移動中に動画が観れない、出発前にやる4つの準備
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移動中に動画を観るなら、出発前にWi-Fi環境でダウンロードを済ませておくのが基本です。準備の要点は「端末の空き容量を確保すること」「画質設定で1本あたりの容量を調整すること」「ダウンロード済み作品の有効期限を出発直前に確認すること」「モバイル回線での自動ダウンロードをオフにすること」の4つです。ダウンロードの対応状況や作品数の上限はサービスごとに違うため、利用中のアプリの設定画面とヘルプで確認しておくと確実です。
長距離の移動は、動画を観るのにちょうどいい時間です。ところが実際に再生してみると、トンネル、地下、山あいの区間で読み込みが止まる。高速バスの車内Wi-Fiが混んでいて画質が落ちる。せっかくの時間が、待ち時間になってしまいます。
この問題は、移動中にどうにかするものではありません。出発前に、自宅のWi-Fiで観たいものを端末に保存しておく。これだけで、電波の有無に関係なく再生できるようになります。多くの動画配信アプリには、この「ダウンロード(オフライン再生)」の機能が用意されています。
ただ、当日になって「容量が足りない」「保存したはずの作品が期限切れで再生できない」とつまずく人は少なくありません。準備そのものは10分ほどで終わります。順番に見ていきます。
動画配信のダウンロード機能とは?
ダウンロード(オフライン再生)は、作品のデータを端末の中に保存しておき、ネット接続がない場所でも再生できるようにする機能です。動画を観るたびに通信する「ストリーミング」に対して、先にまとめて受け取っておくイメージだと考えてください。
注意したいのは、この機能がアプリ限定であることが多い点です。たとえばNetflixの公式ヘルプでは、ダウンロードに対応するのはAndroidのスマートフォン・タブレット、iPhone・iPad、Amazon Fireタブレット、Google Playストアを搭載したChromebookとされており、パソコンのブラウザで視聴しているだけでは保存できません。移動中に使う端末に、あらかじめアプリを入れておく必要があります。
また、保存できる作品数にも上限があります。Netflixの場合、広告なしプランはデバイスごとに最大100作品、広告付きプランは毎月15作品までという制限が公式ヘルプに記載されています。上限の考え方も、対応端末も、サービスごとに違います。ここではNetflixを一例として挙げていますが、利用中のサービスの仕様は必ず公式ヘルプで確認してください。
確認は簡単です。アプリで作品の詳細ページを開いたとき、下向きの矢印やクラウドのアイコン、「ダウンロード」というボタンが表示されていれば対応しています。作品によっては権利の都合で保存できないものもあるため、観たい作品ごとにボタンの有無を見ておくと確実です。
出発前にやることは?(4ステップ)
準備の中身は、突き詰めると4つだけです。前日の夜、自宅にいるうちに順番にこなしてしまうのが一番ラクです。
- Wi-Fi環境でダウンロードする自宅などのWi-Fiにつないだ状態で、観たい作品を保存します。モバイル回線で数本落とすと通信量を一気に消費するため、必ずWi-Fiにつながっていることを確認してから始めます。
- 端末の空き容量を確認する保存先は端末のストレージです。残りが少ないと途中で止まります。着手前に空きを見て、足りなければ写真のバックアップや不要なアプリの整理で確保します。
- ダウンロード画質を決める多くのアプリには標準画質・高画質などの選択肢があります。画質を下げれば1本あたりの容量が小さくなり、同じ空きでより多く保存できます。
- 出発直前に再生できるか確認するダウンロード済みの作品には有効期限があります。当日、機内モードにしてから1本開いてみて、ちゃんと再生が始まるかを見ておくと安心です。
この4つのうち、当日つまずく原因になりやすいのは2番目の容量と、4番目の期限です。それぞれ少し詳しく見ます。
容量はどれくらい必要?画質で調整するには
「何GB空けておけばいいのか」は、一番気になるところだと思います。ただ、ここには正確な答えを出しにくい事情があります。1本あたりのファイルサイズは、作品の長さ・画質設定・配信側の仕様によって変わるためです。
Netflixの公式ヘルプにも、画質ごとの具体的なファイルサイズの記載はありません。サブスク関連メディアが紹介している目安として、2時間程度の映画で標準画質なら約1GB前後、高画質なら約3GB前後という数字が挙げられていますが、これは非公式の参考値です。実際には作品によって上下します。
- 厳密に計算するより、余裕をもって空けておくほうが早い
- 移動時間が片道3時間なら、映画2本かドラマ4〜5話が現実的な量
- 足りるか不安なら、まず標準画質で保存してみる
- 1本落としたあとにストレージの残量を見れば、実際のサイズがわかる
最後の方法が確実です。1本保存して端末のストレージ設定を開けば、そのアプリが使っている容量が実測でわかります。あとはその数字を掛け算すれば、何本入るかの見当がつきます。
画質については、移動中の視聴なら標準で困らない場面が多いはずです。スマートフォンの画面サイズで、揺れる車内で観るなら、高画質の情報量はそれほど活きません。容量を節約して本数を増やしたほうが、時間を持て余さずに済みます。
タブレットの大きな画面で観る場合や、映像の作り込みを楽しみたい作品では、画質を下げると物足りなく感じることがあります。容量に余裕があるなら高画質を選んで構いません。「常に標準がいい」という話ではなく、空き容量と観る環境で決めるものです。
ダウンロードした作品はいつまで観られる?
ダウンロード済みの作品には有効期限が設定されています。Netflixの公式ヘルプでも、期限が切れると再生できなくなることが案内されています。期限の長さは作品ごとのライセンスによって異なるため、「◯日もつ」と一律には言えません。
この仕組みがある以上、早めに準備しすぎるのも安全ではないということになります。1か月前に保存しておいた作品が、出発当日には期限切れになっている可能性があるからです。
現実的な対策はシンプルで、出発の前日か当日の朝に、Wi-Fi環境でダウンロード一覧を開いて確認すること。期限が近いものや切れたものは、その場で再ダウンロードすれば元に戻ります。ただし再取得には通信が必要なので、家を出てからでは間に合いません。ここだけは家にいるうちに済ませます。
確認のついでに、実際に再生ボタンを押してみるのも有効です。機内モードにした状態で数秒だけ再生し、映像が出れば準備は完了しています。
通信量を使いすぎないための設定は?
ダウンロードは便利な反面、設定によっては意図せず通信量を消費します。特に気をつけたいのが自動ダウンロードの機能です。
これは、視聴中のシリーズの次のエピソードを自動で保存してくれる機能です。連続ドラマを追いかけているときは便利ですが、モバイル回線につながった状態で動作すると、外出中に知らないうちにギガを使ってしまいます。
- 「Wi-Fi接続時のみダウンロード」がオンになっているか
- 自動ダウンロード(次のエピソードの先読み保存)の設定
- ダウンロード画質の初期設定
- ストリーミング再生時のデータ使用量の設定
項目名はサービスごとに違いますが、多くのアプリでは設定メニューの中に「ダウンロード」または「データ使用量」といった区分があり、その中にまとまっています。旅行前に一度開いておけば、以降は気にせず使えます。
最後の項目は、ダウンロードではなくストリーミング側の設定です。移動中にうっかり通常再生をしてしまったときの消費を抑えられるので、あわせて見ておくと安心です。
移動の種類別に、どこまで準備すればいい?
必要な準備量は、移動手段と時間で変わります。目安として整理します。
| 移動手段 | 準備の目安 |
|---|---|
| 新幹線・特急(2〜4時間) | 映画1〜2本、またはドラマ3〜5話。トンネル区間が多いためダウンロード必須 |
| 高速バス(4時間以上) | 映画2本以上。車内Wi-Fiは混雑しやすいので当てにしない |
| 飛行機 | 離着陸時を除いた時間分。機内モードでも再生できるのがダウンロードの強み |
| 自動車(同乗者として) | 移動時間分+α。子どもと観るなら短めの作品を多めに |
どのケースでも共通するのは、予定より少し多めに用意しておくということです。渋滞や遅延で移動時間が伸びることはよくありますし、選んだ作品が思ったほど気分に合わないこともあります。選択肢が2〜3本あるだけで、待ち時間の質はかなり変わります。
帰りの分も忘れずに。行きだけ準備して、帰りは何もない状態というのはよくある失敗です。滞在先のWi-Fiが使えるなら現地で追加できますが、確実とは限りません。
準備がうまくいかないときの確認どころ
ダウンロードが途中で止まる、始まらないという場合、原因はだいたい絞られます。
- 端末の空き容量が残っているか(一番多い原因)
- Wi-Fiにつながっているか(設定でモバイル回線が制限されている場合)
- ダウンロード数の上限に達していないか(不要な作品を削除する)
- その作品がダウンロードに対応しているか(ボタンの有無を確認)
- アプリが最新版か(古いバージョンで不具合が出ることがある)
上から順に見ていけば、たいていはどれかに当たります。それでも解決しない場合は、利用中のサービスの公式ヘルプに端末別の対処が載っていることが多いので、そちらを確認してください。
準備を整えても、車内で眠くなったり、窓の外を眺めていたら着いていた、ということはよくあります。移動時間を必ず埋めなければいけないわけではありません。ダウンロードはあくまで「観たくなったときに困らない」ための保険として考えるくらいが、ちょうどいい距離感です。
準備の手間は、慣れれば数分です。一度アプリの設定を整えてしまえば、次からは観たい作品にダウンロードボタンを押すだけになります。電波を気にせず好きなものを再生できる移動時間は、想像以上に快適です。
よくある質問
動画配信サービスのダウンロード機能は、パソコンでも使えますか?
サービスによって異なります。Netflixの公式ヘルプでは、ダウンロードに対応する端末はAndroidのスマートフォン・タブレット、iPhone・iPad、Amazon Fireタブレット、Google Playストアを搭載したChromebookとされており、パソコンのブラウザでの視聴では利用できません。他のサービスは仕様が異なるため、利用中のアプリの公式ヘルプで対応端末を確認してください。
ダウンロードした動画は、何本まで保存できますか?
サービスとプランによって上限が決まっています。Netflixの場合、広告なしプランはデバイスごとに最大100作品、広告付きプランは毎月15作品までという制限が公式ヘルプに記載されています。上限に達した場合は、観終わった作品を削除すれば新しく保存できるようになります。
ダウンロードした作品はいつまで再生できますか?
有効期限があり、期限が切れると再生できなくなります。期限の長さは作品ごとのライセンスによって異なるため一律ではありません。出発の前日か当日の朝に、Wi-Fi環境でダウンロード一覧を開いて期限を確認し、切れているものは再ダウンロードしておくと確実です。
映画1本のダウンロードにどれくらいの容量が必要ですか?
作品の長さと画質設定によって変わります。参考として、2時間程度の映画で標準画質なら約1GB前後、高画質なら約3GB前後という目安が紹介されていますが、これは非公式の値で実際には変動します。正確に知りたい場合は、1本ダウンロードしたあとに端末のストレージ設定でそのアプリの使用容量を確認すると実測値がわかります。
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