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水道代の平均は月いくら?節約すべき上位3か所

2026年6月10日|いろは堂くらし編集部
日本の家庭用浴槽の写真

画像出典: パブリックドメイン(Wikimedia Commons)

この記事の要点
上下水道込みの水道代は、総務省「家計調査」(2024年)で単身2,282円、2人約4,248円、3人約5,358円、4人約6,026〜6,098円が目安です。家庭で使う水はお風呂40%・トイレ21%・炊事18%・洗濯15%で、上位3つに手をつければ効きます。シャワー1分は約12リットル、残り湯の洗濯転用は1回約50リットルの節水になります。
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2か月分の水道の請求が届いたけど、これって高いの?そもそも普通がいくらか分からない…

水道料金は2か月に1回まとめて請求される地域が多く、電気代のように毎月見比べる機会がありません。だから「高いのか安いのか」の感覚が育ちにくいんです。正直なところ、平均を知らないまま節水グッズを買っても、効いているのかどうか分からないままになります。

先に基準を持ってしまいましょう。世帯人数ごとの目安金額と、家の中で水がどこに消えているかの割合。この2つが分かれば、手をつける場所は自然に決まります。

水道代の平均は月いくら?世帯人数別の目安

総務省の「家計調査」(2024年)をもとにすると、上下水道を合わせた1か月あたりの水道代はおおよそ次のとおりです。水道料金の請求は上水道(きれいな水を届ける分)と下水道(使った水を処理する分)が合算されているのが一般的なので、この目安も合算額で見てください。

単身(1人)2,282円
2人約4,248円
3人約5,358円
4人約6,026〜6,098円
5人約6,726〜6,846円
6人以上約8,409円

総務省「家計調査」(2024年)を集計した公表データをもとに作成

ここで一度、手元の請求書と突き合わせてみてください。2か月請求なら金額を2で割った額が、上の表の数字と比べる対象になります。目安より2割ほど高い程度なら、住んでいる自治体の料金単価の差で説明がつく範囲です。水道料金は自治体ごとに単価が違い、同じ使い方でも地域で金額が変わります。

逆に、目安の1.5倍を超えている、あるいは前年の同じ時期より急に跳ね上がっている場合は、使い方以外の原因を先に疑ったほうが早いです。

金額が急に上がったときに最初に見る場所

使い方を変える前に確認したい3点
  • 家中の蛇口を全部閉め、水道メーターのパイロット(銀色の小さな円盤)が回っていないか見る。回っていれば、どこかで水が漏れています
  • トイレのタンクから便器へ、チョロチョロと水が流れ続けていないか。止水後に水面が揺れ続けるなら部品の劣化が疑われます
  • 庭やベランダの散水栓、屋外の蛇口が半開きになっていないか

パイロットが回っているのに心当たりがない場合は、自分で分解せず、自治体の水道局が案内している指定給水装置工事事業者へ相談してください。漏水が原因と認められると料金の減額制度が使える自治体もあります。

家の中で水はどこに消えている?

節水は、使っている量が多い場所からやらないと手応えが出ません。家庭で使う水道水の割合はこうなっています。

お風呂40%
トイレ21%
炊事18%
洗濯15%
洗面・その他6%

上の表を見ると、お風呂・トイレ・洗濯の3つで全体の76%を占めています。歯磨きのときに水を止める習慣は良いことですが、それは6%の枠の中の話です。金額を動かしたいなら、40%と21%から手をつけるほうが確実です。

😲
お風呂だけで4割もあるんだ…

お風呂の比率が高いのは、浴槽にお湯をためる量がそもそも大きいからです。一般家庭の浴槽は満水で約200リットル。ここにシャワーの分が上乗せされるので、家族の人数が増えるほど水道代は風呂で決まっていきます。

お風呂の節水はどこから手をつける?

お風呂で押さえる数字はひとつです。シャワーは1分間に約12リットル出ます。つまり15分出しっぱなしにすると約180リットルで、浴槽1杯分とほぼ同じ量になります。

  1. シャワーの時間を測ってみるスマートフォンのタイマーを浴室の外で鳴らすだけで十分です。まずは自分が何分使っているかを知ります。1人が1日3分短くすると約36リットル、4人家族なら1日約144リットルが減ります。
  2. 体を洗っている間は止める止水ボタン付きのシャワーヘッドなら、蛇口まで戻らず手元で止められます。温度が変わらないので、止めるハードルがぐっと下がります。
  3. 湯船をためるなら家族で間を空けずに入る追い焚きの回数が減り、ガス代のほうにも効きます。ためる湯量も、浴槽の半分より少し上で足りることが多いです。
  4. 残り湯を洗濯に回す洗濯1回あたり約50リットルの節水になります。風呂水ポンプ付きの洗濯機なら、ホースを湯船に垂らしてボタンを押すだけです。
残り湯が向いていないケースもあります

残り湯は洗いの工程に使い、すすぎは水道水にするのが基本です。すすぎまで残り湯を使うと、においや色移りが気になることがあります。肌が弱い方の衣類、赤ちゃんの肌着、白い衣類は最初から水道水で洗ったほうが安心です。入浴剤入りの湯も、洗濯機や衣類への影響を製品の注意書きで確認してから使ってください。

トイレの水はどこまで減らせる?

トイレは家庭内で2番目に水を使う場所です。従来型のトイレは大洗浄1回で約13リットル使いますが、節水型(大洗浄3.8リットル・小洗浄3.0リットル)に交換すると約75%の節水になります。

ただし交換は工事と費用がかかるので、今日できることから並べます。

交換しなくてもできること
  • 小で足りる場面は必ず小レバーを使う。大と小では1回あたり数リットル違います
  • 「音消し」目的で流すのをやめ、音姫などの擬音装置に置き換える。1回流すたびに10リットル前後が消えています
  • トイレットペーパー以外のものを流さない。詰まりの修理費のほうが節水額より高くつきます
タンクにペットボトルを入れるのはおすすめしません

節水法として昔から知られていますが、洗浄に必要な水量が足りずに流れ残り、結局2回流すことになります。ボトルが動いて部品に当たり、故障や水漏れの原因になることもあります。減らした水量より修理代のほうが大きくなりがちです。

洗濯の水道代を減らすには?

洗濯は全体の15%ですが、回数がそのまま水量に直結するので、生活リズムを変えるだけで効きます。

  1. 回数を減らして1回の量を増やす2回に分けて回していたものを1回にまとめると、洗濯1回分の水がそのまま浮きます。目安は洗濯槽の8割程度まで。詰め込みすぎると汚れが落ちず、洗い直しで逆効果になります。
  2. 「すすぎ1回」対応の洗剤に替えるすすぎ2回が1回になれば、その分の水が減ります。洗剤のパッケージに「すすぎ1回」と書かれているものを選びます。
  3. お風呂の残り湯を洗いに使う前述のとおり1回約50リットル。週5回使えば月に1,000リットル前後の差になります。
🤔
結局、うちはどれから始めればいいんだろう

迷ったら、家族の人数で決めてください。一人暮らしならシャワー時間、家族世帯なら残り湯の転用と洗濯回数から始めるのが、いちばん手応えが早いです。一人暮らしは湯船をためる回数自体が少なく、水の大半がシャワーに集中しています。逆に家族世帯は洗濯の回数が多いので、残り湯が毎日使い切れます。

効果が出ているかを確かめる方法

節水は、やった気になって終わるのがいちばんもったいないところです。金額ではなく、使用量(立方メートル)で見ると変化が分かりやすくなります。

  1. 検針票の「使用水量」を控える請求金額の近くに、今回と前回、前年同期の使用水量が並んで載っていることが多いです。この数字をメモしておきます。
  2. 次の検針まで、変えた習慣を1つだけ続ける同時に3つ変えると、どれが効いたか分かりません。まずはシャワー時間だけ、など1つに絞ります。
  3. 次の検針票の使用水量と比べる1立方メートル=1,000リットルです。減っていれば続け、変わらなければ別の場所へ移ります。

水道料金の単価は自治体で違うため、「1立方メートル減ると何円安くなるか」も家庭ごとに変わります。自治体の水道局サイトに料金表が公開されているので、一度だけ確認しておくと、以降は使用水量の増減だけで金額の見当がつくようになります。

基本料金の部分は使わなくても発生するため、節水しても請求がゼロに近づくことはありません。そのうえで、家族4人の世帯なら風呂と洗濯の見直しで月に数百円から千円程度の幅が動きます。1年続けば数千円です。派手ではありませんが、一度習慣になれば手間なく続く種類の節約です。

よくある質問

水道代の平均は1人暮らしでいくらですか?

総務省「家計調査」(2024年)をもとにした単身世帯の水道代は、上下水道込みで1か月あたり2,282円が目安です。ただし水道料金の単価は自治体ごとに異なるため、住んでいる地域によって数百円程度の差が出ます。

4人家族の水道代の目安はいくらですか?

4人世帯は上下水道込みで1か月あたり約6,026〜6,098円が目安です。5人世帯では約6,726〜6,846円、6人以上では約8,409円となります(総務省「家計調査」2024年をもとにした集計)。

家庭で水をいちばん使っているのはどこですか?

家庭の水道水使用量の割合は、お風呂が40%で最も多く、次いでトイレ21%、炊事18%、洗濯15%、洗面その他6%です。お風呂・トイレ・洗濯の3か所で全体の約76%を占めるため、節水はこの3か所から始めると効果が出やすくなります。

シャワーと湯船では、どちらが水を使いますか?

シャワーは1分間に約12リットル出るため、15分間使い続けると約180リットルとなり、満水で約200リットルの浴槽1杯分に近い水量になります。一人暮らしで短時間ならシャワーのほうが少なく済みますが、複数人が長めに浴びる家庭では湯船をためて共有するほうが少なくなることがあります。

※記事で使用した内容・数値は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。