忘年会カラオケの選曲、全員が知ってる曲の見つけ方
画像出典: ぱくたそ (© すしぱく)
忘年会のカラオケは、自分が歌いたい曲より「その場の全員が知っている曲」「合いの手や振りで参加できる曲」を優先すると場がまとまります。最新曲を押さえたいときは、DAM(第一興商)とJOYSOUND(エクシング)が公式に発表しているカラオケランキングを見るのが早道で、2026年上半期はDAM総合1位がVaundy「怪獣の花唄」、JOYSOUND楽曲総合1位が米津玄師「IRIS OUT」でした(いずれも2026年上半期の集計)。
忘年会のカラオケは、普段ひとりで歌うときとは別の難しさがあります。上司も後輩も同じ部屋にいて、音楽の趣味もバラバラ。好きな曲を入れたら自分だけが盛り上がっていた、という気まずさは正直なところ誰にでもあります。
ここで効くのは、歌唱力ではなく「その場にいる人が一緒に楽しめる曲かどうか」という一本の基準です。曲名を暗記する必要はなく、決め方さえ持っていれば当日その場で選べます。
忘年会のカラオケで失敗しない選曲の基準とは?
忘年会の選曲でまず切り替えたいのは、「自分が歌いたい曲」から「全員が一緒に楽しめる曲」へという軸です。カラオケの選曲を解説する記事でも、老若男女を問わず知名度の高い曲、そして振り付けや合いの手で参加者を巻き込める曲が、場を一体にする鍵として挙げられています。
逆に言えば、知名度と参加しやすさのどちらかが欠けると場は静かになります。難曲を完璧に歌っても、周りが知らなければ拍手で終わってしまう。そこを分けて考えると、選曲は一気に楽になります。
- サビを聞けば「あ、これ知ってる」と思う人が部屋の半分以上いる
- 合いの手・手拍子・簡単な振りなど、聞いている側にやることがある
- 一曲が長すぎず、転調や細かい歌い回しで止まらない
その場の年齢層はどう読めばいい?
同じ曲でも、部屋の構成で刺さり方が変わります。20代中心の二次会と、40〜50代が多い会社の忘年会では、共通言語になる曲が違うからです。
目安として、参加者がいちばん音楽を聴いていた時期を考えると当たりをつけやすくなります。10代後半から20代前半に流行った曲は、何年経っても反応が返ってきやすいためです。
ただし、世代で完全に線が引けるわけでもありません。エクシング社の「2025年 年代別カラオケ年間ランキング」では、10代の1位がポルノグラフィティ「サウダージ」で、20〜50代でも人気を集めていました。発売から年数が経っていても世代をまたいで歌われ続ける曲があるという一例で、こうした曲は年齢層が読めない席でも使いやすい候補になります。
最近みんなが歌っている曲は、どこで分かる?
流行りの曲を把握する方法として確実なのは、カラオケ機器の会社が自ら公表しているランキングです。DAM(第一興商)とJOYSOUND(エクシング)は年に1〜2回、公式サイトやプレスリリースで「総合」「アーティスト別」「新曲」「アニメ主題歌」など複数部門のランキングを発表しています。実際にカラオケで歌われた回数の集計なので、音楽チャートよりも「部屋で入れられている曲」に近い情報です。
- 公式ランキングを開く「DAM カラオケランキング」「JOYSOUND ランキング」で検索し、最新の発表を見ます。
- 総合とアーティスト別の上位だけ拾う上位数曲で十分です。全部を覚える必要はありません。
- 自分が歌えるものに絞る音域が合わない曲、歌詞を知らない曲は候補から外します。
- 1曲だけ予備を決めておく先に歌われてしまったとき用に、別の候補を頭に置いておくと慌てません。
| 部門 | 1位 |
|---|---|
| DAM総合 | Vaundy「怪獣の花唄」 |
| アーティスト別 | Mrs. GREEN APPLE |
| 上半期発売楽曲 | Mrs. GREEN APPLE |
| 上半期アニメ主題歌 | Mrs. GREEN APPLE |
第一興商の公表データをもとに作成(2026年上半期/調査期間2026年1月1日〜6月20日)
直近の発表では、2026年上半期のDAM総合1位がVaundy「怪獣の花唄」でした。アーティスト別・上半期発売楽曲・上半期アニメ主題歌の3部門では、いずれもMrs. GREEN APPLEが1位に入っています。
上の表のとおり、部門が違っても同じアーティストが並ぶことがあります。つまり、ひとつのアーティストの代表曲を押さえておけば、幅広い席で「知っている人がいる曲」として使えるということです。
JOYSOUNDの2026年上半期ランキングでは、楽曲総合1位が米津玄師「IRIS OUT」でした。2025年リリースの曲ですが、『チェンソーマン レゼ篇』の劇場主題歌への起用と第76回NHK紅白歌合戦でのパフォーマンスをきっかけに、2026年に順位を大きく上げています。アーティスト別総合1位はDAMと同じくMrs. GREEN APPLEで、同社の「2026年冬アニメ主題歌カラオケランキング」では、『葬送のフリーレン』Season2のオープニングテーマであるMrs. GREEN APPLE「lulu.」が1位に入りました。
なお、ここで触れているのはいずれも上半期の集計です。年間の確定版は例年12月から翌1月ごろの発表になるため、忘年会シーズンの時点では上半期の結果が最新の手がかりになります。
盛り上がる定番曲には、どんな共通点がある?
最新曲だけで組み立てなくても大丈夫です。忘年会や新年会向けの定番として紹介され続けている曲には、はっきりした共通点があります。歌っている人だけでなく、聞いている人に「やること」がある曲です。
たとえばYOASOBI「アイドル」は、テンポの速いサビとラップパート、インパクトのある決めポーズがあり、2025年にもリバイバル的な人気が続いていました。ななひら「POKÉDANCE」は振り付けが単純で覚えやすく、世代を超えて踊りながら楽しめる曲として挙げられています。
もう少し上の年齢層が多い席なら、H Jungle with T「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント〜」が大人数の飲み会で昔から定番です。大塚愛「さくらんぼ」、MAHO堂「おジャ魔女カーニバル!!」、ORANGE RANGE「イケナイ太陽」も、忘年会シーズンの人気曲として紹介されています。おジャ魔女カーニバル!!のように合いの手パートがある曲は、周りが自然に声を出せるので一体感が作りやすいです。
選曲の軸がここに定まると、練習の方向も変わります。音程を追い込むより、サビで手拍子を促す、合いの手の前にマイクを向ける、といった進め方のほうが場には効きます。
当日の歌う順番とふるまいは、どう決める?
曲が決まったら、残るのは出し方です。順番ひとつで同じ曲の受け取られ方が変わります。
- 一巡目は知名度の高い曲を置き、凝った曲は場が温まってから
- 続けて2曲入れず、ほかの人が入れる余白を残す
- デュエットや合いの手のある曲で、歌わない人も巻き込む
- 締めは全員が声を出せる曲にして、長いバラードで終わらせない
歌うのが苦手な場合も、立ち位置はあります。曲を入れる係、タンバリンを回す係、歌っている人に合いの手を返す係。場を盛り上げる役割は、マイクを持つことだけではありません。
ランキング上位の曲が、その場の正解とは限りません。参加者の年齢層が高めの席で最新曲だけを並べると、かえって距離が生まれます。また、歌うこと自体が負担な人に順番を回すのは逆効果です。ランキングは「知っている人が多い曲を探す材料」として使い、最終判断は目の前の部屋の様子に合わせるのが安全です。
当日までに全部を準備しなくても構いません。公式ランキングを一度のぞいて候補を2〜3曲メモしておく。それだけで、マイクが回ってきたときの気持ちはかなり変わります。
よくある質問
忘年会のカラオケで何を歌うか迷ったら、どう選べばいいですか?
自分が歌いたい曲ではなく、その場の全員が一緒に楽しめる曲を優先します。判断の目安は、サビを聞けば知っている人が部屋の半分以上いること、合いの手や手拍子・簡単な振りで聞いている側も参加できること、一曲が長すぎないことの3点です。
最近カラオケで歌われている曲は、どこで調べられますか?
DAM(第一興商)とJOYSOUND(エクシング)が年に1〜2回、公式サイトやプレスリリースで発表しているカラオケランキングで調べられます。総合・アーティスト別・新曲・アニメ主題歌など部門ごとに公表されており、実際にカラオケで歌われた回数の集計なので「いま部屋で入れられている曲」を短時間で把握できます。
2026年上半期にカラオケでよく歌われた曲は何ですか?
DAMの2026年上半期ランキング(調査期間2026年1月1日〜6月20日)では、総合1位がVaundy「怪獣の花唄」、アーティスト別・上半期発売楽曲・上半期アニメ主題歌の3部門の1位がMrs. GREEN APPLEでした。JOYSOUNDの2026年上半期ランキングでは楽曲総合1位が米津玄師「IRIS OUT」、アーティスト別総合1位がMrs. GREEN APPLEです。
歌が苦手でも忘年会のカラオケで役割はありますか?
あります。曲を入れる係、タンバリンなどの楽器を回す係、歌っている人に合いの手や手拍子を返す係はいずれも場の一体感に直結します。マイクを持たなくても参加の形は作れるため、無理に歌う必要はありません。
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