ボーナスの使い道、割合で決める配分テンプレ3型
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ボーナスの使い道は、金額ではなく「割合」を先に決めると迷いません。基本形は貯める50%・返す30%・使う20%です。借入がなければ返す枠を貯めるへ寄せ、生活費の補填が必要なら返す枠を補填に充てます。振込当日に別口座へ移すところまでを、その日のうちに終わらせるのが要点です。
使い道を「何を買うか」から考えると、いつまでも決まりません。先に決めるのは金額ではなく割合です。全体を3つの枠に分けてしまえば、あとはその枠の中で好きに使うだけで済みます。
正直なところ、配分を決めずに置いておいた分は、数か月後には日常の支出に溶けて何に使ったか思い出せなくなります。振込の当日か翌日に、割合だけでも決めてしまうのが一番効きます。
ボーナスの使い道は、どんな割合が基本?
基本形は貯める50%・返す30%・使う20%です。この50%という数字には根拠があります。ロイヤリティマーケティングの調査では、ボーナス支給額の半分以上を貯金・預金したいと考える人が54.8%と過半数を占めています。つまり「半分は貯める」は、多くの人が実際に置いている基準線ということです。
枠の中身はこう考えます。
- 貯める枠…生活防衛資金、教育費、将来のまとまった出費への積み立て
- 返す枠…カードの分割・リボ、奨学金、住宅ローンの繰上返済、そして生活費の補填
- 使う枠…旅行、外食、趣味、家電の買い替えなど、日常では踏み切れない支出
返す枠に「生活費の補填」を入れているのには理由があります。同じ調査では、貯金・預金をしない理由として「生活費や日常支出への補填」が約3割を占めていました。毎月の家計が少し足りていない状態でボーナスだけ全額貯めても、翌月からまた口座を取り崩すことになります。補填が必要な人は、それを見ないことにせず枠として持っておくほうが結果的に残ります。
平均47.7万円だと、実際いくらになる?
帝国データバンクが2026年6月11日に発表した調査では、2026年夏季賞与の正社員1人当たり平均支給額は47.7万円で、前年の45.9万円から1.8万円増えています。この額を基本形に当てはめると次のようになります。
| 枠 | 割合 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 貯める | 50% | 約23.8万円 |
| 返す・補填 | 30% | 約14.3万円 |
| 使う | 20% | 約9.5万円 |
手取りベースだともう少し減りますが、割合で決めておけば手取りがいくらでもそのまま計算できます。ここが割合で決める利点です。
自分の支給額がこの平均から離れていても心配はいりません。同じ調査での支給額の分布は次のとおりで、そもそも幅があります。
| 支給額帯 | 企業割合 |
|---|---|
| 15万〜30万円未満 | 19.4% |
| 30万〜50万円未満 | 37.0% |
| 50万〜75万円未満 | 26.2% |
株式会社帝国データバンクの公表データをもとに作成
上の表のとおり、30万〜50万円未満がもっとも多い区分です。仮に支給額が30万円なら、貯める15万円・返す9万円・使う6万円。割合は同じままで、金額だけが縮みます。
借入がない・生活費が足りている場合はどう変える?
状況に応じて、基本形を3つの型に振り分けます。自分がどれかを選ぶだけで配分は決まります。
A型:借入なし・家計に余裕あり(貯める70/使う30)
返す枠がまるごと空くので、その30%を貯めると使うに分けます。貯める側を厚くしつつ、使う枠も20%から30%へ広げるのがおすすめです。使う枠を絞りすぎると、翌月以降に反動で細かい浪費が増えることがあります。
B型:借入あり(貯める40/返す40/使う20)
金利の高い借入がある場合は、返す枠を貯める枠と同じか、それ以上にします。リボ払いやカードローンのように年率が高いものは、貯蓄でどれだけ増やすよりも返したほうが確実に効きます。返す順番は金利が高いものからで、残高の大小は関係ありません。
C型:生活費の補填が必要(貯める30/補填40/使う30)
毎月赤字が出ている状態なら、まず補填枠を大きく取ります。ここで大事なのは、補填額を「毎月の赤字額×何か月分か」で計算しておくことです。月2万円の赤字なら14万円で7か月分。この7か月のあいだに固定費を見直す、と期限つきで考えられるようになります。
近いうちに転職・出産・引越しなど、大きな支出や収入の変動が確実に控えている場合は、いったん全額を貯める枠に置いて構いません。予定が固まってから配分し直すほうが安全です。また、ボーナスが業績連動で毎回大きく変わる職場なら、割合ではなく「毎回◯万円は貯める」と固定額で決めるほうが管理しやすいことがあります。
配分を決めたら、その日のうちに何をする?
割合を決めただけでは、口座に入ったままのお金は結局使われます。振込日から数日以内に、次の順で手を動かしてしまいます。
- 手取り額を確認する明細を見て、実際に振り込まれた金額をメモします。ここを額面で計算すると後でずれます。
- 3つの枠の金額を出す手取り額に割合を掛けるだけです。千円単位に丸めて構いません。
- 貯める分を別口座へ移す同じ口座に置いておくと必ず混ざります。生活費とは別の口座、できれば普段カードを持ち歩かない口座へ移します。
- 返す分を即日払う繰上返済や一括返済は、思い立った日に手続きします。翌月に回すと、その間の利息が乗ります。
- 使う枠の上限をメモする「使う枠9万円」とスマホのメモに書いておきます。何に使うかは決めなくて構いません。上限だけあれば足ります。
この5つは、明細さえ手元にあれば30分で終わります。使い道を決めるより先に、口座を分けてしまうほうが確実です。
「使う枠」は何に使うのが後悔しにくい?
使う枠を残しておくのは、我慢の反動を防ぐためです。ロイヤリティマーケティングの調査では、貯金・預金が12年連続で使い道の1位を占める一方、その割合は4年連続で減少して過去最低となっています。物価高のなかで、ボーナスの一部を旅行や外食といった非日常的な支出に充て、残りを貯蓄や生活費に回す配分の仕方が広がっています。
後悔しにくいのは、次のような使い方です。
- 毎日使うものの買い替え(寝具、椅子、冷蔵庫・洗濯機など)
- 時間を買う支出(家事代行のスポット利用、乾燥機付き洗濯機)
- 予定を先に押さえる旅行や帰省の交通費
- 家族と一緒に使えるもの
逆に決めにくいのが「セールで安かったから」という買い方です。使う枠の上限を先に決めておけば、この判断は自動的に楽になります。枠を超えるなら買わない、それだけで済むからです。
来年も同じように決めるには
一度この3枠で配分すると、次のボーナスでは「前回と同じ割合でいいか」を確認するだけになります。見直すタイミングは、借入を完済したとき、毎月の家計が黒字に変わったとき、家族構成が変わったときの3つです。それ以外の回は、同じ割合をそのまま使って構いません。
民間企業全体で見ると、三菱UFJリサーチ&コンサルティングは2026年夏のボーナスを前年比プラス2.3%、5年連続の増加と予測しています。支給総額も19.7兆円で5年連続増加の見込みです。金額が変わっても割合の型が決まっていれば、毎回ゼロから悩む必要はなくなります。
よくある質問
ボーナスの貯金は何割が目安ですか?
半分の50%が一つの目安です。ロイヤリティマーケティングの調査では、ボーナス支給額の半分以上を貯金・預金したいと考える人が54.8%と過半数を占めていました。借入がなく家計に余裕があれば70%まで引き上げ、生活費の補填が必要なら30%程度に下げて補填枠を確保する調整が現実的です。
2026年夏のボーナスの平均支給額はいくらですか?
帝国データバンクが2026年6月11日に発表した調査によると、正社員1人当たりの平均支給額は47.7万円で、前年の45.9万円から1.8万円増えました。支給額の分布は「30万〜50万円未満」の企業が37.0%で最も多く、次いで「50万〜75万円未満」が26.2%となっています。
借金の返済と貯金は、どちらを優先すべきですか?
金利の高い借入がある場合は返済を優先します。リボ払いやカードローンなど年率の高いものは、貯蓄で得られる利息より支払う利息のほうが大きくなるためです。返す順番は残高の大小ではなく金利の高いものからで、生活防衛資金として最低限の貯蓄を別口座に確保したうえで、残りを返済に充てます。
ボーナスを使い切らないようにするにはどうすればいいですか?
振込日から数日以内に、貯める分を生活費とは別の口座へ移してしまうのが最も確実です。同じ口座に置いたままだと日常の支出に混ざります。あわせて「使う枠は◯万円まで」と上限額だけメモしておけば、何に使うかを決めていなくても使いすぎを防げます。
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