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片付けても散らかるのはなぜ?「モノの住所」を決めるだけで部屋は変わります

2026年5月26日|いろは堂くらし編集部
この記事の要点
収納の基本は、家にあるすべてのモノに「住所」(定位置)を決めることです。使う場所の近く、使用頻度の高いものほど取り出しやすい一等地に置き、「全部出す→分ける→減らす→住所を決める」の順番で進めます。収納グッズを買うのは住所が決まった後、というのが失敗しない最大のコツです。
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週末に頑張って片付けたのに、3日でテーブルの上が元通り。私って片付けの才能がないのかな…

わかります。でも安心してください。片付けてもすぐ散らかるのは、才能でも性格でもなく、モノに「住所」が決まっていないことが原因です。

住所のないモノは、床やテーブルに「とりあえず」仮住まいします。これが散らかりの正体です。

もうすぐ6月1日の衣替え。クローゼットを開ける機会が増えるこの時期は、収納の基本を身につける絶好のタイミングです。「モノの住所」の決め方を順番に解説します。

なぜ片付けてもすぐ散らかるのですか?

散らかる部屋には共通点があります。それは、使ったモノを「戻す場所」が決まっていないこと。戻す場所がなければ、手に持ったモノは一番近い平らな場所、つまりテーブルや床に置かれます。

逆に言えば、すべてのモノに定位置=住所があれば、片付けは「戻すだけ」の作業になります。考えなくていいから疲れないし、家族にも頼めるようになります。

散らかる家に足りないのは収納スペースではなく、モノの「住所」です。収納グッズを買い足す前に、まず住所を決めましょう。

「モノの住所」はどうやって決めればいいですか?

住所決めの原則は3つです。第一に「使う場所のそば」。ハサミをリビングでも使うなら、文房具置き場に1本だけでなく、リビングにも1本住所を作るほうが確実に戻せます。

第二に「使用頻度で一等地を割り当てる」。腰から目の高さは、かがまずに手が届く収納の一等地です。毎日使うモノほど一等地に、年に数回のモノは上段や奥へ。

使用頻度住所の目安
毎日使う腰〜目の高さ。ワンアクションで取れる位置
週1回くらい一等地のすぐ上下の段
月1回くらい棚の上段・引き出しの奥
季節品・年数回クローゼット上段・押入れの奥

第三に「1つの住所に1つのカテゴリ」。「文房具の引き出し」「薬の箱」のように用途でまとめると、探し物が減ります。住所は自分だけでなく、家族全員が覚えられるシンプルさで決めるのがコツです。

整理はどの順番で進めればいいですか?

いきなり収納グッズを買いに行くのは、実は失敗パターンの筆頭です。順番は「出す→分ける→減らす→住所を決める」。グッズの出番は最後です。

  1. 範囲を小さく区切る「今日は洗面台の引き出し1つ」など、15〜30分で終わる範囲に絞ります。家全体を一気にやろうとしないのが挫折しない最大のコツです。
  2. 全部出す中身をいったんすべて出します。持っている量を目で見ることが、次の「減らす」の判断材料になります。
  3. 「使っている・いない」で分ける好き嫌いではなく、この1年で使ったかどうかの事実で分けます。
  4. 使っていないモノを減らす1年出番のなかったモノに一等地の住所は与えません。手放すか、保留ボックスに入れて日付を書いておきます。
  5. 残ったモノに住所を決める使う場所のそば・使用頻度・1住所1カテゴリの原則で定位置を決め、必要ならラベルを貼ります。

収納グッズを買うのは、住所が決まって「入れ物のサイズ」が確定してから。先に買うと、グッズに合わせてモノを持つという本末転倒が起きがちです。

きれいな状態をキープするコツはありますか?

住所を決めたら、あとは「戻しやすさ」を仕上げます。ポイントは、戻す動作をできるだけ少なくすることです。

キープのための5つの工夫
  • 収納は8割まで。ぎゅうぎゅうだと戻すのが面倒になる
  • フタや扉は最小限に。ワンアクションで戻せる形へ
  • よく使うモノほど「置くだけ」「掛けるだけ」で戻せるように
  • ラベルで住所を見える化して家族と共有する
  • 「とりあえずボックス」を1つだけ作り、週1回そこだけ見直す
😊
「8割まで」って言われると気が楽。パンパンの引き出しに押し込むから、戻したくなくなるんだね。

衣替えは収納見直しのチャンスになりますか?

なります。むしろ1年で最大のチャンスです。衣替えは「全部出す」が自然に発生するイベントなので、そのまま「分ける→減らす→住所を決める」につなげられます。

今年は5月中旬から真夏日が続くほどの暑さで、夏服への入れ替えを前倒しした人も多いはず。しまう冬物は「今シーズン一度でも着たか」で分けると判断が早くなります。着なかった服に、来シーズンのクローゼットの一等地を予約させないようにしましょう。

衣類を減らしてクローゼットに余白を作っておくと風の通りがよくなり、これから来る梅雨の湿気・カビ対策にもつながります。

まとめ:収納の基本は「住所を決めて戻すだけ」にすること

先にお伝えしたい注意点

家族のモノを勝手に捨てるのはトラブルのもとです。減らす判断は本人に任せて、あなたは「住所の提案」まで。また、写真や手紙などの思い出の品は判断に時間がかかるため、最初に手を付けると高確率で挫折します。練習は洗面所やキッチンなど、感情の絡まない場所から始めてください。

収納のコツは、上手にしまい込む技術ではなく「戻れる住所」を決めてあげることでした。出す→分ける→減らす→住所を決める、の順番を小さな範囲で回すだけです。

最初の一歩は、今日いちばん散らかりが気になる引き出しを1つだけ。15分で、部屋の未来は変わり始めます。

よくある質問

収納の基本として最初にやることは何ですか?

収納グッズを買うことではなく、モノを全部出して「使っている・いない」で分け、使っているモノに定位置(住所)を決めることです。順番は「出す→分ける→減らす→住所を決める」で、グッズの購入は住所が決まった後にします。

モノの住所はどう決めるのがコツですか?

「使う場所のそば」「使用頻度が高いほど腰〜目の高さの一等地」「1つの住所に1カテゴリ」の3原則で決めます。毎日使うモノをワンアクションで出し入れできる位置に置くと、意識しなくても自然に戻せるようになります。

収納は何割くらいまで入れていいですか?

目安は8割です。収納に余白があると出し入れがスムーズになり、戻す動作が面倒でなくなります。ぎゅうぎゅうに詰めると取り出しにくく、戻せないモノが外にあふれて散らかりの原因になります。

片付けても家族が元に戻してくれない時はどうすればいいですか?

住所が本人に伝わっていないか、戻しにくいことが原因の場合が多いです。ラベルで場所を見える化し、フタを外すなど戻す動作を減らし、よく使うモノは家族の動線上に住所を移すと改善しやすくなります。

※本記事は各サービスの公式サイトおよび公開情報をもとに作成しています。内容・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。