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家事に追われて1日が終わる…まず「時間の家計簿」をつけてみませんか?

2026年7月13日|いろは堂くらし編集部
この記事の要点
家事の外注を迷ったら、先に「時間の家計簿」で家事にかかっている時間を見える化するのが近道です。平日2日+休日1日の3日間だけ家事の開始と終了をメモして月換算し、消耗の大きい家事を特定すれば、外注する・しないを金額と納得感で判断できます。夏休みで家事が増える前の今は、試すのにちょうどいいタイミングです。
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気づいたらもう夜。今日も自分の時間はほぼゼロでした…。もうすぐ子どもの夏休みが始まったら、お昼ごはんの支度も増えて、さらに余裕がなくなりそうでこわいです。

わかります。家事は「やって当たり前」と扱われがちで、実際にどれだけ時間を使っているか、本人にもよく見えていないことが多いんです。お金は家計簿をつけるのに、時間は記録しない。しんどさの正体がつかめないのは、そのせいかもしれません。

多くの小中学校では今週末から夏休みが始まります。7月上旬の1か月予報でも、梅雨明け前から猛暑日や熱帯夜が現れるとされていて、家事の負担はこれからが本番です。

この記事では、3日間の記録で家事の時間を見える化する「時間の家計簿」のつけ方と、外注する・しないを納得して決めるまでの手順を紹介します。

時間の家計簿とは?お金の家計簿と何が違うのですか?

時間の家計簿とは、家事や育児に使っている時間を記録して、「何にどれだけ時間を支出しているか」を見える化する方法です。お金の家計簿が支出を金額で記録するように、時間という見えない支出を記録します。

家事のしんどさは、家事の種類や回数よりも「合計時間」と「細切れ度」に表れます。ところが時間は記録しないと本人にも見えないため、「なんとなく大変」のまま、家族との相談も外注の判断もできなくなりがちです。

外注を迷う段階で本当に必要なのは、料金の比較ではなく「自分が何にどれだけ時間を使っているか」の記録です。ここが見えると、家事代行や時短家電の判断は一気に簡単になります。

家事の時間はどうやって記録すればいいですか?

やることはシンプルで、道具はスマホのメモか紙で十分です。ポイントは、最初から完璧を目指さないこと。

  1. 記録する期間を3日間と決める平日2日+休日1日が目安です。1か月つけようとすると挫折しやすいので、まず3日だけにします。
  2. 家事の開始と終了をメモする「夕食づくり 18:10〜19:00」のように、始めと終わりの時刻だけ残します。分単位の正確さは要りません。
  3. 「名もなき家事」は回数だけ数える献立を考える、ゴミをまとめる、学校のプリントを確認する…といった5分未満の作業は、正の字で回数だけカウントすればOKです。
  4. 3日分を月に換算する平日分の平均×5+休日分×2で1週間分にし、それを約4.3倍すると月間の家事時間になります。
😳
3日でいいんですね!前に1か月がんばろうとして、初日の夜に挫折したことがあるので…それなら私でもできそうです。

記録は3日間で十分です。目的は正確な統計ではなく、外注を判断できる程度の「ざっくりした実態」をつかむことだからです

記録した時間はどう読み解けばいいですか?

合計時間が出たら、家事を3つの視点で仕分けします。ここが「時間の家計簿」のいちばんおいしいところです。

仕分けの3つの視点
  • 時間が長い家事はどれか(合計時間の上位3つ)
  • 消耗が大きい家事はどれか(時間は短くても嫌い・苦手なもの)
  • 細切れに発生する家事はどれか(集中できる時間を分断するもの)

記録の結果は、たとえば次のようなイメージになります(数字はあくまで一例です)。

家事週の合計月換算消耗度
食事まわり(献立・調理・片付け)約10時間約43時間
洗濯(干す・たたむ・しまう)約3時間約13時間
掃除・水回り約2.5時間約11時間
名もなき家事(連絡・在庫管理など)約2時間約9時間

時給換算もしてみましょう。仮に月60時間の家事を時給1,100円で換算すると、月6万6,000円分の労働に相当します。金額の正確さより、「無償だけれど価値ある労働」を外注料金と比べられる形にすることが目的です。外注候補の本命は「時間が長い家事」とは限らず、多くの場合「消耗度が高い家事」です。時間は短くても、そこを手放すと気持ちの余裕が大きく変わります。

外注する・しないはどう判断すればいいですか?

見える化した結果と、家事代行やハウスクリーニングの料金を並べて考えます。判断の目安はこの3つです。

外注を前向きに検討していいサイン
  • 消耗度の高い家事があり、家族内の分担や時短の工夫では解決しなかった
  • 取り戻した時間の使い道がはっきりしている(睡眠・仕事・子どもとの時間など)
  • 月1回のスポット利用など、無理のない金額から試せる

お金の面では、帝国データバンクが6月に公表した調査で、今年の夏のボーナスは正社員1人当たり平均47.7万円と前年より増える見通しとされています。ボーナスの一部を「時間を買う予算」として区切り、まず月1回だけ試すという始め方なら、家計への負担も小さく抑えられます。

外注は家事からの「逃げ」ではなく、見える化した時間をどこに配分し直すかという、れっきとした家計の判断です

向いていないケースもあります

他人が家に入ること自体がストレスになる人や、料金を払うことに罪悪感が残ってしまう人には、外注は向きません。また、記録してみたら「外注するほどではなかった」とわかることも普通にあります。その場合は無理に頼まず、次に紹介する外注以外の打ち手で十分です。

外注以外で時間を取り戻す方法はありますか?

時間の家計簿の副産物として、外注以外の打ち手も見えてきます。方向性は3つです。

  1. やめる毎日やっていた掃除を隔日にする、たたむ収納を吊るす収納に変えるなど、頻度と工程そのものを減らします。
  2. へらす週末のまとめ調理や食材宅配の活用で、平日の調理と買い物の時間を圧縮します。
  3. おきかえる食洗機・乾燥機付き洗濯機・ロボット掃除機など、毎日発生する長い家事ほど家電への置き換え効果が大きくなります。

この夏は梅雨明け前から猛暑日や熱帯夜が続くとされ、昼夜を問わない熱中症対策も呼びかけられています。がんばる設定のままだと消耗しやすい季節です。時間の家計簿は、外注しない人にも「やめていい家事」を教えてくれます

まとめ:時間を記録すれば、家事は「判断できる問題」になります

家事のしんどさは、記録すると「なんとなく大変」から「月◯時間のうち、どこを変えるかの問題」に変わります。3日間の記録、3つの視点での仕分け、そして外注・やめる・へらす・おきかえるの選択。順番に進めるだけで、答えはかなり見えてきます。

最初の一歩は、今日の夕食づくりの開始時刻をスマホにメモすることだけ。夏休みが本格化する前の今週、ぜひ試してみてください。

よくある質問

時間の家計簿とは何ですか?

家事や育児に使っている時間を記録して、何にどれだけ時間を使っているかを見える化する方法です。お金の家計簿が支出を金額で記録するように、時間という見えない支出を記録します。家事の負担を感覚ではなく数字で把握でき、外注や時短家電導入を判断する材料になります。

家事の時間は何日間記録すれば十分ですか?

平日2日と休日1日の合計3日間が目安です。目的は正確な統計ではなく、外注などを判断するためのざっくりした実態把握なので、家事の開始と終了の時刻をメモする程度で十分です。平日分の平均を5倍、休日分を2倍して1週間分にし、約4.3倍すると月間の家事時間に換算できます。

家事を時給換算するにはどうすればいいですか?

月間の家事時間に、パート時給など身近な時給の目安を掛けて計算します。たとえば月60時間の家事を時給1,100円で換算すると、月6万6,000円分の労働に相当します。金額の正確さよりも、家事という無償の労働を外注料金と比較できる形にすることが目的です。

家事代行を頼むのはぜいたくですか?

一概にぜいたくとは言えません。取り戻した時間を睡眠や仕事、家族との時間に充てられるなら、時間を買う合理的な支出と考えられます。まずは月1回のスポット利用など小さく試し、効果と金額のバランスを自分の家計で確かめてから続けるかどうか決めるのが現実的です。

※本記事は各サービスの公式サイトおよび公開情報をもとに作成しています。内容・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。