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子どもの初めてのスマホ、選ぶ基準4つ

2026年8月24日|いろは堂テック編集部
白背景で床にうつ伏せになりスマートフォンを操作する女の子

画像出典: 写真: "PictureYouth"(CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

この記事の要点
子どもの初めてのスマホは「データ容量・位置情報の共有・フィルタリング・端末の保証」の4点で選ぶと決めやすくなります。連絡と地図が中心の使い方なら月1〜3GBのプランで足りることが多く、ソフトバンクのスマホデビュープラン+(5〜18歳対象)、楽天モバイルの最強こども割、UQモバイルの低容量プランなど、各社に子ども向けの受け皿があります。18歳未満はフィルタリング契約が必須の会社もあるため、料金だけで比べないのが安全です。
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塾の送り迎えの連絡用に、そろそろスマホかなと思うけど…何を基準に選べばいいのか全然わからない。

子どものスマホ選びが難しいのは、比べる軸が多すぎるからです。料金、容量、機種、見守り機能、制限機能。大人が自分の乗り換えを考えるときより、判断材料がずっと多くなります。

ただ、初めての1台で本当に効いてくるのは4つだけです。データ容量、位置情報の共有、フィルタリング、端末の保証。この順番で決めていくと、候補は自然と絞れていきます。

初めてのスマホは何歳から?キッズ携帯との分かれ目は

キッズ携帯からスマホへ切り替える家庭が増えるのは、小学校高学年から中学入学のあたりです。学習塾や習い事の送迎連絡が増え、居場所を共有したい場面が出てくる時期が目安とされています。

逆に言えば、判断の基準は年齢そのものではありません。通話とショートメッセージだけで足りているうちはキッズ携帯で十分で、連絡が特定のアプリに移ったり、地図を見て自分で移動する必要が出てきたときが切り替えどきです。塾の連絡がアプリ配信になった、待ち合わせ場所が毎回変わる——このあたりが実際のきっかけになります。

データ容量はどれくらい必要?

連絡アプリと地図が中心の使い方であれば、月1〜3GBで足りることがほとんどです。メッセージのやりとりも地図の表示も、動画に比べれば通信量はごくわずかだからです。

容量が一気に増えるのは、動画を見始めたときと、自宅のWi-Fiにつながっていないときです。ここは最初の設定でかなり抑えられます。

渡す前にやっておくと容量が膨らみにくい設定
  • 自宅のWi-Fiに接続しておく(帰宅後は自動で切り替わる)
  • アプリの自動更新をWi-Fi接続時のみにする
  • 動画アプリの再生画質を標準以下にしておく
  • 写真のクラウド保存をWi-Fi時のみにする

小さい容量から始めて、足りなければ増やす。この順番のほうが安全です。最初から大容量にすると、使い方が広がってから戻しづらくなります。

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足りなくなったら、その月だけ困るんじゃない?

使った量に応じて料金が自動で変わる仕組みを持つ会社もあります。楽天モバイルの「最強こども割」は、データ使用量に応じた3段階の自動料金で、3GB未満なら月額1,078円からという設定です。使わなかった月は安く済み、多かった月は上の段階に上がるため、最初の1年のように使用量が読めない時期とは相性がいい形です。

各社の子ども向けプランはどう違う?

子ども向けプランの比較記事はたいてい月額の数字を横に並べて終わります。ただ、初めての1台で家計と親の手間を左右するのは、その安さがいつまで続くか(期間の条件)と、契約時に何がセットで求められるか(付帯の条件)のほうです。この2つの目で各社を見ると、同じ表がまったく違って読めます。

会社子ども向けプラン料金の目安契約時の条件
ソフトバンクスマホデビュープラン+対象年齢5〜18歳キャリアメール(@softbank.ne.jp)が使える。テザリング(スマホを親機にして、タブレットやパソコンをインターネットにつなぐ機能)は別途月額550円
楽天モバイルRakuten最強プラン内の「最強こども割」使用量に応じた自動3段階料金、3GB未満は月額1,078円から18歳未満の利用はフィルタリング契約が必須
UQモバイル低容量プラン(キッズ携帯の代替として案内)月間1GBで月額1,298円「あんしんフィルター for au」は無料

各社の公表情報をもとに作成

上の表を「期間の条件」で読むと、性格が分かれます。楽天モバイルの3段階料金とUQモバイルの低容量プランは、期限のない通常料金です。一方でソフトバンクのスマホデビュープラン+は5〜18歳という年齢の枠があり、枠を出た先の料金が実質的な「本当の月額」になります。中学入学で契約するなら、高校卒業までの数年と、その後に移るプランまで並べて見ておくと、途中で驚かずに済みます。

「付帯の条件」で読むと、楽天モバイルは18歳未満のフィルタリング契約が必須で、料金表の数字にこの分が乗ります。ソフトバンクは、家にパソコンやタブレットがあって子どもの回線から使わせたい場合に月550円が上乗せされます。逆に言えば、使わない機能の分まで身構える必要はありません。家にWi-Fiがあるなら、この550円は最初から検討の外に置いていい項目です。

UQモバイルでは、2025年11月21日から「UQ親子応援割」が実施されています。トクトクプラン2(月額4,048円)の契約翌月から1年間、月1,650円の割引が入る内容です。自宅セット割やau PAYカードお支払い割を組み合わせると、30GBを最安1,078円から1年間使えるケースも案内されています。ここが期間の条件の代表例で、1年後には割引前の金額に戻ります。比較サイトで見かける「最安」の数字は、この割引後の額であることが少なくありません。判断するときは、割引額そのものより「割引が切れた月の請求額」を先に紙に書き出しておくと、各社を同じ土俵で並べられます。

キャンペーンは時期で変わります

子ども向けの割引や特典は入学シーズンなどに合わせて内容が入れ替わります。ここで挙げた条件も含め、申し込む時点で各社の公式ページの最新条件を必ず確認してください。特に「割引が何ヶ月間か」「終了後はいくらになるか」は、契約前に数字で押さえておきたい部分です。

安心して持たせるために何を整える?

位置情報の共有はどう使う?

送迎の連絡用にスマホを持たせる場合、実際に一番使う機能が位置情報の共有です。塾を出たかどうかを毎回メッセージで聞かなくて済むだけで、親側の負担がかなり減ります。

位置情報の共有は、キャリアの見守りサービスを使う方法と、iPhoneの「探す」やGoogleマップの現在地共有といったOS標準の機能を使う方法があります。OS標準の機能なら追加料金なしで、親子どちらの端末からでも設定できます。まずはこちらで足りるか試してみて、精度や通知機能に不足を感じたらキャリアのサービスを検討する、という順番で十分です。

ひとつ決めておきたいのは、共有を「どちら向きに」するかです。親から子の位置が見えるだけの片方向にするか、お互い見える双方向にするか。見られていることを子どもも知っている状態にしておくほうが、後から不信感につながりにくくなります。

フィルタリングは何を制限できる?

フィルタリングは、有害なサイトやアプリから守るための仕組みです。会社によって無料と有料の差があり、設定できる中身にも違いがあります。UQモバイルの「あんしんフィルター for au」は無料で使え、危険なサイトやアプリからの保護機能を備えています。楽天モバイルの場合は、18歳未満の利用でフィルタリングサービスの契約が必須です。

格安SIM各社もフィルタリングを用意していますが、無料か有料か、サイトのカテゴリ別にブロックできるか、アプリの利用時間まで管理できるかといった点に差があります。料金の安さだけで格安SIMを選ぶと、この部分で物足りなくなることがあるため、契約前に子ども向け機能の有無を比べておくのがおすすめです。

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全部ブロックしておけば安心、でいいのかな?

制限を強くしすぎると、学校で使う調べ物のサイトや、塾の連絡アプリまで開けなくなることがあります。渡した初日に、実際に使うサイトとアプリを一緒に開いて確認するのが確実です。開けなかったものをその場で個別に許可していけば、必要な範囲だけ緩められます。

もうひとつ、SNSの利用状況を保護者に通知する機能を提供している会社もあります(楽天モバイルなど)。中身をすべて見るのではなく、変化に気づける仕組みとして考えておくと使いやすい機能です。

端末の保証は付けるべき?

子どもの1台目に関しては、保証の優先度は大人の場合より高めです。通学カバンの中で圧がかかったり、自転車のかごから落ちたりと、破損の機会そのものが多いためです。

破損・紛失時の補償オプションは月額がかかりますが、画面割れの修理費と比べれば判断しやすくなります。修理1回分の費用が、補償の月額の何ヶ月分にあたるかを計算してみると、付けるかどうかの答えが出ます。

最新の高価な機種でなくても構いません

初めての1台に高性能な機種は必要ありません。連絡アプリ・地図・カメラが動けば、日常の用途はほぼ満たせます。むしろ本体価格が抑えられる機種のほうが、壊れたときの負担も、紛失したときの精神的な痛みも小さくて済みます。使い方が固まってから、次の買い替えでグレードを上げるほうが無駄がありません。

渡す前に決めておくことは?

  1. 使い方を書き出す連絡・地図・カメラ・音楽など、何に使うかを親子で書き出します。ここが決まらないと必要な容量も決まりません。
  2. 容量とプランを選ぶ書き出した使い方から容量を決め、フィルタリングの条件と合わせてプランを選びます。動画中心でないなら小さめから。
  3. 設定を一緒にするWi-Fi接続、位置情報の共有、フィルタリング、利用時間の制限を、渡す前に親子で一緒に設定します。
  4. 使い方のルールを決める使う時間帯、充電する場所、困ったときにすぐ親へ言うこと。3つ程度に絞ったほうが守られます。

この4つを踏んでおけば、あとから「そんなつもりじゃなかった」というすれ違いはかなり減ります。全部を一度に完璧にする必要はありません。使いながら1ヶ月ごとに見直すつもりで始めれば十分です。

よくある質問

子どもの初めてのスマホは何GBのプランにすればいいですか?

連絡アプリと地図の利用が中心であれば、月1〜3GBのプランで足りることが多くなります。自宅のWi-Fi接続とアプリの自動更新をWi-Fi時のみにする設定を済ませておけば、通信量はさらに抑えられます。動画をよく見るようになってから増量を検討する順番が安全です。

ソフトバンクのスマホデビュープラン+は何歳まで使えますか?

スマホデビュープラン+の対象年齢は5〜18歳です。契約者向けにキャリアメール(@softbank.ne.jp)が付与されます。なおテザリング(スマホ経由でパソコンなどをインターネットにつなぐ機能)を利用する場合は別途月額550円が必要です。

18歳未満でもフィルタリングなしで契約できますか?

会社によって異なります。楽天モバイルでは18歳未満の利用にフィルタリングサービスの契約が必須です。UQモバイルの「あんしんフィルター for au」は無料で利用でき、危険なサイトやアプリからの保護機能を備えています。契約前に各社の条件を確認してください。

キッズ携帯からスマホに切り替える目安はいつですか?

小学校高学年から中学入学のタイミングで切り替える家庭が多く、学習塾や習い事の送迎連絡、位置情報の共有ニーズが増える時期が目安とされています。通話とショートメッセージだけで足りているうちはキッズ携帯で十分です。

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