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お盆休みの勉強計画、5日で苦手を1つ潰す方法

2026年8月1日|いろは堂まなび編集部
本・筆記用具・ノートPCが並ぶ学習机

画像出典: パブリックドメイン(Wikimedia Commons)

この記事の要点
お盆休みの学習は「全範囲の復習」ではなく、苦手分野を1つに絞ると成果が出ます。1日3時間×5日=計15時間を、初日に弱点の洗い出し、2〜4日目に解き直し、5日目に総仕上げと配分するのが現実的です。2026年のお盆休みは8月13日(木)〜16日(日)の4日間が基本で、前後に1日足せば5日分の枠が作れます。
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お盆休み、勉強しようとは思ってるんです。でも何から手をつければいいのか…

連休前に「よし、まとめて復習するぞ」と意気込んで、初日にテキストを最初のページから開き、3日目には手が止まっている。よくある流れです。原因は意志の弱さではなく、休みの学習に「全範囲の復習」という大きすぎる目標を置いてしまうことにあります。

連休はまとまった時間が取れる代わりに、日数は限られています。4〜5日で全体を回すのは物理的に無理があります。そこで発想を変えて、苦手分野を1つだけ選び、そこだけを連休のうちに片付けることにします。範囲が狭いぶん、終わったかどうかが自分でわかる。これが連休学習で成果を実感できるかどうかの分かれ目です。

正直なところ、15時間で試験範囲全体の実力が変わることはありません。ただ、ずっと後回しにしてきた1分野が「もう怖くない」状態になるだけで、その後の学習の進み方はかなり変わります。

2026年のお盆休みは何日ある?

2026年のお盆休みは、8月13日(木)〜16日(日)の4日間が基本の形です。山の日は8月11日(火)なので、そこと繋げるには8月10日(月)と12日(水)に有給を足す必要があり、そこまでやれば最大9連休になります。

地域によって時期が違う点も押さえておきます。東京など7月盆の地域は7月13〜16日、沖縄の旧盆は2026年は8月25〜27日です。自分のお盆がいつかで、計画を置く日付は変わります。

この記事のプランは1日3時間×5日=計15時間で組みます。基本の4日間に、前日の8月12日(水)か明けの8月17日(月)のどちらか1日を足せば5日分の枠になります。有給が取れない場合は、平日の夜に3時間を1回分振り分けても構いません。

1日3時間でも多いと感じる人へ

帰省や家族との予定が入るなら、1日2時間×5日=10時間に落として構いません。大事なのは総時間ではなく「1分野を最後まで通したかどうか」です。時間を削るときは日数ではなく1日の長さを削ってください。日数を削ると、間隔をあけた復習ができなくなります。

なぜ苦手分野を1つに絞るのか?

学習計画の効果として挙げられるのは、苦手科目の克服、難しい科目を後回しにするリスクの低下、そしてインプット→アウトプット→復習というサイクルが回るようになることです。裏を返せば、計画を立てないときに最初に犠牲になるのが「苦手分野」だということでもあります。

人は、解ける問題を解いている時間のほうが気持ちいいものです。得意な範囲の問題集を回すと正答率が高く、勉強した感触が残ります。一方で苦手分野は、開いた瞬間に手が止まり、進んでいる実感が出ません。だから日常の学習では自然と後回しになり、休みのたびに持ち越されていきます。

連休はここを崩すのに向いています。まとまった時間があるので、「わからない状態で粘る」時間を確保できるからです。平日30分の学習では、わからない問題1問で30分が終わってしまい消化不良になりますが、3時間あれば、詰まって、調べて、解き直すところまで1日で回せます。

連休で潰す分野の選び方(1つだけ選ぶ)
  • 問題集で正答率が明らかに低い章がある
  • その章に来ると読み飛ばしたくなる、または飛ばしてきた
  • 試験全体に占める配点が小さくない(捨てても影響がないなら捨ててよい)
  • 他の分野の土台になっている(例:簿記の仕訳、英語の文法、Pythonの関数とループ)

4つすべてに当てはまる分野があれば、迷わずそこにします。複数思い浮かんだ場合は、他の分野の土台になっているほうを選んでください。土台の分野を直すと、その先の分野の正答率も一緒に上がります。

1日3時間×5日の具体的な進め方は?

15時間の中身を、日ごとに役割を変えて配分します。同じ勉強を5日繰り返すのではなく、1日目は弱点の特定、2〜4日目は潰す作業、5日目は定着確認という流れにします。

  1. 1日目:現状を測って範囲を確定する(3時間)選んだ分野の問題を、時間を計って本番形式で解きます(60分)。答え合わせのあと、間違えた問題を「知識不足」「うろ覚え」「ケアレスミス」「時間不足」の4つに分類します(60分)。残り60分で、翌日以降に扱う問題を「知識不足」「うろ覚え」に絞ってリスト化します。
  2. 2日目:知識不足の穴を埋める(3時間)4分類のうち「知識不足」の問題だけを扱います。テキストの該当箇所を読み直し(90分)、そのうえで同じ問題を何も見ずに解き直します(90分)。読んで終わりにせず、必ず解き直しまでをその日のうちに行います。
  3. 3日目:うろ覚えを固める(3時間)「うろ覚え」に分類した問題を解き直します(90分)。加えて、2日目に扱った問題からランダムに数問を再度解きます(30分)。残り60分で、間違いが続く問題だけを1冊のノートに集めます。
  4. 4日目:類題で横に広げる(3時間)ここまで扱った論点について、別の問題集や過去問から類題を探して解きます(120分)。同じ問題を覚えたのか、論点を理解したのかは、初見の類題を解いて初めて分かります。残り60分でノートを更新します。
  5. 5日目:初日と同じ問題をもう一度解く(3時間)1日目に解いた問題を、同じ時間制限でもう一度解きます(60分)。正答率と所要時間を初日と比べます(30分)。残り90分で、まだ落とす問題をノートに残し、連休明けにいつ見直すかを決めて終了します。

この流れの要は、間違いを4つに分類するところです。間違えた問題の原因は「知識不足」「うろ覚え」「ケアレスミス」「時間不足」に分けられ、原因ごとに対策が違います。知識不足はテキストに戻る必要がありますが、ケアレスミスは戻っても直りません。分類せずにまとめて解き直すと、テキストに戻る必要のない問題にも時間を使ってしまいます。

切り分けの方法もはっきりしています。解けなかった問題を、当日か翌日に何も見ずに解き直してみる。それで解けるなら時間不足、解けないなら知識不足です。1日目の午後に60分取っているのは、この切り分けのためです。

復習ノートは何を書けばいいのか?

🤔
ノートを作るのって、時間の割に効果があるのか気になります

復習ノートが時間の無駄になるのは、テキストの内容を書き写してしまう場合です。それは本を1冊手で複製しているだけで、読み返す価値がテキストと変わりません。

作るなら、正解できなかった問題だけを書き込む形にします。そうすると、自分が落とす問題だけが集まった1冊になり、試験直前に見返す教材として機能します。上のプランで3日目と4日目にノート作成を置いているのは、この形なら作業量が小さく、3日目時点ですでに「落とし続けている問題」が判明しているからです。

復習ノートに書くこと・書かないこと
  • 書く:間違えた問題そのもの(または問題集のページと番号)
  • 書く:なぜ間違えたか(4分類のどれか)を一言
  • 書く:正解の根拠になる一行だけ
  • 書かない:正解できた問題
  • 書かない:テキストの説明の丸写し
  • 書かない:装飾・色分けの作り込み

タイミングにも目安があります。模試の場合、当日は記憶が新しいうちに1回目の復習を行い、1週間後をめどに復習ノートを作って原因を分析する流れが推奨されています。連休プランに置き換えると、1日目に解いた問題の1回目の復習は1日目のうちに、ノート化は3日目以降、という配置になります。

連休明けに戻さないためには?

連休学習でいちばんもったいないのは、5日で仕上げた分野を9月に忘れていることです。15時間かけた分野を1か月放置すれば、当然抜けます。

対策は単純で、5日目の最後に「次にこのノートを開く日」を決めてしまうことです。おすすめは連休明けの1週間後と、1か月後の2回。それぞれ30分でいいので、ノートに残った問題を解き直します。カレンダーに予定として入れてしまえば、意志の力に頼らずに済みます。

秋に試験を控えているなら、本番の日から逆算する視点も持っておくと動きやすくなります。

試験2026年の実施日
宅地建物取引士10月18日(日) 13時〜15時(合格発表11月25日(水))
TOEIC L&R公開テスト9月5日(土)・9月27日(日)・10月25日(日)・11月15日(日)

TACおよびIIBCの公表データをもとに作成

模試は本番の1〜2か月前に1〜2回受けるのが一般的な目安とされています。10月18日が本番の宅建なら、8月下旬から9月がちょうどその時期にあたるので、お盆に苦手分野を潰しておくと、模試を受ける段階で「その分野は対策済み」の状態で臨めます。

学生と社会人で、どこを変えればいいか?

このプランは1日3時間という控えめな設計なので、学生にもそのまま使えます。ただし前提が2つ違うので、そこだけ調整します。

1つは時間の確保のしかたです。学生の夏休みは連休より長く、1日3時間を5日に限定する理由がありません。その場合は日数を伸ばすのではなく、2分野目に進むほうが向いています。1分野5日のサイクルをそのまま2周すれば、10日で2分野が片付きます。同じ分野に10日かけると、後半は理解ではなく暗記の作業になりがちです。

もう1つは受験料と申込期限です。受験料は試験ごとに異なり、実施団体の公式サイトに掲載されています。市販の模試や予備校の公開模試を受けるなら、それとは別に費用がかかります。連休の学習計画を立てる前に、受ける試験と模試の費用を公式の案内で確認しておいてください。

申込は、勉強より先に締め切られることがあります。2026年の宅建試験は、申込が郵送7月1日〜7月15日、インターネット7月1日〜7月31日で、お盆の時点ではすでに締め切られています。TOEICは回ごとに申込期間が異なり、たとえば10月25日実施分は7月29日〜9月10日です。勉強が仕上がっても申し込めていなければ受けられません。

このプランが向いていないケース

試験までの学習が全体の3割程度しか進んでいない段階なら、苦手分野の集中復習より、まず全範囲を一周するほうが優先です。苦手を潰す作業は、全体像を知っていて初めて「どこが苦手か」を判断できます。また、帰省や家族の予定でまとまった時間が取れない年は、無理に5日分の枠を作らず、1日30分×連休全日という別の形に切り替えたほうが結果的に続きます。

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1分野だけなら、なんとかなりそうな気がしてきました

連休の学習で得られる本当の成果は、点数そのものよりも「後回しにしていたものを1つ終わらせた」という事実のほうです。ずっと避けてきた章を開いて、5日後に同じ問題が解けるようになっている。それが確認できれば、他の苦手分野にも同じ手順が使えるとわかります。

まずは問題集を開いて、正答率がいちばん低い章に付箋を貼るところから始めてください。それが決まれば、あとは上の5日分の手順をなぞるだけです。

よくある質問

2026年のお盆休みは何日から何日まで?

2026年のお盆休みは8月13日(木)〜16日(日)の4日間が基本です。山の日は8月11日(火)で、8月10日と12日に有給を足すと最大9連休になります。東京など7月盆の地域は7月13〜16日、沖縄の旧盆は2026年は8月25〜27日です。

お盆休みの勉強計画は何時間を目安にすればいい?

1日3時間×5日の計15時間が、社会人が無理なく続けられる目安です。お盆期間に午前9時から午後3〜4時まで学習して9日間で約45時間を確保する例も紹介されていますが、1日3時間なら午後の時間が残り、帰省や家族の予定とも両立しやすくなります。

秋の資格試験の受験料や申込期限はどう確認すればいい?

受験料と申込期間は試験ごと・回ごとに異なるため、実施団体の公式サイトで確認してください。2026年の宅地建物取引士試験は10月18日(日)実施で、申込は郵送7月1日〜7月15日、インターネット7月1日〜7月31日と、お盆の時点では締め切られています。TOEIC L&R公開テストは10月25日実施分の申込が7月29日〜9月10日です。

間違えた問題はどう分類すればいい?

「知識不足」「うろ覚え」「ケアレスミス」「時間不足」の4つに分けます。原因ごとに対策が違うため、分類しないまま解き直すと効率が落ちます。解けなかった問題を当日か翌日に何も見ずに解き直し、解けるなら時間不足、解けないなら知識不足と切り分けられます。

復習ノートは作ったほうがいい?

正解できなかった問題だけを書き込む形なら有効です。自分の弱点だけを集めた教材になり、試験直前の見直しに使えます。テキストの内容を書き写すノートは複製作業になるだけなので避けてください。模試の場合は当日に1回目の復習を行い、1週間後をめどにノート化する流れが推奨されています。

※記事で使用した内容・数値は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。