スマホの写真整理、15分で容量を空ける4つの手順
画像出典: パブリックドメイン(Wikimedia Commons)
スマホの写真整理は「重複写真の結合 → 連写やスクショのまとめ削除 → クラウドへ退避 → 残したい写真だけプリント」の順で進めると15分でも効果が出ます。無料で使える保存先はGoogleフォトが15GB、iCloudが5GBです。紙に残すならコンビニのマルチコピー機がL判1枚30円から使えます。
スマホの空き容量は、花火大会や旅行の直前にかぎって足りなくなります。正直なところ、その場で数枚消してしのぐのが一番よくあるパターンではないでしょうか。ただ、それだと来月また同じところで止まります。
写真整理でつまずくのは、たいてい「1枚ずつ見て選ぶ」から始めてしまうからです。5,000枚を1枚ずつ判断するのは、誰がやっても終わりません。選ばずに減らせるところから手をつけると、15分でも空き容量ははっきり変わります。
ここでは、①機械的に減らす → ②クラウドへ逃がす → ③残したい写真だけ形にする、という順番で進めます。イベント前の夜に片付けるつもりで読んでみてください。
写真整理はどこから始めればいい?
結論から言うと、判断のいらない写真から消すのが最初です。順番を間違えると、思い出の写真の前で手が止まって整理そのものが終わります。
- 重複写真をまとめる同じ写真が二重に入っているものを、機能に任せて1枚にします。判断ゼロで減ります。
- 連写・スクショをまとめて消す「同じ構図が10枚」「レシートや地図のスクショ」は、選ばずに範囲でまとめて削除します。
- クラウドへ退避する残った写真を保存先へ移し、端末側の負担を下げます。
- 残したい写真をプリントする本当に見返したい数枚だけ、紙にして手元に置きます。
①と②で数百枚単位が動くことも珍しくありません。ここまでで、だいたい15分です。
重複写真は「結合」で1枚にできる
iPhoneの「写真」アプリには、アルバム一覧の中に「重複項目」という場所があります。同じ写真が複数ある場合はここにまとまり、「結合」を選ぶと1枚にまとめられて、その分の容量が空きます。
共有された画像を保存し直したり、バックアップアプリを乗り換えたりした経験があるほど、ここに溜まっています。まず開いてみる価値のある場所です。
連写とスクショは「複数選択」でまとめて消す
写真アプリでは、写真を長押ししたメニューや、右上のチェックマークから複数の写真をまとめて選んで、一括で削除・移動できます。1枚ずつタップして消す必要はありません。
- 同じ構図の連写(ベストの1枚だけ残す)
- レシート・地図・時刻表のスクリーンショット
- フリマ出品用に撮った、売れた商品の写真
- ピンボケ・指が写り込んだ失敗カット
削除した写真はすぐ消えるわけではなく「最近削除した項目」に一定期間残ります。空き容量を今すぐ増やしたいときは、ここも空にするところまでやってください。ここを忘れて「消したのに減らない」となる人がとても多いです。
写真の保存先はどれを選べばいい?
端末から写真を逃がす先として、無料で使える容量が公式に示されているのが次の2つです。
| サービス | 無料容量 | 備考 |
|---|---|---|
| Googleフォト | 15GB | Googleフォト・Gmail・Googleドライブで共有。超過分はGoogle Oneで追加購入可能 |
| iCloud | 5GB | Apple Accountサインイン時に無料付与。iCloud+で追加可能 |
ここで見落としやすいのが、Googleフォトの15GBは写真だけの枠ではないという点です。GmailとGoogleドライブと分け合っています。メールの添付ファイルが多い人は、写真を入れる前から枠が埋まっていることがあります。
iCloudの5GBは、iPhoneの本体バックアップも同じ枠を使います。写真を全部入れる前提の容量ではない、と考えておくほうが現実に合います。
クラウドへの保存が終わったかどうかは、必ずアプリ側の表示で確認してから端末の写真を消してください。アップロードの途中で端末側を消すと、どちらにも残らない状態になります。Wi-Fiにつないで、充電しながら、寝る前に走らせておくのが安全です。
子どもの成長記録や結婚式の写真など「絶対に失いたくない」ものは、クラウド1か所だけに置かないほうが安心です。アカウントを失うと写真も一緒に失います。パソコンや外付けのハードディスクにもコピーを取るか、後述のプリントで紙にも残すか、どちらかを併用してください。無料枠を超えたときは有料プランになるので、そこも先に知っておくと後で慌てません。
本当に残したい写真は紙にしたほうがいい?
スマホの中の写真は、増えるほど見返さなくなります。5,000枚のうち実際にもう一度見るのは、体感でほんの数枚です。だからこそ、整理の最後に「これは残す」と決めた写真をプリントすると、整理そのものが続きます。消すのが目的だと気が重いですが、残すものを選ぶ作業だと思うと手が動きます。
手軽なのはコンビニのマルチコピー機です。アプリで写真を送って店頭で出せるので、思い立った日にできます。
| コンビニ | L判1枚価格 |
|---|---|
| ファミリーマート | 30円 |
| セブンイレブン | 40円 |
各社マルチコピー機の案内の公表データをもとに作成
10枚選んでも300〜400円です。お気に入りだけを紙にしておくと、スマホが壊れてもアカウントを失っても、その写真だけは残ります。祖父母に送る用や、玄関に一枚飾る用としても使えます。
プリントする10枚の選び方
- その年に一度きりの行事(入学・旅行・花火・帰省)から各1枚
- 家族全員が写っているもの(意外と少ないので優先)
- 子どもの顔がはっきり写り、表情が自然なもの
- 自分だけが好きな一枚(他人の評価は基準にしない)
また容量が一杯にならないようにするには?
整理は一度やって終わりにすると、半年で元に戻ります。減らし続けるより、入ってくる量を減らすほうが楽です。
- クラウドへの自動アップロードをオンにして、Wi-Fi接続時だけ動くようにする
- スクリーンショットは用が済んだその日に消す(レシートは撮らずにメモへ)
- 連写した日は、その日のうちにベスト1枚だけ残す
- 月に一度、5分だけ「重複項目」と「最近削除した項目」を見る日を決める
とくに効くのは3つ目です。連写は撮った直後なら「どれがいいか」が一瞬で分かりますが、3か月経つと全部同じに見えて選べなくなります。写真整理がつらくなる原因は枚数ではなく、判断を先送りしたことです。
写真整理は、一度に全部やる必要はありません。重複項目を開くだけの日があっていいですし、イベント当日に「容量がありません」で撮り逃すことがなくなれば、今日の15分は元が取れています。
よくある質問
スマホの写真を消したのに空き容量が増えないのはなぜ?
削除した写真は「最近削除した項目」に一定期間保管され、その間は容量を使い続けるためです。空き容量をすぐ増やしたい場合は、写真アプリ内の「最近削除した項目」を開いて完全に削除してください。
同じ写真が二重に入っているものをまとめて減らせますか?
iPhoneの写真アプリでは、アルバム一覧の「重複項目」から同じ写真を「結合」して1枚にまとめられます。判断が不要な作業なので、写真整理の最初にやると効率よく容量を空けられます。
Googleフォトとi<br>Cloudの無料容量はどのくらい?
Googleフォトの無料保存容量は15GBで、これはGoogleフォト・Gmail・Googleドライブで共有される枠です。iCloudの無料ストレージは5GBで、Apple Accountに初めてサインインした際に付与されます。どちらも超過分は有料プラン(Google One、iCloud+)で追加できます。
コンビニで写真をプリントするといくらかかる?
マルチコピー機のL判写真プリントは、ファミリーマートが1枚30円、セブンイレブンが1枚40円です。10枚プリントしても300〜400円程度で、思い立ったその日に店頭で受け取れます。
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