「作り置き、気になるけど大変そう」——週末90分・3品から始めてみませんか
作り置き初心者は、いきなり1週間分を作ろうとせず「週末90分で3品」から始めるのが挫折しないコツです。効果が大きいのは調理時間の短縮よりも、平日の「献立を考える疲れ」が消えること。この記事では90分で回す段取り、最初の週におすすめの定番3品、梅雨〜夏場の保存の注意点を紹介します。
その感覚、多くの人が同じです。実は夕食づくりでいちばん消耗するのは、切ることでも炒めることでもなく「何を作るか決めること」だったりします。
あさっての日曜は父の日。ごちそうを囲む週末のついでに、キッチンに立つ時間を少しだけ延長して「作り置き」を試してみませんか。目標は高くしません。週末90分で3品だけ。それでも平日の夜は驚くほど変わります。
作り置きを始めると、何がそんなにラクになるの?
作り置きの効果というと「調理時間の短縮」と思われがちですが、経験者がいちばん実感するのは「平日に献立を考えなくていい」という頭のラクさです。
夕方の「今日なに作ろう」は、小さな意思決定の連続です。メインは?副菜は?足りない食材は?——これが毎日続くと、料理そのものより疲れます。冷蔵庫に「もうある」状態を作っておくと、この決定疲れがまるごと消えます。
帰宅後は温めて盛るだけなので、夕食までの時間も短縮。「あと1品足りない」ときの保険にもなり、お惣菜やコンビニへの駆け込みが減って食費にも効いてきます。
初心者がやりがちな失敗は?
一方で、「作り置き、挫折しました」という声も少なくありません。原因はだいたい共通しています。
- 作りすぎる——日曜に7品作って力尽き、二度とやらなくなる
- 凝りすぎる——SNSで見た彩り豊かな10品並ぶ写真を目指してしまう
- 全部を置き換えようとする——毎食を作り置きにして、数日で飽きる
作り置きは「平日の自分への仕送り」くらいの気持ちで、3品あれば十分です。メイン1品+副菜2品。足りない分は平日にみそ汁や焼くだけの魚を足せばいい。この割り切りが、続く人と挫折する人の分かれ目です。
週末90分でどう回す?段取りの手順
- 献立を決める(前日5分)メイン1品・副菜2品だけ決めて、買い物メモを作ります。迷ったら「肉のおかず・野菜の常備菜・酢の物系」の型に当てはめます。
- 材料を全部出して切る(20分)3品分の材料を調理台に並べてから開始。切る順番は野菜→肉にすると、まな板を洗う回数が減ります。
- 「待ち時間に次」で調理する(50分)煮物を火にかけている間に和え物、焼いている間に洗い物。同時進行ではなく「待ち時間に次をやる」だけで90分に収まります。
- 冷ましてから容器へ(15分)粗熱を取り、清潔な容器に移して日付を書いて冷蔵庫へ。熱いまま詰めるのは傷みの原因になるのでNGです。
最初の週におすすめの定番3品は?
初回は「失敗しにくく、アレンジが利く」ものが正解です。たとえばこんな組み合わせです。
ゆで鶏(鶏むね肉の塩ゆで)は、切ってそのままメインに、裂いてサラダやあえ物の具に変身します。きんぴらごぼうは日持ちがよく、お弁当にもそのまま入る優等生。野菜のマリネや浅漬けは「あと1品」の救世主で、火を使わないので他の2品の合間に作れます。
「メイン素材1つ+和の常備菜+酢の物系」という型を覚えると、翌週からは食材を替えるだけで回せます。レシピを毎回検索しなくてよくなるのが、この型の隠れた効能です。
梅雨〜夏場の保存はどこに気をつける?
いまはちょうど梅雨の真っ最中。湿度と気温が上がるこの時期の作り置きは、保存の基本だけしっかり押さえておきましょう。
清潔な容器と清潔な箸を使う、しっかり冷ましてからフタをする、食べるときは食べる分だけ取り出す。冷蔵での日持ちは2〜3日が目安。迷ったら最初から冷凍に回すのが安全です。今年は7月から厳しい暑さになるという予報も出ているので、夏本番の前にこの習慣を作っておくと安心です。
週末にまとまった時間が取れない人や、できたての料理でないと満足できない人には、作り置きは向きません。その場合は、下味をつけて冷凍しておく「下味冷凍」や、野菜を切っておくだけの「半調理」でも平日の負担は十分減ります。作り置きはあくまで手段のひとつ。合わなければ、別のラクの形を探せば大丈夫です。
よくある質問
作り置き初心者は何品から始めればいいですか?
メイン1品と副菜2品の計3品から始めるのがおすすめです。いきなり多品目を作ると調理も消費も追いつかず挫折しやすいため、まず3品を1〜2週間続けて、慣れてから増やすかどうかを判断すると無理がありません。
作り置きは何日くらい日持ちしますか?
冷蔵保存はおおむね2〜3日が目安です。清潔な容器を使い、粗熱を取ってからフタをして、取り分けは清潔な箸で行うことが前提です。気温と湿度が高い梅雨から夏場は特に、食べきれない分を最初から冷凍しておくと安心です。
作り置きにはどんな容器が必要ですか?
最初は密閉できる保存容器が数個あれば十分です。同じ形でそろえると冷蔵庫で積み重ねやすく、中身が見える透明タイプだと食べ忘れを防げます。作った日付をマスキングテープに書いて貼ると、食べる順番の管理がラクになります。
週末90分で3品作るコツはありますか?
材料を全部出してから調理を始め、煮ている・焼いている待ち時間に次の1品を進めることです。切る順番を野菜から肉にするとまな板を洗う回数が減ります。前日に献立と買い物メモを作っておくことも、90分に収める大事な準備です。
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