いろは堂くらし ← 戻る

お盆の外食費、道の駅で1食2000円以上安くなる方法

2026年8月9日|いろは堂くらし編集部
木造の道の駅直売所前を数人が歩く夕方の屋外風景

画像出典: 写真: Fuseoyama(CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons)

この記事の要点
帰省や旅行中の食費は、1日3食すべてを飲食店で済ませると家族4人で1万円を超えることがあります。1食だけを道の駅やスーパーの弁当・惣菜に置き換えると、外食1人3,000〜6,000円の食事が弁当400〜700円になり、同じ1食で数千円の差が出ます。買う時間帯と持ち物を先に決めておくのが、実行できるかどうかの分かれ目です。
😟
帰省の3日間、気づいたら食事代だけで3万円くらい使ってた…

移動先では自炊の道具も冷蔵庫の中身もないので、食事は基本的に「外で買うか、店で食べるか」の二択になります。しかも家族全員分。1食が積み上がるスピードが、家にいるときとまったく違います。

正直なところ、旅先の食事を全部我慢するのは楽しくありません。ここで提案したいのは、3食のうち1食だけを道の駅やスーパーに置き換えるという、ゆるいやり方です。

なぜ帰省中は食費がふくらむのか?

家計全体で見ると、食費のうち約23%を外食費が占めるとされています。つまりふだんから外食は食費の重い部分で、帰省中はその比率が一気に上がる状態になるわけです。

まず、1食あたりの金額の感覚をそろえておきます。

ラーメン(全国平均)716円
牛丼(並)450円
ファストフードのセット600〜750円
カジュアルな外食(東京・1人)3,000〜6,000円

e-Housingの公表データをもとに作成

上の表で金額が飛び抜けているのは、いちばん下の「店で座って食べる食事」です。家族4人でレストランに入れば、1食で1万2,000円を超えることも珍しくありません。ここを1食ぶんだけ外すと効きます。加えて、2025年6月の食料の物価は前年同月比+7.2%、2025年7月には2,105品目が平均15%値上げされており、外食も食材も高い水準が続いています。去年と同じ感覚で予算を組むと足りなくなりやすい、という前提だけ持っておくと安心です。

道の駅とスーパー、どちらをいつ使う?

役割が違うので、使い分けると迷いません。

道の駅は「昼の1食」に向いています

地元産の弁当や惣菜、総菜パン、果物がそろっていて、移動の途中でそのまま立ち寄れます。弁当の相場はおおむね400〜700円。観光地の飲食店に入るより単価が抑えやすく、しかも並ばずに済みます。休憩スペースやベンチがある駅も多いので、座る場所がなくて解散、という事態にもなりにくいです。

スーパーは「夜の1食」と「翌朝」に向いています

実家や宿に着いてからの夕食、翌朝のパン・ヨーグルト・飲み物をまとめて買うのに向きます。惣菜や弁当は閉店前の時間帯に値引きされる店が多く、同じ品をより安く買えることがあります。到着日の夕食を「着いてからスーパー」と決めておくだけで、そのまま流れで店に入るのを防げます。

🤔
でも、せっかくの旅行で毎食スーパーはさみしいかも…

置き換えるのは3食のうち1食だけで十分です。1人3,000円の外食を600円の弁当に替えれば、4人家族なら1食でおよそ9,600円の差。3日間で1食ずつ置き換えるだけでも、金額としてはかなり大きく動きます。残りの2食は好きに食べて構いません。

今日からできる手順は?

  1. 置き換える1食を先に決める「移動日の昼は道の駅」「到着日の夜はスーパー」のように、日付と食事を先に指定します。その場の気分で決めると、たいてい店に入ります。
  2. 立ち寄る道の駅を1つだけ調べておくルート上の道の駅を1か所、出発前に地図で確認しておきます。営業時間と、弁当・惣菜の取り扱いがあるかを見ておけば十分です。
  3. 保冷バッグと保冷剤を車に積む夏場は買ってから食べるまでの時間が危ないので、ここは省けません。凍らせたペットボトルを保冷剤の代わりにすると、溶けたあと飲み物になります。
  4. 紙皿・割り箸・ウェットティッシュ・ゴミ袋を1セットこれがないと、結局「食べる場所がないから店へ」となります。かさばらないので出発前に袋にまとめておきます。
  5. 飲み物は出発前にまとめ買いする観光地やサービスエリアの自販機で都度買うと、人数ぶんの飲み物代が毎回積み上がります。スーパーでまとめ買いしておくほうが、1本あたりの単価を抑えられます。
道の駅・スーパーで買うときの目安
  • 弁当・惣菜は1人400〜700円を目安にする
  • 大人数なら惣菜を数種類買って分けたほうが割安
  • 地元の総菜・果物は「その土地のもの」なので旅の満足度も落ちにくい
  • 閉店前の時間帯のスーパーは値引き品を先に見る
  • 翌朝ぶんも同時に買っておく(朝に店を探さなくて済む)

どのくらい安くなるのか?

家族4人が1日3食すべてを飲食店で済ませた場合と、1日1食だけ道の駅・スーパーに置き換えた場合を比べます。置き換える1食を、1人3,000円の食事から1人600円の弁当にした想定です。

1日あたりの差3日間の差
1人あたり約2,400円約7,200円
4人家族約9,600円約28,800円

上の数字はあくまで単価差からの計算で、実際に入る店や地域によって上下します。それでも「1食置き換えるだけで、これくらい動く余地がある」という感覚はつかめるはずです。ちなみに1人暮らしの自炊中心の食材費が月約27,669円、4人家族の食費の目安が月約72,000円ですから、帰省3日間の差額は月の食費の3分の1以上に相当することになります。

向いていないケースもあります

公共交通機関での帰省では、保冷バッグや飲み物のまとめ買いを持ち歩くのが負担になります。この場合は「飲み物だけ駅前のスーパーで買う」「朝食だけ前夜に買っておく」など、荷物にならない部分に絞ったほうが現実的です。また、旅先の食事そのものが目的の旅行なら、削るのは飲み物と朝食にとどめて、昼夜はしっかり楽しんだほうが満足度は高くなります。

お盆に道の駅を使うときの注意点は?

お盆期間の道の駅は昼どきに混み合い、弁当や人気の惣菜が売り切れることもあります。立ち寄る時間を昼のピークから前後にずらすと、選択肢が残りやすくなります。移動の休憩タイミングと合わせやすいのも、混雑を外した時間帯です。

もうひとつ、夏場は食べ物を車内に置いたままにしないこと。真夏の車内は短時間でかなりの高温になります。買ったらすぐ保冷バッグに入れ、食べるまでの時間を短くするのが基本です。

😌
全部を我慢するんじゃなくて、1食ずらすだけなら続けられそう

節約の工夫は、続かない厳しさより、実行できるゆるさのほうが結果的に効きます。次の帰省の前に、置き換える1食と立ち寄る道の駅を1つ決めておく。まずはそこからで十分です。

よくある質問

お盆の帰省中、食費はどのくらいかかりますか?

家族4人で1日3食すべてを飲食店で済ませると、カジュアルな外食が1人3,000〜6,000円のため1食で1万2,000円を超えることもあります。ラーメン716円、牛丼(並)450円、ファストフードのセット600〜750円といった軽食を挟むかどうかで、1日の合計は大きく変わります。

道の駅の弁当は外食よりどのくらい安いですか?

道の駅やスーパーの弁当・惣菜はおおむね1人400〜700円で、座って食べるカジュアルな外食(1人3,000〜6,000円)の半額から3分の1程度に収まりやすい価格帯です。家族4人なら1食で数千円の差になります。

帰省先で食費を抑えるために持っていくものは?

保冷バッグと保冷剤(凍らせたペットボトルで代用可)、紙皿、割り箸、ウェットティッシュ、ゴミ袋の5点です。食べる場所と後片付けの手段があると、買った食事をその場で済ませられ、結局店に入るという流れを防げます。

道の駅に立ち寄るのに向いている時間帯はいつですか?

昼どきは混み合い、弁当や人気の惣菜が売り切れることもあるため、昼のピークから前後にずらすと選びやすくなります。スーパーは逆に閉店前の時間帯のほうが惣菜の値引きが始まり、有利になります。

※記事で使用した内容・数値は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。