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仕事でAIを使うなら最初に知っておきたい「入れていい情報・ダメな情報」

2026年6月14日|いろは堂AIツール編集部
この記事の要点
仕事でAIを使うときの大原則は「社外秘・個人情報・パスワード類は入力しない」の3つです。迷ったら「社外の人にそのまま見せられる内容か」で判断すれば、大きな失敗はほぼ防げます。この記事では入力NGな情報の具体例と入れていい情報との線引き、最初にやっておきたい安全設定を紹介します。
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AIに議事録を要約してもらいたいけど、顧客名がバッチリ入ってる…。これって入力していいの?

わかります。今月はAIの新モデル発表が相次ぎ、職場でも「うちもAIで効率化しよう」という空気が強まっています。一方で、何を入力していいかのルールは、意外と誰も教えてくれないんですよね。

実は、線引きの考え方はシンプルです。この記事では「入れてダメな情報」「入れていい情報」の具体例と、使う前に済ませておきたい設定を、順番に整理していきます。

なぜ仕事のAI利用にセキュリティの注意が必要なの?

理由は大きく2つあります。1つ目は、入力した内容がAIの学習に使われる設定になっている場合があること。個人向けの無料プランでは入力内容がモデル改善に使われることがあり、設定でオフにできるサービスが多いものの、初期状態のまま使っている人が少なくありません。

2つ目は、うっかり貼り付けによる情報漏えいです。AIの画面は気軽なチャットなので、つい社内資料を丸ごと貼り付けてしまいがち。「AIへの入力は社外への送信と同じ」と考えるのが、安全側の基本姿勢です

とはいえ、怖がって何も使わないのはもったいない話。ダメな情報さえ押さえれば、AIは仕事の強い味方になります。

AIに入力してはダメな情報とは?

まず「これだけは入れない」という3大NGを押さえましょう。

入力NGの3大カテゴリ
  • 個人情報:氏名・住所・電話番号・メールアドレス・顧客リストなど
  • 社外秘・機密情報:未発表の企画、契約書の中身、財務データ、取引先との交渉内容
  • 認証情報:パスワード、APIキー、社内システムのログイン情報

特に注意したいのが「うっかり混入」です。議事録やメールをそのまま貼り付けると、本文は問題なくても署名欄や宛先に個人情報が残っていた、というのが典型的な失敗パターンです。

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貼り付ける前に、名前や社名を「A社」「Bさん」に置き換えるだけでも、かなり安全になりますよ。

入力していい情報との線引きはどこ?

迷ったときの判断基準はひとつ。「この内容、社外の人にそのまま見せられるか?」です。見せられるなら基本OK、ためらうなら加工してから、が目安になります。

情報の種類判断の目安
一般的な知識の質問OK。むしろAIの得意分野
公開済みの自社情報OK。プレスリリースやWebサイトの内容など
社内資料の構成・文面の相談固有名詞・数値を伏せればOK
顧客名入りの議事録・メールNG。匿名化してから
未発表の企画・契約・財務データNG。要約したくても入れない

ポイントは「ゼロか100か」ではなく、加工すれば使える情報が多いということ。固有名詞をぼかす、数値をダミーに置き換える。このひと手間で、便利さと安全を両立できます。

使う前にやっておきたい安全設定は?

ツール側の設定も一度だけ確認しておきましょう。5分で終わります。

  1. 学習利用をオフにする設定画面で「モデルの改善に利用」などの項目を探してオフに。主要なAIチャットには、入力内容が学習に使われない設定やプランが用意されています
  2. 会社のルールを確認するAI利用ガイドラインの有無、使っていいツールと用途を確認。見当たらなければ上司に一言聞いておくと安心です
  3. 仕事用アカウントを分ける私用と混ざると履歴の管理が曖昧になります。仕事用は会社のメールアドレスで作るのが基本です
  4. 履歴の後始末を決める機密度が高い相談をしたら履歴を削除する、共有PCでは必ずログアウトするなど、終わったあとの習慣もセットで

会社にAIのルールがない場合はどうする?

正直なところ、「AI利用ルールがまだ存在しない」職場は珍しくありません。その場合は、「公開情報と一般的な相談だけに使う」と、自分ルールを一段厳しめに設定しておくのが無難です。

そのうえで、上司やチームに「こういう用途で使いたいのですが問題ないですか」と聞いておくと、あとからトラブルになりません。聞き方は重くなくて大丈夫。むしろその一言がルール整備のきっかけになれば、チーム全体への貢献にもなります。

そもそもAIに入れてはいけない業務もあります

医療・法務・人事評価など機微な情報を扱う業務では、「匿名化すればOK」と言い切れないケースがあります。取引先との秘密保持契約で、外部サービスへの入力自体が制限されている場合もあります。判断に迷うレベルの情報は「入れない」一択。便利さのためにルールを曲げるのは本末転倒です。

まとめ:線引きさえ持てば、AIは怖くない

仕事のAI利用は「社外秘・個人情報・認証情報を入れない」「迷ったら社外に見せられるかで判断」「学習オフ設定と会社ルールの確認」。この3点を押さえれば、リスクの大半は避けられます。

大事なのは、禁止で思考停止せず「安全に使う型」を持つこと。梅雨どきの在宅ワークのお供に、まずは公開情報の要約や文面の相談から試してみてください。

よくある質問

仕事でAIに入力してはいけない情報は何ですか?

個人情報(氏名・住所・顧客リストなど)、社外秘(未発表の企画・契約内容・財務データ)、認証情報(パスワード・APIキー)の3カテゴリが代表的な入力NGです。迷った場合は「社外の人にそのまま見せられる内容か」を基準に判断してください。

AIに入力した内容は学習に使われますか?

サービスやプラン、設定によって異なります。個人向けの無料プランでは入力内容がモデル改善に使われる場合があるため、設定画面で学習利用をオフにできるか確認しましょう。法人向けプランでは学習に使われない契約が一般的です。

顧客名入りの議事録をAIで要約したいときはどうすればいいですか?

そのまま貼り付けるのは避け、氏名や社名を「A社」「Bさん」などに置き換えてから入力してください。要約結果を受け取ったあとで、手元で実名に戻せば安全に活用できます。署名欄や宛先に個人情報が残っていないかの確認も忘れずに。

会社にAI利用のルールがない場合、勝手に使っても大丈夫ですか?

公開情報や一般的な相談にとどめ、業務データを入力する前に上司へ用途を確認するのが安全です。ルールがない状態こそトラブルの元なので、確認の一言が社内のルール整備のきっかけになれば理想的です。

※本記事は各サービスの公式サイトおよび公開情報をもとに作成しています。内容・数値は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。