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梅雨明けはもうすぐ。台風シーズンが本格化する前に、家の「弱点」を点検しませんか?

2026年7月15日|いろは堂くらし編集部
この記事の要点
台風・ゲリラ豪雨への家の備えは、天気が荒れる前の点検がほぼすべてです。雨どい・排水口の詰まり、ベランダの飛ばされやすい物、窓まわり、浸水対策、停電対策の5分野を約30分で総点検すれば、被害の多くは小さくできます。九州南部が梅雨明けしたとみられ、夏空とゲリラ雷雨の季節が始まる今が点検のタイミングです。
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この前の急な雷雨、ベランダの物が飛びそうで冷や汗をかきました…。台風シーズンが来る前に、家では何をしておけばいいんでしょう?

その「ヒヤッ」は大事なサインです。台風やゲリラ豪雨の被害は、当日の頑張りよりも、何もない日にどれだけ家の「弱点」をつぶしておくかで決まる部分が大きいんです。

今年は沖縄に続いて九州南部も梅雨明けしたとみられると発表され、関東なども梅雨明け間近とされています。梅雨が明けると、夏空と入れ替わるようにゲリラ雷雨が増え、例年8月から9月には台風の接近が本格化します。

この記事では、週末にそのままできる「30分の住まい総点検」を、チェックリスト形式で紹介します。

なぜ台風の備えは「梅雨明け前後」がいいのですか?

理由は3つあります。第一に、例年、台風の接近が増えるのは8月から9月で、今ならまだ準備の時間があること。第二に、接近が決まってからでは防災用品が品薄になり、修理業者の予約も取りにくくなること。第三に、外まわりの点検や掃除は天気のよい日にしかできないことです。

ただし今年は、7月上旬の1か月予報で梅雨明け前から猛暑日や熱帯夜が現れるとされるほどの暑さです。点検は朝夕の涼しい時間帯に、水分を取りながら短時間で行ってください。

台風対策は「接近してから」では選択肢が半分以下になります。何もない日の30分が、いちばん効く備えです

家の外まわりはどこを点検すればいいですか?

強風と大雨の被害は、まず外まわりに出ます。次のリストを上から順に確認していきましょう。

外まわりの点検リスト
  • 雨どい:落ち葉や土で詰まっていないか(あふれると外壁の傷みや雨漏りの原因に)
  • ベランダ・バルコニーの排水口:ゴミや泥を取り除いておく
  • 植木鉢・すだれ・サンダルなど軽い物:強風時に室内へ入れる物を決めておく
  • 物干し竿:台風接近時に下ろして置く場所を決めておく
  • 自転車:倒れる前提で、置き場所と固定方法を確認する
  • 家の周りの側溝:泥や落ち葉で詰まっていないか

ポイントは、掃除とあわせて「台風が来たら片づける物リスト」を今つくっておくこと。当日は暴風雨の中での作業になり、間に合いません。特にベランダの排水口の詰まりは、豪雨のときに水があふれて室内側へ回り込む、見落としがちな原因です

窓ガラスと雨戸の備えは何をすればいいですか?

台風での窓ガラスの被害は、風圧そのものよりも飛来物が原因になることが多いとされています。だからこそ、先ほどの「飛ばされる物を片づける」が最優先。そのうえで、窓側の備えを進めます。

  1. 雨戸・シャッターの動作確認久しぶりに動かすと固くなっていることがあります。今のうちに開け閉めして、動きが悪ければ手入れや修理をしておきます。
  2. ガラスの飛散対策を決める基本は飛散防止フィルムです。窓の内側に貼るだけで、割れたときのガラスの飛び散りを抑えられます。
  3. 接近時の手順を家族で共有する厚手のカーテンを閉める、窓際で寝ない、サッシの隙間からの吹き込みにはタオルで対応するなど、当日の動きを決めておきます。

養生テープはガラスが「割れなくなる」対策ではなく、割れたときの飛散を少し抑える応急策です。過信せず、雨戸・シャッター・フィルムを軸に考えましょう。

浸水への備えはマンションでも必要ですか?

必要です。上層階でも、ベランダの排水口の詰まりで水があふれたり、大雨で排水が追いつかずトイレや風呂の排水口から逆流したりすることがあります。マンションの上層階でも「ベランダからの浸水」と「排水の逆流」は起こりえます

浸水への備えリスト
  • 自治体のハザードマップで、自宅と職場周辺の浸水想定を確認する
  • 土のうの配布場所を調べておく。ゴミ袋を二重にして水を入れる「水のう」の作り方も知っておく
  • 逆流が心配なときは、トイレや排水口に水のうを載せてふさぐ方法を覚えておく
  • 車がある場合は、大雨時の避難先(高い場所の駐車場など)を決めておく
  • 貴重品や電源タップを床に直置きしない
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上の階だから水害は関係ないと思ってました…。ベランダの排水口、そういえば一度も掃除していないかも。今週末に見てみます。

停電・断水にはどう備えればいいですか?

台風の被害で件数が多いのが停電です。特にこの夏は、昼夜を問わない熱中症対策が呼びかけられるほどの暑さが見込まれていて、冷房が止まることは体調に直結します。

停電・断水への最低限の備え
  • モバイルバッテリーを普段から満充電にしておく習慣
  • 飲料水の備蓄と、大雨予報の日の浴槽への水ため(生活用水)
  • 冷凍庫に保冷剤や氷を多めに(停電時の保冷と体の冷却に使える)
  • 懐中電灯と予備電池、携帯ラジオ
  • カセットコンロとボンベ
  • 電池式の扇風機や冷感タオルなど、電気に頼らない暑さ対策

備蓄品の詳しい選び方は防災備蓄の記事に譲るとして、ここでのゴールは「台風シーズン前に在庫と充電を確認しておく」ことです。切れている物だけ、今週の買い物に足しておきましょう。

結局、どの順番で点検すればいいですか?(30分の段取り)

最後に、この週末からの3連休にそのまま使える段取りです。朝の涼しいうちに、上から順にどうぞ。

順番場所やること目安時間
1ベランダ・庭排水口の掃除と、飛びやすい物のリスト化10分
2雨どい・側溝下から見える範囲の詰まり確認5分
3窓・雨戸開閉テストと飛散対策の確認10分
4室内バッテリー・水・ライトの在庫確認5分
自分でやらないほうがいい作業もあります

屋根の上の点検、2階の雨どいの掃除、アンテナの調整など高所の作業は、転落の危険があるため専門業者に任せてください。梅雨明け後や台風の接近後は依頼が混み合いやすいので、気になる箇所があるなら早めの相談がおすすめです。「無理に登らない」ことも立派な備えです。

「全部やる」より「今日30分だけやる」。台風の備えは、完璧さより先手が大事です。まずはベランダの排水口から始めてみてください。

よくある質問

台風の備えで家の点検はどこから始めればいいですか?

ベランダ・バルコニーの排水口と雨どいの詰まり確認から始めるのがおすすめです。詰まりは台風に限らずゲリラ豪雨のたびに浸水や雨漏りの原因になり、10分ほどで確認できるためです。次に、植木鉢や物干し竿など強風で飛ばされやすい物のリスト化、雨戸や窓の飛散対策へと進めます。

窓ガラスに養生テープを貼れば台風対策になりますか?

ガラスが割れにくくなる効果はほとんど期待できません。養生テープは、割れたときのガラスの飛散をいくらか抑えるための応急策と考えるのが適切です。基本の対策は雨戸やシャッターを閉めること、飛散防止フィルムを貼ること、厚手のカーテンを閉めて窓際に近づかないことです。

マンションの上層階でも浸水対策は必要ですか?

必要です。上層階でも、ベランダの排水口が詰まると豪雨時に水があふれて室内へ回り込むことがあり、大雨で下水処理が追いつかないとトイレや風呂の排水口から逆流が起こることもあります。排水口の掃除と、ゴミ袋で作る水のうで排水口をふさぐ方法を知っておくと安心です。

台風の備えはいつまでにやればいいですか?

例年8月から9月に台風の接近が増えるため、梅雨明け前後の7月中に一度点検しておくのがおすすめです。接近が決まってからでは防災用品が品薄になり、雨どいや屋根の修理業者も予約が取りにくくなります。外まわりの点検は天気のよい日にしかできない点も、早めに動く理由になります。

※本記事は各サービスの公式サイトおよび公開情報をもとに作成しています。内容・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。