約定せず、その銘柄の9月権利は取れません。一方で成行は約定しやすい反面、想定より高い価格で買う可能性があります。
権利取りを優先するか、価格を優先するかは自分の方針次第です。どちらを選んでも、9月28日の引けまでに約定していなければ結果は同じ(権利なし)になる点だけは共通しています。
権利を取った後に気をつけることは?
権利落ち日である9月29日(火)は、配当や優待の価値が抜けた分だけ株価が下がりやすくなります。配当利回り分の値下がりが起きれば、受け取る配当と株価の下落が相殺される計算になります。権利だけを目的に直前で買い、落ち日に売るという動き方は、この値動きの影響をそのまま受けることになります。
短期間で確実に得をしたい、という目的で権利付き最終日の駆け込み買いを選ぶのは向いていません。権利落ちによる株価の下落幅は事前に決まっているわけではなく、相場全体の動きも重なります。また信用取引で買いと売りを同時に持ち、株価の変動を打ち消して優待だけを取る「つなぎ売り」は、逆日歩(信用売りが増えて株が不足したときに、売り手が買い手へ支払う1日ごとの追加コスト)が事前にわからない形で発生する場合があり、現物取引に慣れていない段階では扱いが難しい手法です。
もうひとつ、すべての9月権利銘柄が9月28日締切とは限りません。ここまでの日付は月末を権利確定日とする企業が対象です。基準日が月の途中に設定されている企業もあるため、銘柄ごとにIR情報で権利確定日を確かめる手順は省略できません。
締切は9月28日(月)15時30分、落ち日は9月29日(火)。この2つの日付を手元のカレンダーに書き込んでおけば、連休明けの数日で落ち着いて判断できます。
投資は自己責任です。株式投資に元本保証はなく、株価の変動により損失が生じる場合があります。本記事は制度・手続きの解説を目的としたもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。実際の権利確定日・注文条件は、対象銘柄のIR情報および利用中の証券会社の案内で必ずご確認ください。
よくある質問
2026年9月の権利付き最終日はいつですか?
2026年9月末に権利が確定する銘柄の権利付き最終日は9月28日(月)です。この日の取引終了である15時30分までに買い注文が約定していれば、9月末の配当・株主優待の権利が得られます。
権利落ち日に株を買っても配当はもらえますか?
もらえません。2026年9月の権利落ち日は9月29日(火)で、この日以降に買った株には9月末分の配当・株主優待の権利は付きません。権利を得るには前日の9月28日までに約定している必要があります。
なぜ権利確定日の2営業日前が締切なのですか?
日本の株式市場は2019年7月16日の約定分から、約定日から起算して2営業日後に受け渡すT+2の決済ルールになっているためです。権利確定日に受渡を完了させるには、その2営業日前までに買いを約定させる必要があります。
シルバーウィーク中に出した予約注文はいつ約定しますか?
市場が休場のあいだは約定せず、再開後の取引時間で値が付きます。2026年は9月19日から23日まで東京証券取引所が休場のため、休場中の予約注文が約定するのは9月24日(木)以降です。受付の可否は証券会社ごとに異なります。
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