いろは堂エンタメ ← 戻る

デイキャンプ初心者が最初に買う道具は?3段階の始め方

2026年7月4日|いろは堂エンタメ編集部
公園でのピクニックの様子

画像出典: 写真: Eira Tansey(CC BY 2.0 / Wikimedia Commons)

この記事の要点
デイキャンプは日帰りで楽しむアウトドアで、近所の公園でピクニックをするような気軽さから始められます。装備がない人は「ピクニック→BBQ→デイキャンプ」の順に慣れていくのがおすすめで、道具はレンタルのある施設を使えば買わずに試せます。公園での火気利用は自治体ごとにルールが違うため、行く前に必ず公式サイトで確認してください。
😟
キャンプ、やってみたい。でもテントも焚き火台も持ってないし、何から買えばいいのかも分からない…

道具を買うのは、いちばん最後で大丈夫です。アウトドアの入口は、テントを張ることでも火を起こすことでもありません。まずは近所の公園に、シートを1枚持って座ってみるところから始まります。

正直なところ、いきなり一式そろえた人ほど、押し入れで眠らせてしまいがちです。デイキャンプ(日帰りで楽しむアウトドアのこと)は、宿泊を伴わないぶん持ち物が少なく、近所の公園でピクニックをするような気軽さから始められると紹介されています。だからこそ、段階を踏んで「自分が何を楽しいと感じるか」を確かめながら進めるのが向いています。

デイキャンプとは? 普通のキャンプと何が違うの?

デイキャンプは、泊まらずにその日のうちに帰るアウトドアのスタイルです。夜を越さないので、寝袋もランタンもテントも要りません。ここが、いわゆる「キャンプ」との一番大きな違いです。

朝に出て夕方に帰る。それだけで、外で過ごす時間としては十分に成立します。荷物が少なくて済むぶん手軽にキャンプ気分を味わえて、宿泊型のキャンプに進む前のテント設営や焚き火の練習にもなる、という位置づけで語られることが多いスタイルです。

デイキャンプが向いている人
  • アウトドアに興味はあるが、道具を持っていない
  • いきなり泊まりは体力的にも予定的にも重い
  • 家族や友人と、日中だけ外で過ごしたい
  • いずれ泊まりのキャンプもやってみたい

装備ゼロなら、どの順番で始めればいい?

おすすめされている進み方は、「ピクニック → BBQ → デイキャンプ」の3段階です。一段ずつ慣れていくことで、装備も知識も少しずつしか要りません。

  1. ステップ1:公園ピクニック持ち物はレジャーシートと飲み物、コンビニで買ったお昼だけ。火も使いません。「外で数時間過ごすのって、自分は楽しいのか」を確かめる回です。ここで日陰の位置やトイレの場所など、外遊びの土地勘がつきます。
  2. ステップ2:BBQ次は「火のあるアウトドア」へ。ただし自分で道具をそろえる必要はなく、コンロや炭がセットになったBBQ場を予約すれば手ぶらに近い形で体験できます。火を扱う感覚と、後片付けの手間の実感が得られます。
  3. ステップ3:デイキャンプここで初めて、タープ(ロープと杭で張る日よけ・雨よけの布)を広げて自分の居場所を作る段階に入ります。設営に慣れれば、宿泊キャンプはもう目の前です。

この3段階の良いところは、途中で止まってもいいことです。ピクニックが一番心地よかったなら、無理に火を使う必要はありません。

段階の切り替えは「1回に1つだけ増やす」

3段階をそのまま順に消化しようとすると、2回目でいきなり荷物が増えて疲れます。おすすめは、1回の外出で新しく増やす要素をひとつだけに絞ることです。

今回はチェアを1脚だけ足す、次は火を扱ってみる、その次はタープを張ってみる。増やした要素がひとつなら、うまくいかなかったときに原因もはっきりします。「今日は椅子があっただけで、こんなに長居できた」という手応えも、ひとつずつ足したときにしか気づけません。

🤔
ステップ3までいくなら、結局は道具を買うことになるんじゃ…?

道具は買わずに試せる? レンタルという選択肢

装備を持っていない初心者には、レンタル用品のあるキャンプ場や公園施設を使う方法がすすめられています。買う前に一度使ってみると、サイズ感や重さ、片付けの面倒さまで含めて分かります。

特にタープは、実際に張ってみないと「自分にはちょっと大げさだった」「もっと小さくていい」と気づけない道具です。1回のレンタル代は、買って合わなかったときの授業料よりずっと安く済みます。

最初にそろえるなら、この3点から

デイキャンプの基本装備としてよく挙げられるのが、タープ・テーブル・チェアの3点セットです。この3つがあれば、公園の一角が「自分たちの区画」になります。

道具役割
タープ日よけ・雨よけの布。張るのにペグ(布やロープを地面に留めるための杭)とハンマー(そのペグを打ち込む金づち)が必要
テーブル食べ物や飲み物を地面に置かずに済む。片付けが一気に楽になる
チェア座る場所。長時間の滞在では、地べたに座り続けるのは想像以上に疲れる

上の表の3点は、日差しを避ける屋根と、物を置く面と、座る場所という、それぞれ別の不快さを消してくれる道具です。暑さ、置き場のなさ、腰の疲れ。どれが自分にとって一番つらいかで、買う順番も変わります。

当日、その3点はどう並ぶのか

道具当日の置き方
タープいちばん最初に張る。四隅からロープを伸ばし、ペグで地面に固定して屋根をつくる
テーブルタープの影の中央に1台。飲み物と食べ物はここに集める
チェアテーブルの左右に人数分。太陽に背を向ける向きに置く

上の並びが、デイキャンプの基本形です。大きめの布が屋根のように張られ、その影の中にテーブルがひとつ、それを囲むように椅子がある。荷物やクーラーボックスはタープの下の奥へ寄せ、通り道だけ空けておくと、出入りのたびにロープに足を引っかけずに済みます。

この3点に加えて、食材を持ち込むならクーラーボックスが必須です。何も食べない「のんびり滞在」型でも、飲み物を冷やしておけるので用意しておくとよいとされています。

買う順番に迷ったら、チェアからで構いません。3点のうち、日帰りの快適さを一番はっきり変えてくれるのが座る場所だからです。

公園で火を使っていいの? ルールの確認方法

ここだけは、行く前に必ず確認してください。公園でのBBQや焚き火は、どこでも自由にできるわけではありません。

都市公園では条例により火気使用を禁止・制限している自治体が多く、市長が指定した場所だけ使用可能だったり、事前の許可が必要だったりします。河川敷公園でも、火災の恐れがあるため直火でのバーベキュー・焚き火を禁止し、管理者の定める利用規定に従うよう案内されているケースがあります。

一方で、東京都府中市の郷土の森公園バーベキュー場のように、公園内に指定エリア・予約制のBBQ場が用意されている例もあります。神奈川県のように、焚き火・テント・バーベキューについて場所ごとの可否や許可の要否を案内している自治体もあります。

「たぶん大丈夫」で行かないでください

ルールは公園ごとに違います。同じ市内でも、こちらの公園は指定エリアで可、あちらは全面禁止、ということが普通に起こります。初めて行く公園なら、施設の公式サイトか現地の案内板で「直火禁止」「指定エリアのみ」「要予約」のどれに当たるかを、出発前に確認しておきましょう。予約制のBBQ場は、休日だと埋まっていることもあります。

火を使わない選択も、じゅうぶんアリです

ルール確認が面倒に感じるなら、最初は火なしで割り切るのも手です。買ってきたお昼を広げて、クーラーボックスで冷やした飲み物を飲む。それだけでも、外で過ごす時間の気持ちよさは十分に味わえます。火は、やりたくなってからで遅くありません。

当日、何時に行って何時に帰る?

日帰りなので、時間の設計はシンプルです。設営と撤収にかかる時間を引き算して考えると、失敗しにくくなります。

初回のざっくりした流れ
  • 午前中に到着する(駐車場と日陰のいい場所が空いている)
  • 荷物を置いて、シートやタープを広げる
  • お昼を食べて、そのあとは特に何もしない時間をつくる
  • 暗くなる前に撤収を始める(片付けは思ったより時間がかかります)

初回はとくに、予定を詰め込まないほうがうまくいきます。「何もしない時間」を持て余すかどうかが、自分がアウトドア向きかどうかの一番正直な判定になります。

😌
なんだ、シート1枚から始めていいんだ

暑い時期に行くときの注意

夏場の外遊びで気をつけたいのが熱中症です。環境省の熱中症予防情報サイトでは、暑さ指数(WBGT)という指標が公開されています。これは気温・湿度・輻射熱(日射や地面からの照り返しなど)の3つの要素を踏まえた数値で、熱中症の危険度を判断する目安として提供されているものです。

令和8年度(2026年度)のWBGT暑さ指数・熱中症警戒アラート情報の提供期間は、4月22日から10月21日までです。暑い時期に出かける日は、気温だけでなくこの指数も見てから決めると判断しやすくなります。日差しの強い時間帯を避け、タープや木陰など日を遮れる場所を確保しておくことも大切です。

まとめ:最初の一歩は、シート1枚

デイキャンプは、道具をそろえた人だけの遊びではありません。宿泊を伴わない気軽さがあるからこそ、公園でのピクニックという「装備ゼロでもできる形」から地続きでつながっています。

次の休みに、近所の公園へシートを1枚持って行ってみる。それが実質、デイキャンプの第一歩です。楽しかったら次はBBQ場を予約して、その次にレンタルでタープを借りてみる。増やすのは1回にひとつだけ。買うかどうかを決めるのは、そのあとで構いません。

よくある質問

デイキャンプとキャンプの違いは何ですか?

デイキャンプは宿泊を伴わず日帰りで楽しむアウトドアスタイルです。夜を越さないため寝袋やランタンなどの宿泊用装備が不要で、持ち物が少なく手軽にキャンプ気分を味わえます。宿泊型キャンプに進む前の、テント設営や焚き火の練習の場としても位置づけられています。

デイキャンプ初心者が最初にそろえる道具は何ですか?

基本装備としてよく挙げられるのは、タープ・テーブル・チェアの3点セットです。タープを張るには、布やロープを地面に留める杭であるペグと、それを打ち込むハンマーも必要になります。食材を持ち込む場合はクーラーボックスが必須で、食事をしない滞在型でも用意しておくとよいとされています。ただし装備を持たない初心者は、まずレンタル用品のあるキャンプ場や公園施設を利用する方法がすすめられています。

公園で自由にバーベキューや焚き火をしてもいいですか?

できません。都市公園では条例により火気使用を禁止・制限している自治体が多く、市長が指定した場所のみ使用可能な場合や、事前の許可が必要な場合があります。河川敷公園でも火災の恐れから直火でのバーベキュー・焚き火を禁止している例があります。公園ごとにルールが異なるため、利用前に施設の公式サイトや現地の案内板で火気使用ルールを確認してください。

アウトドア未経験ですが、どんな順番で慣れていけばいいですか?

「ピクニック→BBQ→デイキャンプ」の順にステップアップする進み方が紹介されています。最初はレジャーシートと食べ物だけの公園ピクニックで外で過ごす感覚をつかみ、次に道具がそろったBBQ場で火を扱う体験をし、そのあとタープを張るデイキャンプへ進むと、装備も知識も少しずつで済みます。1回の外出で新しく増やす要素をひとつだけに絞ると、負担も原因もはっきりします。

※記事で使用した内容・数値は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。