お彼岸の墓参り費用、5連休で高くつく3つの出費
画像出典: 写真: MIKI Yoshihito from Sapporo City,Hokkaido., JAPAN(CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)
お彼岸の墓参りでかかるお金は、お供え物3,000〜5,000円、お寺の合同法要のお布施3,000円〜1万円、僧侶に来てもらう場合の御車代5,000〜1万円が目安です。2026年は9月19日〜23日が5連休となり、この期間は高速道路のETC休日割引が適用対象外、新幹線のEX早特も設定除外日にあたるため、移動費は日程のずらし方で差がつきます。
お彼岸の準備は、毎年やっているようで「いくら用意すればいいか」を誰も教えてくれないまま来てしまうものです。少なすぎても失礼だし、かといって何万円も包むものでもない。その加減がわからないまま、当日を迎えることになります。
お金のかかるところは、実ははっきり分かれています。お供え物・お布施・移動費の3つ。この3つに目安の金額を当てはめてしまえば、総額はだいたい見えます。今年は連休と重なる分、移動費だけ少し事情が違うので、そこも合わせて整理していきます。
2026年秋のお彼岸はいつ?
お彼岸は、秋分の日を中日(ちゅうにち/お彼岸の真ん中の日)として、その前後3日ずつを合わせた計7日間を指します。2026年の秋分の日は9月23日(水)ですから、彼岸入りが9月20日(日)、彼岸明けが9月26日(土)です。
今年はここに大型連休が重なりました。敬老の日の9月21日(月)と秋分の日の9月23日(水)に挟まれた9月22日(火)が祝日法によって「国民の休日」となり、9月19日(土)から23日(水・祝)までの5連休が成立しています。秋にこれだけの連休が並ぶのは2015年以来、11年ぶりです。
つまりお彼岸の期間と5連休が、前半でぴったり重なっている年ということになります。帰省しやすい反面、道路も新幹線も混み合い、移動にかかるお金の条件も普段とは変わります。
お供え物はいくらが目安?
お盆やお彼岸のお供え物は、3,000円〜5,000円程度が金額の目安とされています。菓子折りや果物といった品物でも、現金でお供えする場合でも、同じくらいの水準で考えて構いません。
迷いやすいのが掛け紙です。お彼岸は慶事ではないので、「のし」は付けません。黒白または双銀の結び切りの掛け紙を使い、表書きは「御仏前(御佛前)」または「御供」とします。
- 予算は3,000〜5,000円で決め打ちする
- 掛け紙は黒白または双銀の結び切り(のしは付けない)
- 表書きは「御仏前」または「御供」
- 日持ちする個包装の菓子なら、法要後に分けやすい
- 兄弟姉妹で行く場合は、事前に誰が用意するか決めておく
品物を選ぶときは、集まった人で分けられるかどうかを基準にすると外しません。連休中は店舗も混みますから、掛け紙をその場で頼む前提なら、早い時間帯に動くほうが待ち時間は短く済みます。
お布施の相場は?いくら包めばいい?
お布施は「形式によって金額の幅が変わる」と考えると整理しやすくなります。よくあるのは次の3パターンです。
- お寺の合同法要に参加する彼岸会(ひがんえ)や施餓鬼会(せがきえ)など、お寺が主催してまとめて営む法要です。お布施の目安は3,000円〜1万円。
- 僧侶に自宅へ来てもらい読経のみ個別にお願いして読経だけをしてもらう形です。こちらも目安は3,000円〜1万円程度。
- 自宅で会食を含む法要を営む規模が大きくなる分、3万円〜5万円程度が目安になるケースもあります。
そして見落としやすいのが御車代です。僧侶に自宅やお墓まで来てもらう場合、読経のお布施とは別に、交通費相当として5,000円〜1万円程度を包む慣習があります。読経のお布施だけを用意していて当日あわてる、というのが一番ありがちな失敗です。
お布施の金額は、宗派・地域・そのお寺との関係の深さによって幅があります。ここに挙げた数字はいずれも各種案内が示す目安であり、全国一律の正解額というものは存在しません。判断に迷うときは、菩提寺(ぼだいじ/先祖代々のお墓があり、法要を頼んでいるお寺)に直接たずねるか、同じお寺に長く関わっている親族に聞くのが確実です。金額そのものより、当日に慌てないことのほうが大切です。
連休中の移動費、なぜ高くなる?
今年の移動費には、はっきりした事情が2つあります。
ひとつは高速道路です。2026年のシルバーウィーク期間(9月19日〜23日)は、NEXCO各社のETC休日割引が適用対象外となっています。連休だから安くなる、という前提で考えていると、想定より高くつきます。
もうひとつは新幹線です。EX早特7・EX早特21などの早特商品は、2026年9月18日〜23日が設定除外日にあたります。この期間の乗車には早特を使えないため、通常価格での予約になります。
移動費と時間を抑える日程のずらし方
料金の条件が決まっている以上、動かせるのは「いつ出発するか」です。ここが今年いちばん効くところです。
| 日付 | 混雑の見通し |
|---|---|
| 9月19日(土) | 下り(帰省)ピーク |
| 9月20日(日) | 下り(帰省)ピーク |
| 9月21日(月・祝) | ピークの予測に含まれない |
| 9月22日(火・休) | 上り(Uターン)ピーク |
| 9月23日(水・祝) | ピークの予測に含まれない |
JAF Mateの公表データをもとに作成
この期間、全国の高速道路では10km以上の渋滞が計279回発生する見込みとされています。9月22日の関越道上りでは、坂戸西スマートIC付近を先頭に最大40km、通過に約80分という予測も出ています。車で動くなら、上の表でピークとなっている3日を外して9月21日や23日の早朝に振り替えるだけでも移動時間は変わってきます。NEXCO東日本・中日本も、時間帯を分散した利用を呼びかけています。
新幹線の場合は、早特が使えるかどうかで料金そのものが変わります。設定除外は9月18日〜23日なので、連休の前後に日程をずらせるなら早特が使える日に戻せるということです。ずらせないなら通常価格での予約と割り切り、その分をお供え物の予算に回すほうが現実的です。
お彼岸の期間は9月20日(日)から26日(土)までの7日間あります。中日の23日にこだわらなければ、24日以降の平日夜や週末にお参りするという選択肢も残っています。法要の日程が決まっている場合は動かせませんが、家族だけでお墓参りをするのであれば、期間内に収まっていれば問題ありません。
今日から動く準備の手順
やることを順番に並べると、当日までの見通しが立ちます。
- 法要に出るかどうかを確認する菩提寺の合同法要に参加するのか、家族でお墓参りだけをするのか。ここで必要な金額の枠が決まります。
- お布施と御車代を分けて用意する合同法要なら3,000円〜1万円。僧侶に来てもらうなら御車代5,000円〜1万円を別の封筒で。まとめずに分けておきます。
- お供え物を3,000〜5,000円で決める掛け紙は黒白または双銀の結び切り、表書きは「御仏前」か「御供」。
- 移動日をピークから外す下り19〜20日、上り22日を避ける。新幹線は早特除外日(9月18〜23日)にかかるかを確認します。
- 兄弟姉妹と分担を決めるお供えが重複したり、誰も用意していなかったりが起きやすいところです。一言確認しておけば済みます。
- お供え物: 3,000〜5,000円
- お布施: 3,000円〜1万円
- 御車代: 僧侶に来てもらう場合のみ5,000円〜1万円
- 移動費: 休日割引・早特が使えない前提で見積もる
金額はいずれも目安です。地域や宗派、お寺との関係によって変わりますから、この枠を出発点にして、自分の家の事情に合わせて調整してください。何にいくらかかるかが先に見えていれば、当日に迷うことはほとんどなくなります。
よくある質問
2026年の秋のお彼岸はいつからいつまでですか?
2026年の秋のお彼岸は、9月20日(日)が彼岸入り、9月23日(水・秋分の日)が中日、9月26日(土)が彼岸明けの計7日間です。秋分の日を中日として前後3日ずつを合わせた期間を指します。
お彼岸のお供え物はいくらが相場ですか?
お盆・お彼岸のお供え物は3,000円〜5,000円程度が目安です。菓子や果物などの品物でも、現金でお供えする場合でも同じ水準で考えます。掛け紙は黒白または双銀の結び切りを使い、表書きは「御仏前(御佛前)」または「御供」とします。お彼岸は慶事ではないため、のしは付けません。
お彼岸の法要のお布施はいくら包めばいいですか?
お寺が主催する彼岸会などの合同法要に参加する場合は3,000円〜1万円が目安です。僧侶に自宅へ来てもらい読経のみをお願いする場合も3,000円〜1万円程度、会食を含む自宅での法要では3万円〜5万円程度が目安になるケースもあります。ただし宗派・地域・寺院との関係によって幅があり、全国一律の金額はありません。
2026年のシルバーウィークは高速道路のETC休日割引が使えますか?
使えません。2026年のシルバーウィーク期間にあたる9月19日〜23日は、NEXCO各社が実施するETC休日割引の適用対象外となっています。また新幹線のEX早特7・EX早特21なども9月18日〜23日が設定除外日にあたるため、この期間は通常価格での予約になります。
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