中国語検定、級別の学習時間と費用はいくら?
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中国語検定(中検)の受験料は準4級3,800円から1級13,800円まで、級が上がるごとに段階的に上がります。学習期間の目安は協会が「大学の第二外国語で半年以上(準4級)」「2年以上(3級)」といった形で示しており、学び方の費用は教材だけの数千円からマンツーマン講座の100万円超まで幅があります。持ち時間と予算を先に決めてから級を選ぶと、途中で崩れにくい計画になります。
中国語検定(中検)は級の幅が広く、入門の準4級から通訳レベルの1級まで6つに分かれています。どの級を受けるかで、必要な学習期間も受験料も大きく変わります。
正直なところ、級を先に決めてから「時間が足りない」と気づく人は多いです。順番を逆にして、確保できる時間と出せる費用から級を選ぶと、申し込んだあとの計画が崩れにくくなります。
中国語検定とは?どんな試験なのか
中国語検定(中検)は、一般財団法人 日本中国語検定協会が実施する「実用中国語技能検定試験」の通称です。級は準4級・4級・3級・2級・準1級・1級の6つで、全級にリスニングと筆記の試験があります。
筆記には中国語から日本語、日本語から中国語への翻訳問題が含まれ、マークシートの選択式と記述式が併用されます。準1級と1級には、一次試験に合格したあとに面接の二次試験があります。
4級以上は、リスニングと筆記の両方が基準点に達しないと合格になりません。どちらか一方が高得点でも、もう一方が基準点未満なら不合格です。耳と読み書きのどちらかを捨てる作戦が取れない試験、という点は計画段階で押さえておきたいところです。
級ごとの受験料と合格ラインはいくら?
| 級 | 受験料(税込) | リスニング基準点 | 筆記基準点 | レベル目安 |
|---|---|---|---|---|
| 準4級 | 3,800円 | 60点 | ― | 半年以上学習(入門) |
| 4級 | 5,800円 | 60点 | 65点 | 1年以上学習(入門〜初級) |
| 3級 | 6,800円 | 65点 | 70点 | 2年以上学習(初級) |
| 2級 | 8,800円 | 70点 | 75点 | 大学専攻レベル(中級) |
| 準1級 | 11,800円 | 75点 | 85点 | 実務の基礎(上級) |
| 1級 | 13,800円(11月のみ実施) | ― | 85点 | 実務で駆使できる(最上級) |
一般財団法人日本中国語検定協会の公表データをもとに作成(2026年11月6日時点、基準点は満点100点中の点数)
上の表で目を引くのは、級が上がるほど受験料だけでなく合格ラインも上がることです。準4級は60点で足りますが、準1級の筆記は85点が必要になります。受験料の差は約1万円ですが、求められる精度の差はそれ以上に大きいと見ておくほうが安全です。
準4級は単科目のみで、リスニングと筆記を分けた基準点ではなく60点が合格ラインです。1級は11月実施回のみで、年1回しかチャンスがありません。
学習時間の目安は何時間?公式が示しているのは「期間」
ここは誤解が多いところです。協会が公表しているのは「○○時間」という総学習時間ではなく、学習期間のレベル目安です。具体的には次の形で示されています。
- 準4級: 中国語専門学校・大学の第二外国語で半年以上学習した程度。学習の準備が整い、基礎知識を習得した段階
- 4級: 大学の第二外国語で1年以上学習。基礎をマスターし、平易な中国語を聞き・話せる状態
- 3級: 大学の第二外国語で2年以上学習。基本的な文章の読み書きと簡単な会話ができ、自力で応用力を養いうる状態
- 2級・準1級: 私立大学の中国語学科で卒業までの取得が推奨されるレベル。2級は実務能力の基礎づくりが完成、準1級は通常の翻訳と簡単な通訳ができる状態
- 1級: 複雑な文章の翻訳・通訳に対応できる、高いレベルで中国語を駆使できる状態
「○○時間で合格」という数字をうたう情報は民間の推定であり、協会の公表値ではありません。時間数で考えたい場合は、この期間の目安を自分の生活に置き換えるほうが確実です。
学生の場合: 授業のコマ数が目安になる
大学の第二外国語で中国語を取っているなら、協会の目安がそのまま使えます。週1〜2コマを半年続けた段階が準4級、1年で4級、2年で3級というイメージです。授業と教科書の範囲を固めれば、追加の学習は過去問演習と単語の積み増しで足ります。
授業を取っていない学生や、一度離れてしまった人は、1日1時間を半年という置き方が現実的です。時間を確保しやすいぶん、入門から始めても3級までは視野に入ります。
社会人の場合: 1日30分〜1時間で逆算する
仕事と並行する場合、確保できるのは平日30分前後、休日に1〜2時間というところでしょう。大学の第二外国語の1年分(週2コマ+予習復習)に相当する学習量を、平日30分なら半年〜1年かけて積む計算になります。
学び直しの社会人が最初に狙うなら、4級か3級が現実的な着地点です。準4級は入門の確認として短期で取り、同じ年のうちに4級へ進む組み方もできます。
2級以上は、作文とリスニングの精度が合否を分けます。書いた中国語を誰にも見てもらえない状態だと、自分の癖に気づけないまま点が止まります。2級以上を狙う段階で、添削や会話の相手を外部に用意していないなら、独学は遠回りになりやすいです。
学び方別の費用はどのくらい違う?
費用の幅は、受験料よりも学び方のほうが圧倒的に大きいです。
- 独学(数千円)テキストと問題集だけなら教材費のみで収まります。準4級〜3級までは選択肢として十分ですが、自己管理が前提です。
- オンラインのマンツーマン講座(数十万円〜)中国語のオンラインスクールでは、2ヶ月308,000円、3ヶ月429,000円、6ヶ月704,000円、12ヶ月1,298,000円(いずれも税込)という価格帯の例があります。短期集中で話す量を確保したい人向けです。
- 通学型スクール(数十万円)中国語会話スクールの実践初中級コース12ヶ月で469,700円、教育訓練給付金の20%適用で実質375,760円という例があります。大手語学スクールは級別の対策コースや無料体験レッスンを用意しています。
教材費の数千円からマンツーマン集中講座の100万円超まで、同じ「中国語を学ぶ」でも桁が3つ変わります。先に出せる金額を決めておかないと、級ではなく広告で学び方を選ぶことになります。
なお、一部の講座は厚生労働省の教育訓練給付制度の対象になっている場合があります。対象かどうかは講座ごとに決まっているため、申し込む前に厚生労働省の指定講座検索で講座名を確認するのが確実です。
受ける級と学び方を決める手順は?
- 今の位置を決める未学習なら準4級、挨拶や数字が言える程度なら4級、日常会話が成り立つなら3級、実務で使いたいなら2級以上を出発点にします。
- 試験日から逆算する目標の試験日までの残り週数を数え、1週間に確保できる学習時間をかけます。協会の期間目安に届かないなら、級を1つ下げるか、次の回に回します。
- 合格ラインを確認する上の表で、狙う級のリスニングと筆記の基準点を見ます。苦手な側が基準点に届く見込みがあるかで、教材の配分を決めます。
- 学び方を予算と突き合わせる独学の数千円か、オンライン・通学の数十万円か。給付制度の対象講座かどうかもここで確認します。
- 申込方法と期間を確認して出願する申込方法は級ではなく実施回ごとの案内に従います。
試験日と申込はどうなっている?
2026年度の一次試験は、第117回が3月22日(日)、第118回が6月28日(日)、第119回が11月22日(日)に実施されます。1級は11月実施回のみです。準1級・1級の二次試験(面接)は2027年1月10日(日)が予定日として案内されています。
11月実施回の申込期間は、おおむね9月中旬から10月中旬にかけての約1ヶ月です。2026年11月22日の回は申込期間を終えているため、これから準備を始めるなら次の3月・6月実施回が現実的な目標になります(試験日・申込期間は協会公式サイトの実施概要ページおよび申込案内ページ、2026年11月6日時点)。
申込方法は実施回ごとに確認する
申込は郵送による個人受付と、団体申込の2通りです。団体申込(10名以上)は一律300円引きで、高校生の団体には別途の割引があります。準会場を開設できる団体制度もあるため、学校や職場でまとまって受けられるなら窓口を確認する価値があります。
インターネット申込は、2026年11月6日時点の協会の申込案内ページで受付休止中と表示されています。再開の有無は回ごとに変わりうるため、出願前に申込案内ページを見てから準備するのが安全です。
どのくらい受かるのか?
2026年6月実施の第118回では、準4級の合格率が68.8%、4級が61.4%でした。入門の2級は7割近く、初級の入口である4級も6割が通っています。
一方で、3級以上の合格率は回ごとに変動し、公表データページで級別に確認する形になります。準4級と4級は「準備した人が通る」水準、3級から上は配点の偏りで落ちる水準と見ておくと、級選びの判断がぶれません。
よくある質問
中国語検定の受験料は級ごとにいくらですか?
税込で準4級3,800円、4級5,800円、3級6,800円、2級8,800円、準1級11,800円、1級13,800円です。1級は11月実施回のみで、10名以上の団体申込は一律300円引きになります。
中国語検定3級に必要な学習期間はどのくらいですか?
日本中国語検定協会は3級のレベル目安を「大学の第二外国語で2年以上学習した程度」としています。到達点は、基本的な文章の読み書きと簡単な会話ができ、自力で応用力を養いうる状態です。協会は総学習時間を時間数では公表していません。
中国語検定はリスニングが苦手でも合格できますか?
4級以上はリスニングと筆記の両方が基準点に達しないと合格になりません。たとえば3級はリスニング65点・筆記70点が基準点で、筆記だけ高得点でもリスニングが65点未満なら不合格です。準4級は単科目のみで60点が合格ラインです。
中国語検定の対策は独学とスクールでどのくらい費用が変わりますか?
独学はテキストと問題集の教材費のみで数千円程度です。オンラインのマンツーマン講座は2ヶ月308,000円、6ヶ月704,000円(税込)という例があり、通学型スクールの12ヶ月コースは469,700円、教育訓練給付金20%適用で実質375,760円という例があります。
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