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親にスマホを持たせたい。プラン選びと設定、何から始める?

2026年6月6日|いろは堂通信編集部
この記事の要点
シニアのスマホデビューは、プランを「少なめのデータ容量・通話定額・相談できる窓口」の3点で選ぶのが基本です。機種は「かんたんスマホ」にこだわらず、教える家族と同じ系統のスマホにすると教えやすくなります。契約したら、文字サイズ・迷惑電話対策・位置共有など最初の設定まで家族が伴走することで、その後のつまずきを大きく減らせます。
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実家の父が「そろそろスマホにしようかな」と言い出したんです。うれしい半面、プランも機種も設定も全部わたしが決めることになりそうで…何から手をつければいいのやら。

わかります。自分のスマホ選びより、親のスマホ選びのほうがずっと悩ましいんですよね。

今年は6月21日が父の日。この時期は、父の日をきっかけにスマホデビューを後押ししようと考えるご家庭が増えます。この春にドコモの3Gサービスが終了し、長年使ったガラケーの買い替えを検討中という方も多いはずです。

この記事では、シニアのプラン選びで見るべき3つのポイントと、契約後に家族がやっておきたい設定を、「手伝う側」の目線でまとめました。

親のスマホデビュー、何から決めればいい?

順番はシンプルで、「使い方のイメージ → プラン → 機種 → 最初の設定」の4ステップです。いきなり店頭に行くと、勧められるままに決まってしまいがちなので、先にイメージだけ固めておきましょう。

使い方のイメージといっても、最初は「電話とLINEができればいい」で十分。シニアのプランは「少なめのデータ容量・通話定額・相談できる窓口」の3点で選べば、大きくは外しません

  1. 使い方をイメージする電話中心か、LINEや調べものもするか、本人と軽く話しておく
  2. プランを決めるデータは少なめ+通話定額を基本に、サポートの手厚さで会社を選ぶ
  3. 機種を決める「かんたんスマホ」か普通のスマホか。教える家族と同じ系統が有力
  4. 最初の設定まで手伝う文字サイズ・連絡先・迷惑電話対策までがスマホデビューの「セット」

シニア向けプランはどう選ぶ?3つのポイント

1. データ容量は少なめから始める

電話とLINE、たまの調べものが中心なら、月3GB前後の小容量プランで足りるケースが多いです。自宅にWi-Fiがあればなおさらです。

足りなければ後から増やせばいいので、最初は小さめで契約して、様子を見ながら調整するのが安心です

2. 通話定額はほぼ必須と考える

シニア世代は電話での連絡が中心になりがちです。通話定額を付けないと、5分、10分の通話の積み重ねで、データ料金より通話料のほうが高くなることも珍しくありません。

かけ放題(無制限)にするか、1回あたり数分までの準定額にするかは、ふだんの電話の長さで選びましょう。60歳以上向けに通話定額を割引する会社もあるので、年齢条件のある特典は確認しておく価値があります。

3. 「相談できる窓口」があるか

料金の安さだけで選ぶと、困ったときに頼れる場所がなく、結局すべて家族にかかってきます。ざっくり分けると次のイメージです。

選択肢特徴
大手キャリア(店舗あり)料金は高めだが、店頭サポートやスマホ教室が充実
店舗のあるサブブランド・格安プラン料金と店頭サポートのバランス型。シニアの有力候補
オンライン専用プラン・店舗なしの格安SIM安いが、手続きやトラブル対応は自己解決が前提

家族が近くに住んでいてすぐ助けられるなら、安さ重視でも大丈夫。遠方に住んでいるなら、店舗で相談できる会社を選ぶほうが、結果的に家族もラクになります。家族と同じ会社にすれば、家族割や説明のしやすさという利点もあります。

機種は「かんたんスマホ」を選ぶべき?

意外かもしれませんが、「かんたんスマホ一択」ではありません。それぞれに向き不向きがあります。

シニア向けスマホは、大きな文字や専用の相談ボタンなど安心の工夫が魅力です。一方で画面や操作が独自のため、家族が操作方法を聞かれても答えられないという、あるあるの困りごとが起きがちです。

その点、普通のスマホでも文字やアイコンを大きくする設定は一通りそろっています。教える家族と同じ系統の機種(家族がiPhoneなら親もiPhone)にすると、電話ごしでも画面を思い浮かべながら教えられます

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たしかに、自分が使ったことのない機種の操作を電話で説明するのは無理があるかも…。

迷ったら、「家族と同じ系統で、持ちやすいサイズ・そこそこの性能の機種」が失敗しにくい選び方です。最新の高価な機種である必要はありません。

契約したら最初にやっておきたい設定は?

スマホデビューのつまずきの多くは、最初の設定で防げます。渡す前、または一緒にいるうちに、ここまでやっておきましょう。

  1. 文字とアイコンを大きくする設定の画面表示から文字サイズと表示サイズを大きめに。見やすさは使う意欲に直結します
  2. 連絡先とLINEを登録する家族・親戚・かかりつけの連絡先を登録し、LINEは家族グループまで作っておく
  3. 画面ロックと生体認証を設定する指紋や顔での解除にして、パスワード類は紙のノートに書いて自宅保管に
  4. 迷惑電話・迷惑SMS対策をオンにする通信会社の迷惑電話対策サービスや、知らない番号の警告表示を有効にする
  5. 位置情報の共有を相談して設定する本人の同意のうえで家族と位置を共有しておくと、外出時も安心
  6. Wi-Fiと自動アップデートを設定する自宅Wi-Fiにつなぎ、更新は自動に。ギガ不足と古いまま使うリスクを両方防げます
紙のノートにまとめておくと安心なもの
  • スマホの電話番号と契約会社・プラン名
  • 各種ID・パスワード(画面ロック・アカウント類)
  • よく使うアプリの名前と基本の操作手順
  • 困ったときに電話する家族の番号

詐欺や迷惑電話からどう守る?

スマホデビューで家族がいちばん心配なのが、詐欺や怪しい請求です。よくあるのは、宅配業者を装ったSMS、当選や未払いをかたるメッセージ、「ウイルスに感染しました」と表示して電話をかけさせる偽の警告画面などです。

対策はテクニックより「約束ごと」が効きます。「お金・パスワードの話が出たら、その場で答えず家族に電話する」を合言葉にしておくのが、いちばんの防御策です

そのうえで、迷惑電話・迷惑SMSのフィルタ機能を有効にし、アプリのインストールは家族と一緒に行うルールにしておくと、リスクをかなり減らせます。

教えるときのコツと、正直な注意点

教える側のコツは3つです。一度に教えるのは1〜2個まで。操作は本人の指でやってもらう。そして、同じ質問には何度でも答える(初めてのことは誰でもそうです)。紙に大きく手順を書いたメモも、想像以上に喜ばれます。

スマホが正解とは限らないケースも

本人にスマホへの意欲がまったくない場合、周囲が押し切って持たせても、結局使われないことがあります。通話中心なら、ボタン式の4Gケータイ(ガラホ)を続ける選択肢もまだあります。大切なのは、機種やプランの正解探しよりも、本人が「使ってみたい」と思えるきっかけづくり。孫の写真が見られる、ビデオ通話ができる、といった楽しみをひとつ用意できると、その後の定着がまったく違います。

スマホデビューは、契約して終わりではなく「最初の1か月の伴走」までがセットです。少し手間はかかりますが、いつでも顔を見て話せる安心は、それに見合う価値がありますよ。

よくある質問

シニアのスマホプランはデータ容量どのくらいが目安ですか?

電話とLINE、たまの調べものが中心なら、月3GB前後の小容量プランで足りるケースが多いです。自宅にWi-Fiがあればさらに余裕が出ます。使ってみて足りなければ後から容量を増やせるので、最初は小さめで契約し、実際の使用量を見ながら調整するのがおすすめです。

シニアには「かんたんスマホ」と普通のスマホのどちらがいいですか?

一概にかんたんスマホが正解とは限りません。かんたんスマホは文字が大きく安心機能も豊富ですが、操作が独自で家族が教えにくい面があります。普通のスマホでも文字拡大などの設定で見やすくでき、教える家族と同じ系統の機種なら電話ごしでもサポートしやすくなります。

シニアのスマホに通話定額は必要ですか?

電話中心の使い方になるシニアには、通話定額はほぼ必須と考えてよいオプションです。定額なしだと短い通話の積み重ねで通話料がかさみ、データ料金より高くつくこともあります。通話の長さに応じて、完全かけ放題か1回数分までの準定額かを選びましょう。60歳以上向けの通話定額割引を用意している会社もあります。

離れて暮らす親のスマホはどうサポートすればいいですか?

店舗で相談できる通信会社を選んでおくと、家族が駆けつけられないときの受け皿になります。あわせて、親と同じ系統の機種にする、LINEのビデオ通話で画面を見ながら教える、パスワード類を紙のノートにまとめておく、といった備えが有効です。位置情報の共有も、本人の同意のうえで設定しておくと安心です。

※本記事は各サービスの公式サイトおよび公開情報をもとに作成しています。内容・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。