動画配信を家族で共有する時に決める5つの設定
画像出典: 写真: Donald Trung Quoc Don (Chữ Hán: 徵國單) - Wikimedia Commons - © CC BY-SA 4.0 International.(Want to use this image?)Original publication 📤: --Donald Trung 『徵國單』 (No Fake News 💬) (WikiProject Numismatics 💴) (Articles 📚) 09:23, 30 October 2019 (UTC)(CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons)
動画配信を家族で使うなら、最初に「誰がどのプロフィールを使うか」を決めるのが出発点です。子ども用プロフィールは年齢制限をかけ、大人用にはPINロックをかけておくと、視聴履歴もおすすめも混ざりません。マイリストはプロフィールごとに独立するので、家族の「あとで見る」が押し合いになることもなくなります。
動画配信サービスを世帯で契約したあと、最初につまずくのがトップ画面の乱れです。誰が何を見ても同じ画面に記録が残るので、おすすめが全員分の好みで塗りつぶされてしまう。そのうち「自分が見たかった作品がどこにあるか分からない」という状態になります。
正直なところ、これは使い方が悪いのではなく、最初の10分で設定を分けておかなかっただけです。逆に言えば、契約直後にいくつか決めておくだけで、あとからずっと快適に使えます。ここでは家族共有でつまずきやすい4つのポイント——プロフィール分け、年齢制限、PINロック、マイリストの運用——を順に見ていきます。
なぜ家族で共有するとおすすめが荒れるのか?
動画配信サービスのおすすめ表示は、そのプロフィールで何を見たかという視聴履歴をもとに組み立てられています。つまり履歴が1本しかなければ、家族全員の視聴が1つの好みとして扱われます。
子どもがアニメを20本見て、大人がドキュメンタリーを3本見た場合、システムから見れば「この人はアニメが大好きな人」です。大人が開いてもアニメが並ぶのは、仕様どおりに動いた結果なんです。
ここで覚えておきたいのがプロフィールという考え方です。1つの契約の中に、視聴履歴とおすすめが完全に別々に記録される「利用者の枠」を複数作れる仕組みで、Netflixの場合は1アカウントにつき最大5つまで作成できます。家族が4人なら4つ作れば、それぞれのトップ画面がそれぞれの好みで組み上がります。
プロフィールは、あとから履歴を仕分ける機能ではありません。視聴した時点でその枠に記録が入っていく仕組みなので、使い始めのタイミングで分けてしまうのがいちばん楽です。すでにしばらく使ってしまった場合も、今からプロフィールを作れば新しい視聴分から分かれていきます。
プロフィールはどう分けるのが正解?
人数分きっちり作る必要はありません。「テレビのリモコンを取り合う単位」で分けると考えると決めやすくなります。
- 大人:一人ずつ分ける(おすすめの精度が上がるのは1人1枠のとき)
- 小さい子ども:年齢が近ければまとめて1つでも問題は起きにくい
- 中高生:好みがはっきりしているので個別に用意すると喜ばれる
- 来客・親戚が使う可能性がある:一時用に1枠空けておくと履歴が守れる
名前の付け方も地味に効きます。「プロフィール1」「プロフィール2」のままにすると、結局みんなが手前のものを押してしまいます。実際の呼び名で入れておくと、押し間違いがぐっと減ります。
子どもが見る画面はどう制限する?
子ども用のプロフィールには、お子様用プロフィールという専用のモードがあります。これをオンにすると、年齢制限が「10+」以下の作品だけが表示される状態になり、そもそも大人向け作品が画面に出てこなくなります。
年齢のしきい値は「7+」「10+」「13+」といった段階で指定できるので、子どもの年齢に合わせて上げ下げできます。さらに、しきい値の範囲内であっても見せたくない特定の作品があれば、その作品を個別にブロックすることも可能です。
- 子ども用プロフィールを作るまずプロフィールを1つ追加し、子どもの名前を付けます。
- 年齢のしきい値を決める7+・10+・13+から、その子に合うものを選びます。迷ったら低めに設定して、あとから上げるほうが運用は楽です。
- 例外の作品を個別に指定する年齢的には通ってしまうけれど見せたくない作品があれば、個別ブロックで外します。
年齢制限はあくまで作品に付いたレーティングにもとづく仕組みです。「怖い演出が苦手」「特定のテーマが苦手」といった、その子だけの事情までは自動では拾えません。最初のうちは何を見ているかを一緒に確認して、必要に応じて個別ブロックを足していくのが現実的です。
大人用プロフィールを子どもに開かれないようにするには?
子ども用を用意しても、子どもが大人用のプロフィールを押してしまえば意味がありません。ここで使うのがプロフィールロックです。プロフィールごとに4桁の暗証番号(PIN)を設定して、その番号を入れないと開けないようにする機能です。
設定はアカウント設定から対象のプロフィールを選び、「プロフィールのロック」を開いてアカウントのパスワードを入力し、4桁のPINを決める、という流れです。重要なのは、子ども用プロフィールからはロック設定を変更できない点で、変更できるのは最初に登録した管理者のプロフィールだけです。子どもが勝手に解除する経路がありません。
PINを忘れてしまった場合も詰みません。「暗証番号をお忘れですか?」からアカウントのパスワードを入力すれば再設定でき、その際に登録メールアドレスへ4桁のコードが届きます。ここで気をつけたいのは、家族の誰かがメールを受け取れる状態だと、そこから解除できてしまうということです。管理者のメールは本人が管理しているものにしておきましょう。
PINをかける対象は絞ったほうが実用的です。毎回4桁を入力するのは思った以上に面倒で、面倒になると結局ロックしていないプロフィールで見るようになります。守りたいのは「子どもに開かれたくない枠」なので、そこだけにかけるのが続けやすい形です。
「あとで見る」が家族で混ざらないようにするには?
マイリスト(あとで見る)も、プロフィールごとに独立して保存されます。つまりプロフィールを分けた時点で、家族の「あとで見る」は自動的に分かれます。ここが共有運用でいちばん効いてくるところです。
そのうえで、家族で決めておくと後が楽になることが2つあります。
- 誰のプロフィールで何を見るか:家族一緒に見る作品を誰の枠で見るかを決めておく。決めずに毎回違う枠で見ると、そこだけおすすめが崩れます
- 家族共通の枠を作るか:週末にみんなで見る用のプロフィールを1つ用意しておくと、個人の履歴を汚さずに済みます
2つ目は特におすすめです。家族で見る作品は、一人で見たい作品とは傾向が違うことが多いので、混ぜると個人のおすすめが中途半端になります。「みんなの部屋」のような名前で1枠作っておくと、そこにファミリー向けのマイリストが自然にたまっていきます。
共有するときに気をつけたいことは?
プロフィールを増やせること自体は便利ですが、これは同じ世帯の中で使うことを前提にした仕組みです。離れて暮らす家族や友人と1つの契約を分け合う使い方は、サービス側の規約で扱いが定められており、想定された使い方から外れます。プロフィールが5つ作れることと、5人がどこでも使えることは別の話だと考えておくと安全です。
ここで紹介した設定の場所や名称は、サービス側のアップデートで変わることがあります。「アカウント設定の中に、プロフィールごとの制限とロックの項目がある」という構造を覚えておけば、画面が変わっても迷わずたどり着けます。細かい手順が合わない場合は、各サービスのヘルプで現在の名称を確認してください。
今日やるなら、この順番で
- 家族の人数分プロフィールを作り、実名で名前を付けるここが土台です。5分で終わります。
- 子ども用はお子様用プロフィールをオンにし、年齢のしきい値を決める迷ったら低めから。
- 大人用(管理者)にPINロックをかける子どもが開ける経路を閉じます。
- 家族で見る用の枠を1つ作る週末用のマイリストの置き場になります。
- 誰がどの枠を使うかを家族に伝える設定より、この共有がいちばん効きます。
全部やっても15分程度です。使い始めてから直すより、最初に決めてしまうほうが圧倒的に楽なので、契約したその日にやってしまうのがおすすめです。
よくある質問
動画配信のプロフィールはいくつまで作れますか?
Netflixの場合、1つのアカウント内に最大5つまでプロフィールを作成できます。プロフィールごとに視聴履歴とおすすめが独立して管理されるため、家族それぞれの好みが混ざりません。
子ども用プロフィールでは何が制限されますか?
お子様用プロフィールをオンにすると、年齢制限が「10+」以下の作品のみが表示されるようになります。年齢のしきい値は「7+」「10+」「13+」などから選べるほか、特定の作品を個別にブロックすることもできます。
子どもが大人用のプロフィールを開くのを防げますか?
プロフィールロック機能で、プロフィールごとに4桁の暗証番号(PIN)を設定できます。子ども用プロフィールからはロック設定を変更できず、最初に登録した管理者のプロフィールからのみ設定・解除が可能です。
マイリスト(あとで見る)は家族で共有されますか?
マイリストはプロフィールごとに独立しています。プロフィールを分ければ家族それぞれの「あとで見る」も自動的に分かれるため、誰かの追加した作品で自分のリストが埋まることはありません。
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