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ファミサポの料金は?シッターとの使い分け方

2026年7月16日|いろは堂くらし編集部
遊ぶ子どもたちのイメージ写真

画像出典: 写真: Sankarshansen(CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons)

この記事の要点
ファミリー・サポート・センターの利用料は1時間おおむね500〜800円(全国調査では700円台が最多)で、自治体が運営しています。民間のマッチング型シッターは1時間1,500円台〜3,000円台に手数料と交通費が加わりますが、当日〜数日前の予約に対応するサービスがあります。ファミサポは登録から利用開始まで数日〜数週間かかるため、予定が読める用事はファミサポ、急な用事はシッター、という分け方が現実的です。
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仕事が終わるまで子どもを見てもらいたいけど、シッターって高そう。かといって親も頼れないし……

子どもの預け先を探しはじめると、まず金額がわからなくて手が止まります。1時間いくらなのか、登録に何日かかるのか、そもそも明日の分を今日頼めるのか。ここが見えないままだと、比べようがありません。

預け先の選択肢は大きく2つあります。市区町村が運営するファミリー・サポート・センター(通称ファミサポ)と、民間のベビーシッターサービスです。値段も、頼めるまでの早さも、けっこう違います。

ファミサポの料金は1時間いくら?

ファミリー・サポート・センターは、地域の子育て経験者(提供会員)が、預かりや送迎を有償で引き受ける市区町村の仕組みです。料金は自治体ごとに決められているので全国一律ではありませんが、相場ははっきりしています。全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査(2016年)で、平日1時間あたりの基本料金の分布はこうなっていました。

平日1時間あたりセンター数
700円台300ヶ所
600円台226ヶ所
500円台80ヶ所

2016年 全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査の集計の公表データをもとに作成

上の表のとおり700円台がもっとも多く、次いで600円台、500円台と続きます。つまり、おおむね1時間500〜800円と考えておけば大きく外れません。

仮に1時間700円なら、3時間預けて2,100円。習い事の送迎を週2回、1回1時間で頼んだ場合は月に約5,600円という計算になります。ここが判断のいちばん大きな材料です。

割増になるケース、安くなるケース

早朝・夜間・休日は割増料金を設定している自治体が多く、基本料金のままでは済みません。一方で、きょうだいを同時に預ける場合、2人目以降が半額になるケースもあります。2人分が単純に2倍にならないのは、複数の子を持つ家庭には効いてきます。

金額は必ず自分の市区町村で確認を

料金は市区町村ごとに個別に決まっています。岡山県総社市や広島県三原市のように、自治体のサイトで料金表を公開しているところもあります。「(自治体名)ファミリーサポートセンター」で検索して、自分の住む地域の実額を確認してから予算を立ててください。ここを相場のまま進めると、割増時間帯で想定より高くなることがあります。

ファミサポの登録から利用までの手順は?

ファミサポは、思い立った日にすぐ使える仕組みではありません。会員登録と顔合わせを済ませてから、はじめて依頼できるようになります。流れは次のとおりです。

  1. センターへ来所して入会申込市区町村のファミリー・サポート・センター事務所に行き、入会申込書に記入します。あわせて利用の説明を受けます。
  2. 講習を受ける「安全・事故」「保育サービスの提供」「子どもの遊び」といった内容の事前講習があります(子どもを預かる提供会員側が受けるもの)。
  3. 提供会員を紹介してもらうセンターのアドバイザーが、条件に合う提供会員(サポーター)を紹介します。
  4. 事前打ち合わせをする依頼する側とサポーターが対面で打ち合わせます。子どもも一緒に顔合わせをして、要望や心配ごとを「事前打ち合わせ票」に書いて伝えます。
  5. 活動開始打ち合わせが済んでから、実際の預かりや送迎が始まります。

この1〜5をひととおり終えるまでに、数日から数週間かかります。紹介できる提供会員がすぐ見つかるかどうかで変わるためです。だからこそ、使う予定が具体的に決まっていなくても、先に登録だけ済ませておくのが現実的な動き方になります。登録に費用はかからず、使わなければ料金も発生しません。

事前打ち合わせで伝えておくとよいこと
  • アレルギーと、食べさせてよいもの・だめなもの
  • 持病・服薬・かかりつけ医の連絡先
  • お迎え場所の詳しい目印(学校の門の位置など)
  • テレビやゲームをどこまで許すか
  • 連絡がつかないときにどうしてほしいか

民間ベビーシッターはいくらかかる?

🤔
明日の午後どうしても外せない用事が入っちゃった。今から頼める預け先ってある?

直前の予定に対応できる可能性が高いのは、民間のマッチング型ベビーシッターです。サイト上でサポーターを検索して、直接予約する形をとります。

たとえばキッズラインでは、1時間1,000円(最低依頼金額1,100円/時間)からサポーターを探せます。ただし実際に登録しているサポーターは1時間1,500円台〜3,000円台が多く、この帯を見ておくのが現実的です。

金額を読むうえで見落としやすいのが、時給以外に乗る2つの費用です。

時給のほかにかかるもの
  • 手数料…定期依頼で11%、単発依頼で22%。時給1,000円のサポーターに定期で頼むと実質1,110円/時間になります
  • 往復交通費…別途負担。時給1,500円×2時間の単発利用なら、交通費込みで4,000〜4,500円程度が目安です

ファミサポで1時間700円のところが、シッターだと交通費と手数料を含めて2,000円を超えることも普通にあります。価格差は2〜3倍と見ておくと、判断を誤りません。

ファミサポとシッター、どちらを選ぶ?

値段だけ見ればファミサポが有利ですが、決め手になるのは「いつまでに頼みたいか」です。両者の性格を並べます。

ファミサポ民間シッター
運営市区町村民間企業のマッチング
1時間の目安500〜800円1,500〜3,000円台
別途費用早朝・夜間・休日は割増手数料11〜22%+往復交通費
担い手地域の子育て経験者(有資格者とは限らない)資格保有者を指名しやすい
頼めるまで登録・打ち合わせに数日〜数週間当日〜数日前の予約に対応するサービスあり

整理すると、こうなります。

ファミサポが向く場面

予定が事前に読める用事です。習い事の送迎、決まった曜日の学童のあとの預かり、保育園のお迎えが間に合わない曜日。繰り返し発生するものほど、単価の安さがそのまま効きます。同じサポーターに継続して頼めれば、子どもも慣れます。

シッターが向く場面

急に決まった用事や、条件が特殊な預かりです。数日後の予定に対応できること、資格を持つ人を選んで指名できること、自宅での長時間の預かりや外出の同行にも対応することが強みです。学童のあとに自宅で見てもらいたい、といった使い方もここに入ります。

それぞれの弱点も知っておいてください

ファミサポは安いぶん、提供会員は必ずしも保育の有資格者ではなく、地域の子育て経験者が担い手です。また即日対応は難しい自治体が多く、「明日お願いします」は基本的に通りません。民間シッターは費用が2〜3倍になり、人気のサポーターは希望の日時が埋まっていることもあります。どちらか一方に頼りきらず、ファミサポに登録だけ済ませておいて、間に合わないときだけシッターを使うという二段構えが、金額と安心の両方で無理がありません。

今日やっておくと後で楽になること

預け先が必要になってから探しはじめると、ファミサポは間に合いません。順番はこうです。

  1. 自治体のセンターの場所と料金を調べる「(市区町村名)ファミリーサポートセンター」で検索。料金表が出ていれば、割増時間帯もあわせて確認します。
  2. 入会申込に行く日を決める来所が必要なので、平日の予定に組み込みます。使う予定が未定でも登録して構いません。
  3. シッターサービスに登録しておく会員登録だけ済ませておけば、急なときに検索から予約まで一気に進めます。登録に料金はかかりません。
  4. 1ヶ月の想定額を出す「時給×時間×回数」で計算します。ファミサポ700円×週2回×1時間なら月約5,600円。予算感が出ると、どこまで頼るか決めやすくなります。
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先に登録だけしておけばいいのか。それなら今週中にできそう

登録は無料で、使わなければ費用も出ません。選択肢を持っている状態にしておくことが、いちばんの備えになります。金額の目安がわかっていれば、いざというときに迷う時間も短くなります。

よくある質問

ファミリーサポートの料金は1時間いくらですか?

平日1時間あたりおおむね500〜800円が目安です。全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査(2016年)では700円台のセンターが300ヶ所と最も多く、600円台が226ヶ所、500円台が80ヶ所でした。料金は市区町村ごとに決まっているため、実際の額は居住地のセンターに確認が必要です。

ファミリーサポートは申し込んだ当日から使えますか?

多くの自治体では当日の利用は難しいです。センターへの来所による入会申込、提供会員の紹介、対面での事前打ち合わせという手順を踏む必要があり、利用開始まで数日から数週間かかります。急な預かりが発生する可能性があるなら、使う予定が決まる前に登録だけ済ませておくのが現実的です。

民間ベビーシッターの費用は時給以外に何がかかりますか?

手数料と往復交通費が別途かかります。マッチング型サービスの例では手数料が定期依頼で11%、単発依頼で22%で、時給1,000円のサポーターに定期依頼すると実質1,110円/時間になります。時給1,500円×2時間の単発利用なら、交通費を含めて4,000〜4,500円程度が目安です。

きょうだい2人を預けると料金は2倍になりますか?

ファミリー・サポート・センターでは、きょうだいを同時に預ける場合に2人目以降が半額になるケースがあります。単純な2倍にはならない自治体があるということです。ただし取り扱いは市区町村ごとに異なるため、複数の子を預ける前提なら申込時に確認してください。

※記事で使用した内容・数値は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。